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牧場

2019年04月25日
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カテゴリ:牧場
2月、帯広市のばんえい牧場十勝で、種牡馬になる馬たちの検査が行われました。
誰でも登録すれば種牡馬になれるわけではありません。何度も検査を行って認められてはじめて、種牡馬となれるのです。
(農用馬は「種雄馬」と呼ぶことが多いですが、競馬ファンの方には「種牡馬」の方がなじみがあると思いますので、文中も種牡馬と表記します)
この日は引退したばかりのジェイワンの検査が行われました。
楽天ブログが一定の単語を掲載するとアップできないため、言葉を換えています。家畜について詳しい方は違和感があるかもしれませんがご了承ください。



牡馬は、牝馬を見るとすぐに種付けできるものだと思っていましたが、そんなことはないそうです。
実は、前日の検査がうまくいかずにこの日は2日目でした。「3、4日かかる馬いるよ」とのこと。そのまま種牡馬になれない馬もいるそうです。
サラブレッドの方が繊細なのでさらに大変だとか。物音一つでやる気がなくなることもあるそうで、かなり気を遣うそうです。
こんなに大変だったとは…。

誘発するための牝馬のことを「台馬(だいば)」といいます。妊娠していない馬で、できれば発情の来ている馬を選ぶとか。
「牡馬は発情している馬がわかる」といいます。粘液の状態などでわかるそうで、ウンカイは発情が来ていないとわかると種付けを行わなかったとか。無駄な労力は使わないのですね。



さて、牝馬の背中に乗ろうとする(乗駕といいます)ジェイワンですが、周りの人が「まだまだ」とじらして引っ張ります。
体力を消耗しないよう、種付けができる状態になるぎりぎりまで待っているのだとか。


準備が整ったのを見計らい、3人がかりでお尻を押し込みます。野生に戻っている牡馬の後ろに立つ、命懸けの作業ですね。
牝馬の方が背が高かったので、畳を置いて少し高くしていました。採取するには、人工膣と呼ばれる筒状の器具を用意します。



さて、何度か試しますが、なかなかうまくいきません。ギャラリーが多くてごめんね…。
人も疲れてくると、「お前が見本見せてやれ」とかいう冗談も飛び交います(笑)。
「頑張れ!」「もう少しだ!」「そのまま!」 見ている方も力が入り、なんとか成功して欲しいと胸が熱くなります。

やっと液を採取できました。第一関門を突破。すぐに、この時来ていた獣医師が、顕微鏡の元へ走ります。






スライドに液を載せて、運動性を見ます。「いっぱいいますね。元気です」とのこと。良かった!
見せてもらったら、小さな微生物がうようよと元気いっぱいに動いていました。まずは一安心。

今回の検査は結果の一つとしてまとめます。その後、大きな顕微鏡であらためて確認し、量や臭いや色、数、ph値など8つの項目をチェックします。
それから家畜保健所が種畜検査(馬体の確認)をし、伝染病がないことを確認し、検査の表とともに提出して、ようやく種牡馬として認められるそうです。
こんなに長い道のりだったとは…。

さて、この日はもう1頭、他地区で種牡馬入りを予定している馬の検査もありました。
ぶーぶー言いながら牝馬に向かっています。さぞかし興奮しているのかと思いきや、ちょっと離れてうろうろ。
「昨日蹴られたから、怖がっている」とのこと。ちょっとかわいそうですね。頑張れ!
でも結局、うまくはいきませんでした…。

種牡馬も慣れると、すぐに仕事を理解するものですか、と獣医師さんに聞くと「年を取ると好き嫌いが出てくるのがいるよ。若いのがいいとか、栗毛がいいとか」。それも困ったものです(笑)。

この日は2日目、と書きましたが実は1日目ですんなりと検査を終わらせていたのが、今年のばんえい記念で引退したフジダイビクトリーでした。
「種付けの上手な馬」はなんとなく、活躍する子を出しそうなイメージがありますよね。いい子を残してほしいです。





帯広競馬場でも検査は春頃に行われています。帯広は車通りの多い場所で行うことになるから、気が散りますよね。
「旭川ならいいんだけどな~」と牧場の方。周りを森に囲まれた旭川競馬場なら、静かな環境で検査ができていたのでしょう。

ばん馬の生産頭数増加のために、大きな期待を寄せられている種牡馬と繁殖牝馬たち。
みんな長く健康に過ごして、春の繁殖シーズンを乗り越えてほしいです。



取材/小久保友香、小久保巌義






最終更新日  2019年04月26日 14時32分23秒
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2019年03月14日
カテゴリ:牧場
ばんブロ初登場、楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦です。

 北海道も徐々に雪解けが進み、春が近づいてきました。先週は札幌から帯広へ特急で移動しましたが、朝の札幌は雪が降っていたものの、帯広に着けば天気に恵まれ、普段に比べれば暖かい1日でした。

