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2020年07月29日
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カテゴリ:牧場
今回は、芽室町・加納友喜さんの牧場で過ごすコマクインをご紹介します。



今年14歳。重賞制覇はなりませんでしたが、柏林賞、はまなす賞、ヒロインズCで2着。
鼻白でかわいらしい顔、スピードっぷり、2障害を頑張って越える姿などが人気の馬でした。



2014年に引退。ウンカイとの初仔コマサンブラック(牡4、青毛)が7月25日現在15勝。


2019年ばんえいダービーに出走

2番仔のコマサンダイヤはイレネー記念馬。





今年デビューした3番仔コマサンタカラは1勝しAクラス入り。



子どもたちが活躍を続けています。
コマサンダイヤは今週2日の3歳三冠レース1冠目、ばんえい大賞典に出走しますね。

加納さんも芽室町の名産スイートコーンなど、農業を営みながら25年、ばん馬を育ててきました。
十勝は今、秋小麦の収穫シーズン。ジャガイモは品種ごとに白や紫の花を咲かせています。





放牧地の前には畑が広がります

ばんえい大賞典、ばんえいオークスを制したワタシハスゴイや今も元気に活躍中のキタノサムライを生産しています。



2010年、キタノサムライの仔馬時代!

コマクインは現在、4番目の仔となるスギノハリアーの仔がいます。5月生まれなのに大きい!「よくこの腹から出てきたなってくらい大きかった」そう。



デビューした3頭は父ウンカイに似た青毛。当歳もスギノハリアーと同じ栗毛と、父馬の特徴を引き継ぐ馬を出す名牝です。そして全て牡馬。

驚くことに、コマクインは昼に一人で産んでしまうそう!
「夜はちゃんと(出産しないか)見ているんだよ…」といいますが、日が昇り、加納さんが畑に出ると一人で仔馬の世話をしているそうです。
サラブレッドに比べてばん馬は体が大きいため、人の介助が必要になることが多いですが、毎年安産というのはファンとしては安心ですね。



今年は10時頃、空をトンビが回っていたので、娘さんに聞いて見てもらうと脚が出ていたとか。
「キツネが近くで待ってるんだよ」。出産時に「後産」と呼ばれる胎盤などは栄養があるので、キツネのごちそうとなります(しかしキツネを介した病気の原因になるのですぐに処理しなくてはいけません)。
後産は馬プラセンタの原料として、業者に引き取られていますね。

道南出身の加納さんはもともと馬好き。仕事で十勝に来た時にも、牧場で馬の世話などを手伝っていました。
そして加納さんの結婚が決まると「結婚祝だ」と馬が贈られたそう! そこから馬との生活が始まったそうです。



今はコマクインのほかに、コハルとインフィニティーの仔の親子2組。自宅そばの放牧地で過ごしています。
コマクインはコハルの仔にもお乳をあげるそう! 母馬はほかの仔が近づいてくると耳を絞って追い払うことが多いですが、優しい馬なのですね。
とても懐っこくてかわいいです。コハルも仔馬たちもです(笑)



以前は夏の間、近くの河川敷に放牧されていました。とても美しい場所でしたが、2016年8月の台風10号が直撃、河川敷は流木がなだれ込みました。このときは台風直前に避難して親子3組の馬たちは無事だったそう。
「汽車ぽっぽで運んだんだ」。これは道南で昔行われてた、馬の荷物を運ぶ駄載(だんづけ)でよく行われる、しっぽと無口をつなぐ方法のことです。
道路を馬が並んで歩いていたらびっくりしますよね。放牧地と牧場を移動する時は、いつもこの方法だったそうです。



5年前、河川敷放牧地のコマクイン


だいぶ当時の爪痕は目立たなくなりましたが、美しい放牧地でした。
今の放牧地も小川が流れるきれいな場所です。



加納さんの目標は、「ヨウテイクイン、ニセコクインを出したニセコの堀忠一さんのように、生産馬できょうだい対決を見たい」。近い将来見られそうですよね。
コマクインのファンの方なら見学OKとのことです。


文/小久保友香
写真/小久保巌義






最終更新日  2020年07月29日 13時00分08秒



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