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2025年12月25日
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カテゴリ:牧場
先日、置戸町に行ってきました。置戸町、ご存じですか。人間ばん馬が有名な町です。
キャラクターのおけばんばくんもかわいいですよね。



このことからも、馬が丸太を運んできた歴史がある町ということはわかりますが、今は馬の生産農家は1軒いるか、いないかだそう。
その置戸町に4月、新しく馬がやってきたということで、会いにいってきました。
ばんえい競馬とは直接関係はないのですが、ばん馬が活躍した地域ということで、ご紹介いたします。

場所は、今は閉校となった境野小跡。到着すると、校庭に馬場ができています。角馬場と丸馬場一つずつ。
木がある場所には馬が放牧されていて、いい活用方法です。





馬を担当している、地域おこし協力隊員の八木一馬さんにご挨拶。それまでは苫小牧市の地域おこし協力隊員で、木育や自然体験のほか、馬を使った林業などを行ってきました。町内で農業と林業を行う瀬口農産の従業員という形で、八木さんと、菊地莉奈さんの隊員2人で馬の世話をしています。
着いたときは菊地さんがナナに乗っていました。ナナはばん馬とフリージアンの子。昔、道南にいたころに会ったことがある馬で久しぶりの再会でした!!あちこちで仕事をする、素晴らしい馬です。





こちらには、ナナのほかにポニー2頭、ドサンコ2頭、ドサンコとハフリンガーの子(馬関係者はどさリンガーと呼びます笑)とその子、計7頭がいます。八木さんからの話を聞くと、人の縁がうまく巡り巡って、ここで馬が過ごすことになったことがわかります。





放牧地には土俵! 昔千代大海?が巡業で来た時に周りの人が作ってしまったそうです(笑)



置戸はおもしろい人が多いとか(笑)
境野小もとてもきれいなので、今年くらいに閉校になったのですか?と聞くと17年前だそう!!
状態の良さに驚いていると、町の人が「いつか何かに使えないか」ときれいにしたまま保ち続けていたそうです。
そろそろやめようか…というタイミングで馬がやってきたそう。
置戸町はなだらかな丘があり、地形を利用して馬を鍛えよう、と考えていた方もいたそうです。



今後は馬によるセラピーや児童デイサービスなどを考えているそうです。奥様は保育士で、菊地さんも保育士の資格を取って夢に近づいています。お子さまも馬と一緒に散歩して、素敵な光景です。
瀬口農産さんも馬が好きだそうで、2人の活動を後押ししてくれています。
置戸高校は福祉科の学校ですし、いろいろと活動が広がるかもしれません。
でもやはり置戸といえば林業。馬搬もいずれは、と話していました。人間ばん馬に馬がいたら、と夢は広がります。



人も馬も、うまく行く時って、こういう風に流れがくるんだな、と思います。
「馬で何かしたい」という方はいても、なかなかうまく進まないこともあって、馬で何かを行うことの難しさを感じています。
でもここでは、馬への思いがうまく巡り、馬が活躍した場所としての土壌を感じます。

郷土資料館は冬季はお休み、ということで図書館に行ってきました。とてもキレイな図書館です。その先に役場や旧置戸駅、「人間ばんば」の会場があります。


雪に埋もれていた人間ばん馬会場

八木さんに「軍馬の資料がある」と聞いていたのですが見つけられず…ただ、郷土史を読みながら置戸と馬の歴史を知ることができました。
大正2年には神社で競馬会が行われ、昭和7年には種付け所が開設。馬は2000頭ほどおり「馬の下置戸」といわれたそうです。馬に関心がある人が多く、品評会では上位を独占。名馬が多く、結果多数の馬が軍馬として買い上げられていったそうです。皮肉なものです…。
昭和27年には第1回ばん馬大会が開かれ、100頭ほどが出場。女性騎手レースもあったそう。昭和31年には馬が1306頭いましたが、徐々に減りばん馬大会は昭和40年に終了。昭和51年に馬は61頭となりました。その翌年、52年に人間ばんばの前身となる夏祭りのイベント「バチ曳き合戦」が行われます。

これらの歴史がわかるのは、郷土史がしっかりしているのもありますが、2024年12月をもって休刊となった「置戸タイムズ」の存在が大きいです。馬のことをどこまで郷土史に載せているかは、町によってかなり差があります。当たり前すぎるのか、馬のことがあまり載っていない町も。北海道の馬の歴史をさらにひもといていければ、と思っています。



取材/小久保友香





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最終更新日  2025年12月25日 18時15分48秒



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