 さて、3日と4日の1泊2日で帯広に行った訳ですが、その理由は、楽天競馬が超テラ盛りの会員の方々を対象とした「ばんえい生産牧場ツアー」に同行しました。

 ばんえい競馬は、生産頭数が減少するとともに馬主も比例するかのように減っています。競馬を運営する上で、馬はもちろん、馬主を増やすことが求められている時期に来ています。今回のツアーは、生産牧場を訪ねることで重種の馬たちと触れ合い、馬主に興味を持って頂く意味合いもありました。今回は道内から6人、三重から1人、計7人の会員の方々が参加されました。三重から参加した方も、北海道出身ということで、皆さん北海道に関わる人たちのツアーとなりました。

 JR帯広駅で集合し、帯広空港へバスで移動。最初に訪れたのは、ばんえい牧場十勝でした。帯広空港から本当に近く、到着してすぐ行けるので、観光スポットとしては最高の立地です。個人的には、グリーンチャンネルのロケで昨夏に訪れて以来、2度目の牧場見学でした。

 この牧場は、「ジェイ」の冠でばんえいファンにはお馴染みの小森唯水さんが運営されています。小森さん自ら、牧場を案内して頂く豪華なツアーとなりました。最初に1頭のばん馬が見えましたが…



 種牡馬となったジェイワンです!2歳から3歳春に懸けて行われる2歳三冠すべてに出走して2着、3着、2着に健闘。ばんえいダービーでも僅差3着に頑張るなど、世代の重賞で常に上位争いを演じていました。昨年、悲願とも言える柏林賞で重賞初制覇を飾り、今年に入ると特別戦を3連勝して引退、種牡馬となりました。2月9日、引退レースとなった「然別賞」では、ばんえい界次世代のエースと言えるセンゴクエースを破り、惜しまれての引退となりました。


「馬格があり、種牡馬としての資質が高く感じています。このような素晴らしい馬に出会うことは、そう簡単なことではないので、これからという時だからこそ、良い子供を作って欲しいという思いから、5歳という若さで種牡馬となる道を選択しました」

と小森さん。ばんえい競馬の一時代を築いたカネサブラックの後継種牡馬として、頑張って欲しいと思います。

 徐々に奥へ進み、放牧中の1歳馬や2歳馬、




そして生まれたばかりの当歳馬も見学させて頂きました。
その中には、ニュータカラコマの半弟(父ナリタボブサップ)もいました。見学した日の2日前に生まれたばかりのとねっ仔は、本当に可愛いですね。そして、ばんえい記念が近づきつつある時でもあり、何か胸がこみ上げるものもありました。



 そして、昨年、種牡馬にするためにフランスから輸入した、純血ペルシュロンであるファルコという4歳馬が、運動から帰ってきたところも見ることができました。

「今は30頭ほど生産していますが、ばんえい競馬を安定的に頭数とレース数を確保するため、まだまだ増やしていこうと思っています」

と小森さんは話し、将来的には年間40頭の生産ができるような状況にしていきたいという思いを、会員の方々に伝えていました。

 ばんえい牧場十勝では、昼食をとる場所もあります。帯広名物の豚丼はもちろん、カレーも豊富な種類があり、北海道ですから当然、ソフトクリームもあります。牧場を訪れた際にはぜひ、食も堪能して頂ければと思います。

 ばんえい十勝牧場を離れる際、第二牧場をバスでグルっと回り、放牧されている繁殖牝馬を見学。



その流れの中で、本別町の本寺牧場へ移動しました。約80分と、少し離れた場所ですが、北海道で移動慣れしている人たちにとっては苦にならない距離とも言えます。



 本寺牧場は、2016年にばんえい記念を制したフジダイビクトリーや、ばんえいオークスなど重賞4勝のミスタカシマなどを生産しています。牧場に到着し、まずは本寺政則さんに血統について、講義を受けました。ペルシュロン、ブルトン、ベルジアンの三品種がばんえい競馬を発展させてきました。馬体の体形、得意なレーススタイルなど、それぞれの特徴を勉強することで、ばんえい競馬を観る上で違った見方ができるかもしれません。この三種を上手くマッチした配合から生まれたのが、センゴクエースであるという話も伺いましたが、大変興味のある内容でした。



 その後、厩舎や放牧地に移動し、本寺牧場の馬たちを見学させて頂きました。



アローファイター産駒の2歳牝馬(母は良姫)は、能力検査を前にソロソロ競馬場へ移動するそうです。この馬の配合も、三種が見事に取り入れられ、将来が楽しみな1頭です。



また、繁殖牝馬の放牧地では、2007年の黒ユリ賞で3着、ばんえいプリンセス賞では2着に健闘し、ミスタカシマやタカラシップの母で知られるアグリタカラを見学させて頂きました。


そのアグリタカラの子・エポナビューティーも、5歳という若さで繁殖牝馬として牧場に帰ってきていました。インフィニティーを受胎しているそうで、生まれてくるのが楽しみですね。



 あっという間の牧場見学ツアーでしたが、会員の方々とともに、僕自身も楽しく過ごさせて頂きました。夜の懇親会、そして翌日の競馬場観戦、バックヤードツアーと、2日間でばんえい競馬を満喫できたと思います。

 このブログをご覧頂いた方々も、ばんえい競馬を身近に感じて頂く上で、まずは一般見学ができるばんえい十勝牧場を訪れて欲しいと思います。






最終更新日  2019年03月25日 19時21分40秒
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2019年01月11日
カテゴリ:牧場
今回紹介する牧場は帯広市の北、音更町駒場にある「独立行政法人 家畜改良センター十勝牧場」です。
http://www.nlbc.go.jp/tokachi/

