私の赤ちゃん
先月、我が家にトイプードルの赤ちゃんを迎えました。
名前は「そら」
男の子です。
500gちょっとしかない小さい小さい赤ちゃんでした。
愛犬えりを8年で、その子供のももを3ヶ月で亡くしてからは、あまりの悲しさにもう二度とワンコを迎えることはないだろうと思ってました。
20年近く経ってもです…
でも、やっぱりそばに居て欲しいと思いはじめて。
これからの自分のやりたいこと(東京で映像のヘアメイクをしていく)を考えたら、やっぱり無理だと諦めていました。
でも、そんな先のことよりも、今をどうしたいかなんじゃないかと思えてきて。
でもでも、仕事ができるようになったらどれだけ寂しい時間を過ごさせることになるんだろうと思うと、いま動けない自分のそばで同じ時間を過ごし寄り添ってほしいと望むのは私のエゴなのかなとか…
いろんなことを考えました。
そんな中、父がプードルの赤ちゃんを見に行こうと言ってくれて、行ったのです。
ほぼ飼うつもりで見に行ったのだけれど、聞いていた話と違うことが多すぎて混乱してしまって。
どうしても不安ばかりが浮かんでしまい、泣く泣く諦めました。
それでも、自分の望む赤ちゃんに会いたくて、ネットをみていたら、出会ってしまった!
あちこち行けないので、妹が言っていたペットショップのHPを何気にのぞいたら、月齢も性別も、犬種も毛の色もぴったり望みに一致した子がいたんです!
翌日、漢方の先生のところへ行く日で、そこから近いペットショップで、ついでに会いに行けるというタイミングも重なり行ってみたら、ビビビときてしまい心が決まってしまって。
こうなると、できる理由しか浮かんでこないものなんですね~。
不思議なものです。
久しぶりにそんな感覚を味わいました。
そして我が家にそら君が来てから1ヶ月。
しつけに悩んだり、抱っこしてる腕から飛び出して床に落ちてしまったり、お腹に虫がいて体調崩したりと、ちゃんと育つか心配で、小さいころの写真をほとんど残せないまま、今は1250gまで成長しました。
自分も体調が悪いので、そら君のお世話もしんどく大変なときもあり
そら君の病気に悩み不安になり、また母の「だからお母さんはこういうことになるから飼うのは嫌だっていったんだ」が始まって…。
なんでいつも私がいろいろ考えて決めたことを、そうやって言うの!私が一生懸命考えて決めたことなんだから大丈夫だよって言ってくれないの!って、そら君のことをきっかけに、今までのこびりついている恐怖を全部吐き出すことができました。
これ、どうしても剥ぎ取りたかったんだと思います。
そら君のおかげですね。
言葉はなくとも、たくさんの愛をくれて、私の心に寄り添ってくれるそら君。
今を生きるということを教えてもらったように思います。
先のことはどうにでもなる、と思わせてくれたのもそら君でした。
自分の体調を崩したときは、やっぱり無理してしまったのかなぁ、今の私には無理なことだったのなぁと落ち込んだりもしたけれど、それ以上に与えられる愛の大きさに救われています。
そら君、私の元に来てくれてありがとう
たくさんの時を一緒に過ごしていこうね。