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2021年1月2日から始まった、お正月開催。
まず2日は新年恒例の高重量戦「帯広記念」が行われました。 スタートすると出走馬8頭が、何度も刻みながらゆっくりと進みます。道中序盤でミノルシャープ、コウシュハウンカイが先行すると、中盤からはキタノユウジロウ、オレノココロも先行集団に加わります。その他メジロゴーリキらは後ろから進み、第2障害に着きます。 いつも以上に第2障害で長く息をいれ、最初に仕掛けたのはキタノユウジロウ。オレノココロ、コウシュハウンカイが続きます。各馬何度も止まりながら、一歩また一歩と障害に挑む中、コウシュハウンカイだけは流石の障害力を見せ一腰で越えます。 その後、メジロゴーリキ、キタノユウジロウ、ミノルシャープ。そして5番手でオレノココロが障害を降ります。先に下ったコウシュハウンカイは5馬身ぐらいのリードがありましたが、ゴール手前で10Mから少し脚色が鈍り始め、オレノココロ、メジロゴーリキ。そしてキタノユウジロウが前に迫ります。 すると、正にゴール線上でコウシュハウンカイが失速。オレノココロが差し切り、連れてメジロゴーリキがゴール。コウシュハウンカイは後わずかの所で止まりキタノユウジロウが入線し3着。立て直してコウシュハウンカイは4着。 勝ったオレノココロは、これで帯広記念4度目の制覇。そして重賞25勝目で「重賞最多勝記録」をまたまた更新しました。 ※主催者から頂いた写真です 管理する槻舘重人(つきだて・しげと)調教師は「帯広記念」を2年振り6度目。騎乗した鈴木恵介(すずき・けいすけ)騎手は2年振り5度目の制覇としました。お二人のインタビューはこちらから。 ↓ ↓ ↓ ↓ 第43回帯広記念BG1オレノココロ それにしても、今年の帯広記念の出走馬は「ばんえいらしい」ゴール前を見せてくれました。 翌日、1月3日には第14回天馬賞(BG1)が行われました。 4歳(明け5歳)の重賞3冠線のハンデなしの3冠目。スタートから全馬スムーズに第1障害を越えていくとメムロボブサップが前々で流れを作ります。 それをアオノブラック、インビクタ、コマサンエースらが追いかける展開。メムロボブサップが先頭を譲らないまま、第2障害に着くと先頭で仕掛けます。 すぐにアオノブラック、インビクタも続きますが、先にクリアしたメムロボブサップがそのまま逃げ切りを図ります。なんとか差を縮めたいアオノブラックですが中々差は詰まらず。メムロボブサップは一歩も譲らずそのまま押し切り勝ち。3歳3冠に続いて、4歳シーズンでも3冠を達成しました。 ※主催者から頂いた写真です。 2着にはライバルのアオノブラック。少しづつメムロボブサップとの力差を詰めてきたようにも思いましたが現時点ではノーハンデでは勝てませんでした。3着には後続馬の集団を抜け出したジェイエースが入りました。こちらは、調子を戻してきたようです今後が楽しみですね。 勝ったメムロボブサップは2歳で「イレネー記念」、3歳で「ばんえいダービー」、あけ5歳で「天馬賞」と全ての世代BG1レースを制覇。キタノタイショウ、センゴクエースに続く歴代3頭目となりました。 管理する坂本東一(さかもと・とういち)調教師、騎乗した阿部武臣(あべ・たけとみ)騎手は「天馬賞」初制覇。お二人のインタビューはこちらからどうぞ。 ↓ ↓ ↓ ↓ 第14回天馬賞BG1メムロボブサップ 阿部騎手の勝負服に合わせた紫のマスク。カッコ良いですね★ さて、本日1月5日・6日とお正月開催は続いてますので、引き続きばんえい競馬をお楽しみ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月05日 11時57分19秒
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