雪中を重種馬が駆ける「馬追い運動」が行われるところで、入り口の白樺並木も観光名所。




重種馬もいますが、生産馬はばんえい競馬で見かけることはありません。
どのような牧場なのでしょうか。

十勝牧場は家畜の改良増殖を行う機関で、1910年に「十勝種馬牧場」として開場。戦後からは種苗や和牛などの部門が新設され、2010年には創立100周年を迎えました。
馬のほか肉用牛、乳用牛、めん羊がいます。また、飼料生産や家畜衛生などの研究等も行っています。馬に関しては、馬産地の保護が目的。農用馬の育種改良が行われているのは全国でここのみです。繁殖や人工授精、飼養管理などの研修も行っています。


開場した年にフランスから輸入された種雄馬が、十勝馬産に功績を残したイレネーです。帯広競馬場の入り口にある銅像の馬ですね。
そのほかには、サカノタイソンの父で、サダエリコの母父でもある武潮(ぶちょう・ペルシュロン)、ばんえい記念馬ダイケツの父で、タケタカラやカゲイサム、繁殖牝馬などが血をつないで活躍馬を出している鉄鯉(てつり・プルトン)が在籍していました。

現在、牧場には繁殖を目的とした170頭ほどの馬がいます。
あっ厩舎には猫もいました(ニャン)


ほとんどは重種馬ですが、道産子や木曽馬、宮古馬などの在来馬、アラブの種牡馬もいます。種牡馬たちは場内交配のほか、種を配布して全国に優れた能力を供給しています。
重種馬はサラブレッドと違い、人工交配も認められているのはご存じでしたか?

十勝牧場産馬の名前は皆、漢字二文字。生年と親の名前に基づいた法則があるので、チェックしてみてください。年々変わるために使える漢字が少なくなってきて、今では読めないことも多いです(笑)。左トモには、TとSを組み合わせたマークの凍結烙印が押されています。

重種の種馬はペルシュロンかブルトンの純血種がいます。
優れた子をつくるための配合としてよく「雑種強勢」という言葉が使われます。ただ、それが続くと効果が薄れてしまいますよね。そのために純血種を入れる必要があります。
一昨年11月には、2頭の新しい種雄馬が6年ぶりにフランスからやってきました。

ブルトンのファビュルー(4歳・栃栗毛)と、ペルシュロンのエラン ド ネスク(5歳・芦毛)。昨年4月、報道・関係者向けに一般公開が行われました。(その時の写真です)



2頭とも人気のようです(頭数は非公表)。今年、どんな子が生まれるか楽しみです。

そのほかの重種馬では、前回輸入されたウルマ ドゥ スーケン(ブルトン)とユネスコ ド テューレ(ペルシュロン)、以前牧場にいたラヴリー ド レトワールの仔、蛉風(れいふう・ブルトン)がいます。
かなり少数ですが、ユネスコとラヴリーの仔は競馬場でも走っていましたね。今年からは生産馬の徒作(とさく、ペルシュロン)と必説(ひっせつ・ペルシュロン)がデビューするそうです。
ばんえいファンとしては、ファビュルーとエランの仔も競馬場で見られれば、うれしいな、と思います。

繁殖牝馬は約70頭。その子たちは、主にばんえい用だけではなく、チャグチャグ馬コのような全国の祭りや、肉用馬の繁殖としても活用されます。




配布の際には、普段馬に対してどのような取り組みをしているか、今後どのように活用をしていくか、そして希望価格を全国の希望者に確認し、決定するそうです。
原則、4年間は売らずに繁殖として使う、ということが決められています。「もし、ばんえいで使っちゃったら?」と聞くと「それは契約違反です(笑)」。あくまでも繁殖用なんですね。

通常は見学不可の牧場ですが、白樺並木から展望台(夏のみ)までのルートと、1月中旬~2月の馬追い運動期間のみ指定場所の見学ができます。
繁殖、衛生目的の機関ということで、家畜伝染病の予防にはかなりの注意を払っています。馬のほかにも牛や羊などの偶蹄目もいます。
そのため、入場の際には衛生面には特に注意してほしいとのことです。もちろん馬やそのほかの家畜に触ってはいけませんし、立入禁止区域には絶対入らないでください。ゴミも持ち帰りましょう。
詳しくはホームページをご確認ください。

観光スポットの案内
http://www.nlbc.go.jp/tokachi/bokujougaiyou/kankouspot/


さて、「馬追い」は冬の運動不足解消のために、1月中旬頃からは馬たちが群をなして馬場を走ります。
運動を行うのは繁殖牝馬と1歳馬で、3、4群が2周ほどします。土日は休みなので、月曜日の馬たちは元気に走りますよ! 朝に雪が降ればなおキレイです(^^)

