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2021年03月10日
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カテゴリ:牧場
青森県の下北半島北東端にある尻屋崎には、「寒立馬」と呼ばれる大きな馬が放牧されています。20数頭の繁殖牝馬がおり、夏は種雄馬も加わって、自然に過ごす姿が観光資源となっています。





寒立馬の光景として目に浮かぶのは、雪の中じっとたたずむ姿ではないでしょうか。
カモシカが雪の中じっとしている姿を、マタギの言葉で「寒立ち」といいます。1970年、尻屋小中学校の校長先生が詠んだ句「東雲に 勇みいななく 寒立馬 筑紫ケ原の 嵐ものかは」が「寒立馬」の由来です。







寒立馬の撮影のため、2月にフェリー(ほとんど人がいない!)を使って東北へ向かいました。
冬季は「アタカ」と呼ばれる越冬地で過ごしています。

南部馬を先祖とする田名部馬にブルトンやペルシュロンを掛け合わせ、大型化してきました。ばんえいの競走馬ほど大きくはないですが、ずんぐりむっくりとしてかわいらしく、それぞれ名前がついています。
天気予報を見て、雪が降りそうな日を狙ったのですが、寒くて細かい雪は強い風に飛ばされてしまいました。





寒立馬は観光地ということでもちろん見学可能です。
馬たちは草原や林の中、海沿いなど広い場所をを自由気ままに移動しているため探すのに一苦労。見つけるとたいてい固まっているのですが…。インターネットの検索窓に「寒立馬」と入れると、「寒立馬 いない」と出てきます(笑) 探すのが楽しい!
それに比べると、アタカにいる時期は探しやすいです。


海沿いにもやってきました

さて、種馬はどのような馬かというと、ほとんどが家畜改良センター十勝牧場出身の馬たち。放牧されていない時は近くの村営牧場にいます。


昨年までは、競走馬の血統表でも見かけるペルシュロンの士令でしたが、昨年亡くなったとのことで、今年新しくペルシュロンの「得圭」がやってきました。まだ3歳。若くて元気!
遠くから走ってきて、びっくりさせる、というのをやってきます笑







少し前に種馬だったブルトン種「蛉鎧(れいがい)」もいました。





これまで種馬にはブルトンが多かったため、繁殖牝馬となった馬たちも栗毛が多いです。これからはペルシュロンを継ぐ、芦毛や青毛の馬が増えてくるのでしょう。

さて、アタカの帰りに六ヶ所村にいるファーストスターに会ってきました。
ファーストスターといえば、ばんえい記念に出走した2015年、時間をかけながらの感動的なゴールを覚えている方も多いでしょう。



大藤工業の敷地内にいるファーストスターは、青森や道南の馬力大会で活躍。
昨年はコロナ禍でほとんど大会が中止。大藤工業が主催する大会も中止になってしまいました。




道南の草ばん馬に登場しました。そりには乗らない「東北方式」。

活躍の場がなかったのでは……と思っていたところ、昨年から種牡馬生活をスタートさせたそうです。コロナ禍ということもあり遠くまで種付けには行けなかったそうですが、今年初仔も生まれる予定です。
ばん馬の種馬はスリムになります! 種付けも上手とのこと。「ホシくん」と呼ばれ、かわいがられています。







三沢では、ファーストスターが2012年の天馬賞を勝った時のオーナー小向さんに、当時の写真や馬具を見せてもらいました。
名前入りの背吊りと頭絡!かっこいい。ばんえい記念でもつけていたそうです。愛情を感じますね。







大きな写真とレイが飾られています。




取材/小久保友香・小久保巌義






最終更新日  2021年03月10日 14時24分35秒
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