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カテゴリ:牧場
先日、別海町産業祭の馬事競技大会を見てきました。年に1度、9月中旬頃に行われます。 土曜日は乗用馬、日曜は草ばん馬。駈歩や速歩などの草競馬と繫駕レースは道内でもここだけ。 このタイミングで、別海町内の坂脇牧場さんへお邪魔しました。 3年前にも訪れた牧場さんです。2018年から馬の生産を始め、今では生産馬も競馬場で走り出し、繁殖牝馬も増えてきました。 以前訪れた時の記事(下のほうにあります) 珍しい両目が魚目(さめ)のメメノチカラも元気です。 その娘たち、ムムノチカラ、ミミノチカラも帰ってきました。 左からムム、ミミ、メメです ムムノチカラのお腹にはブチオとの子がいるそう。ブチの期待が高まります……! 昨年牧場に来たのが、毛色がきれいなヒカルファンタジーです。ニセコ生まれで、2009年のクインカップを勝ったユーファンタジーの子。 ヒカルファンタジーの現役時代 コウシュハレガシーとの初仔がいました。お腹にはキタノキセキとの子がいるそうで、うれしい!! ヒカルファンタジーは日本馬事協会が購入した繁殖牝馬を、生産地に貸し付ける生産促進事業の馬です。 坂脇さんのような、新規に生産を始めた方が新たな血統と出会えるのは素晴らしい事業です。 和牛の生産を行う坂脇さんは浜中町の乗馬施設で馬にハマり、「乗るなら北斗の拳のような重種馬に」とばん馬を飼いはじめました。 酪農に従事されている方は、全く関係ない仕事から始めるよりはハードルが低いように感じます。 でも「馬に興味がない人が多い」そう。中央競馬は好きだし、ポニーをペットとして飼っている人はいても、なかなかばん馬を飼うまでには至らないそうです。 坂脇さんは「まだ素人で、何か新しいことが起きると師匠に聞いている」そう。 馬の大先輩が近くにおり、頼れる人がいる環境にあるのはもちろんですが、それだけではない坂脇さん自身の学び、情熱、愛情を感じています。 今後の活躍を期待しています! さて、近くにいるキタノキセキに会いに、粂川牧場さんにもお邪魔しました。 変わらない、かわいらしい瞳。今も若々しいです。 とても受胎率が良く、15頭ほど付けたそう。アンローズの血をつないでほしいです。 今年初産駒のソバコが頑張っていますね。キセキくんの厩舎の隣にはそば畑が広がっていました。 撮影を終えたら「もういいわよね」と言わんばかりに、 放牧地の奥に走って行ってしばらく帰ってこなかったヒカルファンタジー親子です(笑) 取材/小久保友香・小久保巌義
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最終更新日
2024年09月28日 13時59分17秒
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