通常は成人式の次の日(今年は1月15日)から2月末頃までの平日が見学期間ですが、悪天候や、雪が少なすぎる場合(馬場が凍って危険なため)は行われないこともあります。2月末までですが、状況によっては見学終了が早まる場合もあります。
今年は雪が少ないので、最初のうちは周回数が少なくなるかもとのこと。
時間は午前9時半からです。短いので、せっかく行くなら9時半前に到着していた方がいいです。







馬場への行き方はわかりにくいので、こちらのトピックスの一番下にあるPDFファイルを必ずご覧ください。
車の消毒方法も書かれています。
http://www.nlbc.go.jp/tokachi/uma/umatopics/H29umaoi/index.html

入場は白樺並木側ではなく、その先を入ります。入り口の消毒では、車が真っ白になるのを覚悟の上! 牧場へは、帯広駅前ターミナル発のバスに乗っても行けます。
馬場から見える厩舎は歴史を感じるものも多いので、こちらもチェックしてみてください。



展望台は5月初旬~12月上旬に見学できます。馬は展望台付近に放牧されていますが、放牧地はものすっっごく広いので、展望台からでも見えない場所にいることが多いのです…。運が良ければ会えるかもしれません。


取材/小久保友香、小久保巌義






最終更新日  2019年01月12日 01時28分24秒
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2018年11月29日
カテゴリ:牧場
今回の牧場めぐりは、道南江差町で過ごすフクイズミの紹介です。
2009、10年に帯広記念を連覇した名牝で、ラストランは2012年ばんえい記念2着。強烈な末脚と芦毛の馬体、レースのたびにおしゃれをして登場し、ファンも多い馬でした。





フクイズミがいるのは、道南の江差町にある廣部武士さんの牧場です。引退後は網走の牧場にいましたが、その後移動してきました。
先月訪れたとき、3頭いる繁殖牝馬のうち、2頭は共同牧野に放されておりフクイズミ1頭だけが牧場にいました。
 ※ばんえい牧場十勝の記事でも紹介した通り、ばん馬の繁殖牝馬の多くは、夏になると共同牧野といわれる放牧地に馬を移動させます。広い場所に放ち、心身を自然に近い状態に戻してやることが目的です

だいぶ白くなりましたね。







私たちは、毎年10月はじめに道南の北斗市で行われる草ばん馬を見に行くのに合わせて、牧場を訪れています。
いつもふっくらとした馬体で元気そうなのですが、今年はちょっと痩せていました。
春に蹄の病気(砂のぼり)になってしまったからだそう。
ばん馬は病気になるとどうしても食事を抑えがちになるので、馬体が痩せたままですが蹄はよくなったとのことなので安心してください。
そのため今年は種付けできませんでしたが、来年は行う予定だそうですよ。

廣部さんにどんな馬かと聞くと、「馬のお面をかぶった人間みたいな馬」だそう(笑)。
最近お電話したところ、少し前に「馬房から逃げ出して、牧場内にある家の玄関に入ってきた」(笑)。
「いつも勝手なことしてる」と廣部さんは笑いますが、頭がいいのでしょう。以前よりはおとなしくなったそうです。



フクイズミは流産などもあり、今のところ産駒は2頭。
初仔は4歳牝馬で、先日クインカップにも出走したイズミクィーン。母似の末脚が魅力ですね。
父カネサブラックは重賞21勝、母は12勝。合わせて33勝です!

風車が印象的な江差町の牧場の風景


イズミクィーン(左)



その下は、1歳の牡馬(父カネサブラック)。今は競馬場に入って来年4月の能検を目指しています。
昨年、当歳時の様子





この時は牧野にいて会えなかったのですが、あと2頭の繁殖牝馬はクインフェスタ(2015年ヒロインズC)とセンゴクイチがいます。
一番強いのは、若いこともありセンゴクイチだそう。クインフェスタはおとなしいそうです。
クインフェスタは翌年3月にカネサブラックの仔を、センゴクイチは翌年5月にインフィニティーの仔を出産予定だそうです。

廣部さんによると「見学も可能」とのことでした。ただ、繁殖牝馬は種付けシーズンになると種牡馬のもとへ嫁入りに行くので、江差に行っても会えない可能性が高いです。
また、繁殖馬なのでデリケートな春先は見学は避けたほうがいいでしょう。

江差町はニシン漁で栄えた歴史ある漁師町。
夏には北海道で一番古い祭りといわれる「姥神大神宮渡御祭」があり、町は賑わいを見せます。廣部さんも祭りに参加して、お祓いをしてもらうそうです。

廣部さんの牧場の近くには、アアモンドヤマト(2010はまなす賞)とアアモンドヤワラがいる、山田常雄さんの牧場があるので寄ってきました。
2頭ともばんえい記念に出走するなど高重量で力を発揮していました。
ヤワラの仔、アアモンドグンシンはばんえい大賞典を勝つなど活躍中。山田さんは「あんなに走るとは思っていなかった、日本一だ!」と喜んでいました。
サトミクインの当歳、グンシンの弟の父は今回はヤマトだそうです。

ヤワラ。食べてばかりでした…




ウェービーヘアが素敵なヤマト。





取材/小久保友香、小久保巌義






最終更新日  2018年12月17日 15時46分13秒
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2018年10月31日
カテゴリ:牧場
今回は、インフィニティーが暮らす幕別町の村田律雄さんの牧場を訪れました。



