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カテゴリ:今週の注目&回顧
14日(金)の夜から翌朝にかけて、まとまった雨が降った帯広。
その雨の水を含み、8月15日(土)の開催は馬場水分2.2%からスタート。最高気温が20.4度と低く、馬場は乾く事が無くメインでも2.0%と高い値でした。 久々1日を通して、いかにも軽い馬場の上で早いレースが多い印象でした。 が、翌日は昼すぎに気温が30度を超え、一気に夏の暑さに。馬場水分は2.0%からスタートし、前日に続き高い値でしたが、馬場の表面が乾き渋そうなレースが多く行われました。それでも、日が落ちはじめる第8R辺りからは、メンバー的な事もあると思いますが比較的早い時計が出だしました。 メイン第10Rの時は馬場水分1.7%でした。この値で今年の「ばんえいグランプリ」が行われました。 今年からBG1からBG2に格下げされ、重量が前回の古馬の重賞「旭川記念」から来る馬達は変わらないか、増えても10キロ。 去年ばんえいグランプリを制したコウシュハウンカイは、 旭川記念(770キロ) → 北斗賞(790キロ) → ばんえいグランプリ(810キロ)と、その前の重賞から20キロ増えたのに対し、今年は2走前の旭川記念と同じ荷物で出走しました。 これは例年の暑い夏の時期を考慮しての格下げであり、仕方がない所とは思います。 今年はコロナの影響で生産者の表彰が当日に無かった事もありますが、生産者の祭典とか、夏の大一番とか、今年はレースに対して素直に思えなかった方も多いように思います。 それでもファン投票1位のオレノココロが回避したものの、5歳~10歳馬の9頭。好メンバーが揃いました。 レースは全馬一斉にスタートを切ると、先行したセンゴクエースが第1障害で膝をつく場面が。 他の各馬はメジロゴーリキを先頭に、すんなり1障害を降り刻みながら第2障害へと向かいます。 最初に2障害に来たのはコウシュハウンカイ。その後ミノルシャープ、メジロゴーリキなどが次々と集まります。 じっくりと息を整え、最初に仕掛けたのはミノルシャープ、そしてコウシュハウンカイが登っていき、 すんなりとミノルシャープが第2障害を先頭で降りると、すぐさまコウシュハウンカイが続きます。 後はメジロゴーリキ、キタノユウジロウらが続きますが、先頭を行くミノルシャープは力強い歩きを見せ、そのままの勢いでゴール。北斗賞、旭川記念に続きの勝利。重賞3連勝しました。 ※主催者から頂いた写真です コウシュハウンカイも、しっかりとした脚で歩きましたが前が止まらず2着。ばんえいグランプリ連覇とはなりませんでした。3着にはメジロゴーリキが入り復調を見せてくれました。 勝利したミノルシャープを管理する大友栄人(おおとも・えいと)調教師は「ばんえいグランプリ」を10年ぶり5度目の制覇。騎乗した島津新(しまず・あらた)騎手は初制覇となりました。お二人のインタビューはこちらから。 ↓ ↓ ↓ ↓ 第32回ばんえいグランプリBG2 上位から6歳馬、10歳馬、6歳馬と世代交代を感じる今季ここまでの古馬戦線。 これから、どんな戦いを見せてくれるのか…。今から秋が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月18日 17時00分27秒
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