二日月
二日月 [ いとうみく ]価格:1,404円(税込、送料込)2016年課題図書【中学年用】です。個人的に…共感しまくり(笑)序盤から涙が止まりませんでした。4年生の杏(あん)のウチに赤ちゃんが生まれた。杏も楽しみにしていた女の子。名前は芽生(めい)妹との生活を楽しみにしていた杏。だけど…芽生との生活は想像をはるかに越えるものだった。パパが言った。「芽生は障害が残るかもしれない。5歳まで生きられないかも…」と。どういうこと?障害って…なに?芽生は病気なの?入退院を繰り返す妹。妹につきっきりのママ。毎日の寂しい思いを杏が独りで堪え忍ぶ。でも、こらえきれずに涙がこぼれる。親友にも言えない気持ちが、自分自身を苦しめていく。杏たち家族は、小さな小さな一歩と1日を積み上げながら家族の絆を深めていく。4月から5年生になった杏が学芸会で主役をやることになった。そして…。「お姉ちゃん」として一生懸命家族の事を考えている杏の気持ち。小さな子供の命をつなぐ母親の気持ち。家族のために一生懸命なパパの気持ち。様々な立場の気持ちに共感し、号泣(笑)中学年用とは思えないくらいの感情移入をしてしまいましたが、読みごたえのある一冊でした。女の子にオススメしたい内容です。