2014年にばんえい記念を制したインフィニティーは、2016年に引退、種牡馬入り。初年度産駒は今年1歳です。
子どもは草ばん馬でも好成績を残しており、今年も60頭近く種付けを行うなど人気。来年のデビューが楽しみです。
村田さんに産駒の良さを聞くと「特別大きいというわけではないが、バランスがいい」とのこと。
今年もメムロコマチやフェアリードール、ハクバビューティーなどが種付けを行ったそうですよ。







今年7月に行われた「十勝総合畜産共進会」でも「吉の雛菊」が最高位を受賞しました。幕別町からは34年ぶりだとか。



さて、村田さんの牧場には馬産の礎となったさまざまな名馬が種牡馬入りしていました。


牧場の入り口にある大きな馬の看板

父の代から50年以上続く馬農家で、村田さんも30年以上馬にかかわってきました。
「久都(きゅうと)」という純ペルシュロンからスタートし、ムジークなどのペルシュロンの種馬を管理。もともと「幕別はペルシュロンの町」といわれるくらいペルシュロンの多い土地柄だったそうです。

その町に1974年、アメリカから輸入されてきたのがベルジャン種の「ジアンデュマレイ」です。
「ジャンデ」と呼ばれたジアンデュマレイは、同時期に輸入された同じベルジャン種のマルゼンストロングホースとともに人気を集めました。
ペルシュロンとブルトンが主流だった時代、ベルジャンの血統が入ったことで力比べだったばんえいはスピード勝負へと変化してきました。ベルジャンはペルシュロンとの掛け合わせで活躍しましたが、その一つには幕別にペルシュロンが多かった地域背景もあるのかもしれませんね。

ジャンデのあとにやってきたのが、初の1億円馬キンタローです。入り口の看板に描かれているのもキンタロー。
ファンが多く、1986年に種牡馬入りした際には大フィーバー。近くの町をパレードし、ファンや芸能人の取材が殺到したそうです。
幕別町内の「杉野菓子店」(本町122)では「キンタローもち」も販売されています。梅と白あんを求肥で包んでおり、ジューシーでバランスが良く、とてもおいしいお菓子です。機会があればぜひご賞味ください。




サダエリコやハイトップレディ、コスモカップ、最近ではホクショウダイヤなどを輩出した重賞10勝のダイヤテンリュウもいました。きょうだいにヨウテイクインやニセコクインがいる「華麗なる一族」で、現在は母父としても活躍馬を多く輩出しています。
最近ではばんえい記念馬ニシキダイジンも過ごしていました。3世代しか遺せませんでしたが、メジロゴーリキやゴールデンフウジンなどの重賞勝ち馬をはじめ産駒が活躍していますね。
村田さんはダイジンについて「力があり、性格が素直。ばんえい記念を勝つ馬を出してほしいね」と話していました。
同時期に、カイシンゲキやフェアリードールの父サンデーブライアンも隣の馬房にいました。

性格はも「皆おとなしい」と。「強い馬は利口。人間の言葉がわかる」そうです。
それだけの信頼関係を、村田さんがつくっているのでしょうね。

現在、牧場にはインフィニティーのほかにもう1頭、マルニセンプーがいます。今年の2歳が初年度。頭数か少ない割に、マオノダイマオーなどの活躍馬がいます。





マルニセンプーの血統を見ると、祖母の父がキンタロー、父父がダイヤテンリュウ、母の祖父がジャンデと、村田さんの牧場にいた馬たちの結晶! 
ここにも血統のロマンがありますね。

村田さんは見学について「見に来てください」とおっしゃっていました。




取材/小久保友香、小久保巌義






最終更新日  2018年11月01日 08時06分43秒
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2018年09月27日
カテゴリ:牧場
今回は、カネサブラックが過ごす足寄町・加藤信一さんの牧場を訪ねました。
案内役はライターの小久保友香とカメラマンの小久保巌義です。
カネサブラックは、2011年と2013年のばんえい記念を優勝し、NARグランプリばんえい最優秀馬を4度受賞。重賞21勝の最多勝記録はいまだにやぶられていません。
2013年に引退し、2016年に初年度産駒がデビュー。その中の1頭ジェイワンが今年4歳三冠の1冠目柏林賞を勝ちました。また、3歳のカネサダイマオーはイレネー記念を制覇しています。

種牡馬生活5年目に入り、16歳となったカネサブラック。見た目は競走馬時代と変わらない感じがする、というと加藤さんも「変わらないね。おとなしい。本当おとなしい」。人の言うことを聞く、懐っこい馬だそう。




日中はパドックで過ごし、夜は馬房に帰りますが、もくしをつけなくても加藤さんのあとを付いて帰っていくそうです(笑)。かわいい。





カネサブラックの馬房


種付けも上手。今年は40頭近くつけたそうです。ばんえいで40頭はかなり多い頭数。基本的に、ばん馬はサラブレッドと逆で種馬が馬運車に乗って牝馬のもとへ種付けに向かいますが、ブラックはほとんど牝馬の方からやってくるそう。道南、道東、と全道各地から名牝が集まります。


