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カテゴリ:牧場
田山産業の草ばん馬競技大会に合わせ、道南にいるばん馬たちに会ってきました。その時の様子を2回に分けてご紹介いたします。
まずは、日本海側の八雲町熊石にある大竹さんの牧場へ。キサラキクが繁殖入りしています。 昨年訪れた様子です ばんば牧場便り【 Vol.010 】キサラキクがいる八雲町・大竹さんの牧場 https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/201905300000/ そのキサラキクは、今時期は熊石から少し南にある厚沢部町の共同牧野に放牧されているそう。 「草ばん馬に出る馬を、海岸で運動しているよ」と聞いたので、まずは熊石へ。 以前もご紹介しました通り、海岸調教は美しくて大好きな景色です。 夜明け前の午前5時。つなぎ場に1頭の馬が。真っ暗な中ライトを頼りに馬具をつけています。 草ばん馬に出るということは1歳馬なのかな? と思っていましたが、1歳にしては大きなシルエット。 近づいて見ると……この特徴は。 ライデンティダでした! 道南で種牡馬入りしていたのですね。 こちらの馬運車で運動場所まで移動します。 ここからスタート 少しずつ明るくなってきました。熊石の町並みをバックに、砂浜を歩きます。大竹さん(左)も一緒についていきます 障害練習は自然の砂山。かけ声とそりを引く音、波の音だけが響きます。 この日は前日なので軽めの調整でした。終わって人馬ともに一休み。 海水で脚を洗い、家ではシャワーもしてもらって、明日に備えます。 結果、草ばん馬では見事1着を取りました! 大竹さんの牧場は見学も可能とのことです。 さて、キサラキクは厚沢部町の放牧地で過ごしています。 今回、取材のため許可を得て撮影させていただきました。 夏にばん馬が放牧する理由についてはこちらをご覧ください ばんば牧場便り【 Vol.26 】夏の放牧 https://plaza.rakuten.co.jp/baneiblog/diary/202006240000/
この日は熊石から南下して、江差町にいる馬たちに会ってから厚沢部まで行きました。江差の模様は次回お伝えします。 厚沢部では、近隣の牧場の仲間たちも合わせて20頭ほどとの共同生活。 この放牧地、かなり坂が急なんです…。馬は見えているのに、ここにたどり着くまで息切れ…。 馬たちはここで歩いて運動し、体を鍛えていくのでしょう。 いた! キクちゃんは見えているのに、1つ谷を越えて向かわねばなりません。 小川も流れていて馬にはいい環境なのですが、泥に埋まって大変(汗) キサラキク。 残念ながら流産してしまったそう。今はゆっくり過ごしてほしいです。 みんな、キンミズヒキの実をいっぱいつけておしゃれしていますね。 大竹さんの牧場にいるドウナンカツヒメ。魚目と流星の形、短い脚などが特徴的でかわいいです。 突然大移動! せっかく山超えてきたのに、軽々と戻られてしまったよ~(笑) 十勝だと11月には牧場に戻りますが、暖かい道南は12月を過ぎてもまだ放牧地にいるそうです。 この後、渡島半島を横断して北斗市の「きじひき高原」に行こうと思ったのですが雨が降ってきてしまったので断念。 天気が良ければ、展望台からは津軽海峡や函館山、駒ヶ岳、北海道新幹線の高架橋などを望める絶景が広がります! しかも、ここには馬が放牧されているのです。 昨年の写真。このときはたまたま展望台近くに馬が放牧されていました。 放牧地の多くは奥地にあるし広すぎて、外から馬を見られるチャンスはそうないのてすが、 きじひき高原は馬を見られる数少ないスポットだと思います。(頭数はそんなに多くないですが…) 毎年位置はばらばらですが、たいてい馬がいる姿を見ることはできました。 取材/小久保友香、小久保巌義 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月25日 17時23分17秒
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