取材した時には、2013年ばんえいオークスや2015年ポプラ賞などを制したナナノチカラが来年の種付けに備えて嫁入りしていました。今年は残念ながら受胎しなかったようで、来年に期待です。




種付けシーズン前には、以前はそりを引かせて運動していたそうですが今年からは背中に乗って歩いているとか。どこを歩くのか聞いたら、家の近くの道を歩いているそうです。車通りの少ない場所とはいえ、カネサブラックが目の前を歩いていたらびっくりしますね(笑)。



「昔の名馬は、カネサブラックの母父、ニシキダイジンの父であるカゲイサムの系統が多い」と血統的にも評価。産駒について「性格がおとなしいかな。産駒は〝触りがいい〟。初めて道具をかけても、余計なことはしない馬が多い」とセンスの良さを評価します。「2歳に頑張ってほしいなぁ」と今後に期待していました。


加藤さんの牧場には2008年ばんえいダービーなど重賞3勝のライデンロックもいます。ロックもおとなしい馬で、もくしを付けずに加藤さんの後ろを付いて馬房に入っていくそうです。ロックも10数頭の牝馬に付けたとか。
産駒の評判はいいそうで、近くにはロックばかり付けている牧場もあると聞きました。良さを聞くと「気性がいい」と。「気性がいい」とはサラブレッドでは扱いやすい馬のことを言いますが、ばんえいでは逆で、レース向きの気性を差すことが多いようです。こちらも楽しみですね。






さて、9月6日の北海道胆振東部地震の影響で足寄町も停電しました。加藤さんの牧場では「2日くらい電気は止まったけれど、水が出たから馬に関係ない」とのこと。競馬場も、停電しても水が出たから馬への影響はそんなになかったそうです。

牧場は、町中より車で20分ほど行ったところの丘にあるため「冬は暖かく、夏は涼しい。アブも少ない」といういい環境だそう。「足寄の町中が-30度あれば、こっちは-25度ですむ」ってそれも寒いですが(笑)。
加藤さんの牧場では、ファンの見学も受け付けているとのことです。






最終更新日  2018年09月29日 10時07分00秒
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2018年08月29日
カテゴリ:牧場
ばんえいファンなら大種牡馬、ウンカイの名はご存じでしょう。牧場便り3回目は、ライターの小久保友香とカメラマンの小久保巌義が、本別町仙美里地区にある樋口敏則さんの牧場で過ごすウンカイに会いに行ってきました。
オレノココロ、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリーをはじめ、センゴクエース、キサラキク、ミスタカシマなど現在のトップホースを多数輩出。古馬重賞で上位をウンカイ産駒が占めることも珍しくはありません。
2004年に引退、種牡馬入りし、初年度の2007年からニシキエースが当時の牝馬三冠を達成しています。そして2010年から種牡馬総合リーディングを続けています。
現役時代は1997年の3歳三冠を達成現調教師の松井浩文騎手が主戦ジョッキーでした。妹に名牝アンローズがいます。


ウンカイは今年で24歳。ここ数年で足腰が弱り、種付けも難しくなってきたそうで、今年は種付けを行いませんでした。昨年は種付けした7頭中、コマクインの仔など4頭が生まれたそうで、今の当歳がラストクロップとなりそうです。
足腰が弱くなったため体に擦り傷があり「見せられる姿じゃないよ」と聞いていました。会うまでドキドキしていましたが、実際会うと、細くはなりましたが澄んだきれいな目で食欲もありました。耳も遠いそうですがもう24歳ですものね。年相応の姿は、シンザンやシンボリルドルフの往年を思い出します。長生きしてほしいですね。



産駒がウンカイのどのような部分を受け継いでいるのか樋口さんに聞くと「気性かな」。普段はおとなしいけれど、レースや種付けでは気性をあらわにするそうです。人を見るので、樋口さん以外の人にはかかっていくところがあるそう。活躍については「いい繁殖牝馬に恵まれたから」と謙遜?
種付けは3~6月末ころまで。シーズン前の1~3月までは汗が出るまでソリを引いて運動し、仕事にそなえます。馬具を付けるときもおとなしく、運動時もとことこと自分から歩いてくれるそうで「今までの馬で一番楽!」だそうです。
種付けでも、牝馬の排卵の状態が良くないと感じたら種付けを嫌がるなど、自分の仕事をわかっていたそうです。


2012年に撮影したウンカイ





父はヒカルテンリュウやフクイチ、最近ではトモエパワーなどを出した名種牡馬マツノコトブキ。その父は青毛の純ペルシュロンで、北見競馬では冠レースもあった二世ロッシーニ。ウンカイの姿を見た人は「二世ロッシーニに良く似ている」というそうです。

サラブレッドは、スタリオンに繁殖牝馬が訪れて種付けを行いますが、ばん馬は逆。種馬がトラックに乗って、繁殖牝馬のもとを訪れます。このことは、名種牡馬がいる地域は活躍馬が多くなる、という状況を生みだします。ウンカイも片道1~2時間の十勝管内の牧場を訪れることが多いそうです。
種馬がいる牧場(俗に種馬屋さん、と呼ばれます)にあるトラックには馬名が入っています。ウンカイ号、かっこいい!



ウンカイの場合は遠くからも種付けをしたい!という希望があるため、繁殖牝馬が樋口さんの牧場に数カ月嫁入り? しています。
ちなみに私が以前訪れた時、偶然、ファンだったサダエリコに会うことができました。今思うと、お腹の中にはセンゴクエースが入っていたんですよね…。

2012年の写真です。ヨメたちに見つめられた…
この時は「長生きしてほしいから」と、種付けを年60頭ほどに抑えていたと聞きました。

樋口さんの牧場にはもう一頭、アローファイターがいます。2007年のダービー馬で、2014年に種牡馬入り。昨年初年度産駒がデビューしました。「性格は臆病。種付けはうまい」とのこと。ウンカイと同じく、小さなパドック(ばん馬の世界では「ちゃつ」と呼びます)と自由に出入りできる馬房にいます。



カメラマンに首を伸ばして近づくアローファイター

チャームポイント(と私が勝手に思っている)、ボリュームあるたてがみも健在(少し漉いたそうですが)。馬体の大きさを受け継いだ子が多いようです。

引退レース


2007年ばんえいダービー

樋口さんによると、ファンの方の来訪にも対応していただけるとのことでした。元気なうちに会いにきてとのことです。
牧場のすぐ近くには、旧国鉄・仙美里駅があります。
本別町にはかつて軍馬補充部の十勝支部があり、仙美里駅からは、多くの軍馬が戦地に送られました。駅跡は今はバスセンターになっていますが、資料館として軍馬補充部や、一時補充部に勤務していたロス五輪の馬術競技金メダリスト西竹一少佐(バロン西)のパネルもあります。





樋口さんは、9月2日(日)に本別町で行われるポニーばん馬大会の実行委員長として、コース整備を一人で行っています。幅広く、馬文化を残していきたいとの思いから少なくなった草ばん馬を続けようと尽力されています。
ポニーによるスピードある競馬も面白いですよ。「本別きらめきタウンフェスティバル」の一環として、利別川河川敷の特設会場で行われます。フェスティバルも楽しいので、行ける方はぜひ、訪れてください。






最終更新日  2018年08月29日 19時47分12秒
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2018年07月19日
カテゴリ:牧場
ばんば牧場便りの2回目は、
帯広市在住で、競馬カメラマンの小久保巌義と、
ライターの小久保友香がお送りします。

私たちはばんえいのフリーマガジン「ポムレ」で
特集記事やコラムを担当しています。
草ばん馬が好きで、そのほかにも幅広く、
馬のいる場所を訪れることをライフワークにしています。
その経験を生かして、競馬場以外の馬たちの姿を
ご紹介できればと思います。よろしくお願いいたします。
今回は、帯広空港近くにある
ばん馬の生産・育成牧場「ばんえい牧場十勝」を訪れました。
3年前に開場し、今は約10ヘクタールに100頭ほどのばん馬がいます。
今年の能検1番時計、ジェイエース(牡2)も生産馬。
今年4月、一般見学がスタートしました。

サラブレッドも含め、生産・育成牧場が
観光牧場のように見学を受け入れるのは
かなり珍しいですよね。関連会社の会長で、
ジェイワンやニュータカラコマなどのオーナー・小森唯永さんは、
ばん馬の生産を支えたい、という思いで繁殖牝馬を導入してきました。
帯広空港から歩いても15分ほどの距離なので、
飛行機で帯広に来られた方は、競馬場に行く前に寄ることもできますね。


ログハウスが受け付け場所です。
入場券を買うと、説明を受けます。注意事項を確認。
外で靴の裏の消毒と、手洗いをしてください。
ここの牧場は入り口に設置してありますが、
どこの牧場に入るにもきれいな格好をしていくことは心がけたいです。




ログハウス横にはふれあい牧場があり、ポニーや羊、ヤギ、ブタなどがいますが、
またあとで寄ることにしましょう。まず、放牧地へ。
以前はサラブレッドの育成牧場でした。
その面影を残すだ円形のコースを歩いて見学します。
コースの中と、道路沿いにある放牧地には、
今は繁殖牝馬と1歳馬がいます。
1歳は、昨年生まれたばかりなのにこんなに大きいのか!
と、ばん馬の大きさを感じられるでしょう。


ここには繁殖牝馬が30頭ほどいます。
その中にはクインC2着のヒマワリカツヒメや、


クインC勝ち馬フェアリードール、


ばんえい大賞典勝ち馬のコウシュハクィーン、
その妹で十勝産駒特別を勝ったメムロコマチ、


カネサブラックの妹カネサローズなどがいます。


性格はみんな温厚とのことですが、
成績を残した馬はちょっと性格がきついところもあるとか。
少し前までボス的存在だったヒマワリカツヒメは、
今はボスの座をコウシュハクィーンに明け渡しているそうです。


柵沿いに見学します。
暖かい日は親子で寝ていることもあって、癒やされます。
小森健司取締役も「仔馬を見て」とのこと。
懐っこい馬が多く、近くに寄ってきますが
気を付けてほしいのが電気牧柵。
黄色いロープには電気が通っているので、
触らないよう気を付けましょう。
痛いですし、大きな事故につながる可能性があります。
ばん馬の繁殖牝馬の多くは、夏になると共同牧野といわれる放牧地に馬を移動させます。
広い場所に放ち、心身を自然に近い状態に戻してやることが目的。
ばんえい牧場十勝も同じで、6月から少しずつ、
市内の放牧地に馬が移動しているので、
夏は見学できる繁殖牝馬が少なくなります。
取材日も、コウシュハクィーンが移動したあとでした。
ただ、子つきの牝馬は牧場に残すとのことなので、夏でも仔馬は見られます。
放牧された馬は11月ころに牧場に帰ってきますよ。


北側の厩舎も見学可能です。ここには2頭の種牡馬がいます。
1頭は、昨年フランスからやってきた純ペルシュロンの青毛、ファルコ(3歳)。


もう1頭は昨年引退、種牡馬入りした鹿毛のミタコトナイ。
こんな大きい馬、見たことない!というくらい、大きくて迫力があります。
今年生まれた初仔も大きい仔ばかりでした。


平日は、コースでそりを引いた運動を見られるかもそれません。
今は午前11時ころで、暑い日は時間を早めたり、中止することもあるそうです。
今は種牡馬と1歳数頭のみで、1歳は11月ころから運動を始めるという話でした。
さて、ログハウスに戻ってきました。ログハウスとふれあい牧場は無料です。
ここではニュータカラコマの優勝レイが飾られ、重賞レースが放映されています。


牧場の手伝いをしている画家・上林喜美子さんの絵が飾られ、ポストカードも販売中。
馬グッズもかわいいキーホルダーがあります。



この中では豚丼やカレー、ソフトクリームなどが提供されています。
帯広名物は豚丼ですが、私たちが行くと必ず食べるのが「羊カレー(辛口)」。
関連会社で生産している羊肉をふんだんに使っており、
大きくて柔らかい肉がゴロゴロ!ジンギスカン好きの人はぜひ食べてほしいです。
野菜カレーも具だくさん。最近海鮮カレーも登場しました。


ソフトクリームはコーン部分がラングドシャの「クレミア」と、
ヨーグルトソフトクリームがあります。



ふれあい牧場にはポニーや羊、ヤギ、ブタがいて、なかなか個性豊かですよ。






みんな人懐っこいので、ニンジンを買ってあげてください!


秋ころには馬車もスタートする予定だそうです。

 ばんえい牧場十勝 帯広市泉町西9線10-3
 電話0155・64・5735(レストランは63・7003)
 午前10時~午後4時
 入園料は中学生以上700円、小学生200円 オートカート2人乗り1000円
 ホームページ http://baneibokujo.jp/






最終更新日  2018年07月19日 18時24分29秒
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2018年06月13日
カテゴリ:牧場
競馬の楽しみ方はいろいろあり、
好きな馬を応援したり、騎手や厩舎を応援して
馬券を買う楽しみが大半を占める。

今回は視点を変えて、
平地競馬同様に生産や育成に注目して
牧場を紹介していきたい。

第1回目として私たちが向かったのは
帯広から車で40分のところにある
豊頃町十弗にある宝田畜産が運営する闘将(とうしょう)牧場。











代表の宝田浩二さん(58)は事業以外にも馬主協会理事も務めており、
ばんえい競馬の発展に大きく貢献している方でもある。






現在、牧場には繁殖牝馬が3頭、1歳馬が2頭、
当歳が1頭の計6頭が在中しているが、
取材当日は繁殖シーズンのため繁殖牝馬と当歳は他の牧場に。
来年デビュー予定の牝馬2頭が元気良く遊んでいた。






流星の大きい方がトウショウスマイルの17で
姉には現役でも走っているヤマトスター。
姉よりも馬格があり将来的にも楽しみである。






もう一頭はトウショウメロディの17で
姉にはアアモンドクリリがいた。
こちらは幅があるがもう一度馬体を作り直しているとのこと。






両馬共にインフィニティー産駒で
瞳がとても大きく人懐っこい性格をしている。
エサも考えながら与えて体を成長させて
ストレスを感じさせないように広い敷地で
遊び場と馬房でのびのびとした育成を
心がけているとのこと。


















一般の見学は行なってはいないが、
要望があれば対応していきたいと言っていました。

思い出の生産馬について聞いてみたが
やはり一億円馬のアサギリで
「あれだけの馬が出てくるのはめったにないこと。
ただ可能性はあるし、今は血統的にも優秀な血が多くおり、
いろいろ試しながら強い馬作りを目指して日々、
努力していきたい」と力強く語ってくれました。

ばんえい競馬の生産業界については「地全協や帯広市、
民間ではあるが楽天競馬でも馬の生産に
かなり力を入れてくれていますし、援助もいただいています。
生産する人の高齢化が進んではいますが、
私たちが努力してばんえい競馬の魅力を含めて
多くの人に関心を持って頂ければ
若い世代にもそれは伝わると思います」
と将来的な計画も考えて尽力している方であった。

これからも牧場巡りを続けて今後のスターホースや
関係者を取材して文章ではありますが、
紹介していきたいと思います。






最終更新日  2018年06月13日 00時50分01秒
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