第14回小樽雪あかりの路2012も、2/12(日)まで。
昨日、小樽駅からクルマで30分ほどの「雪あかりの路・朝里川温泉会場」へ行ってきました。
暮れなずむ氷点下の川の中に人が立っているの、見えますか?
感覚が無くなるほどの冷たさだと思います。
もちろん彼は、酔狂なカメラマンでも釣り人でもザリガニ獲りの名人でもありません。
そう、残念ながら朝里川温泉も小樽も怪奇現象多発地帯ではないため(たぶん)、
人魂や鬼火、ゴジラが口から火を噴いて「雪あかり」を灯してくれてるわけもなく・・・
「雪あかり」のボランティアスタッフというのでしょうか、
蒼い日暮れが近づくとひとつひとつロウソクに灯りをともしてくださる方々です。
どんなに防寒対策したって、この長時間の作業は凍てつくに違いありません。
途中で消えた灯りを点けなおしたり、この作業は毎日夜9時過ぎまで続けられるそうです。
いつも「わぁ、雪あかりキレイ~」と出来上がった風景に感動しておりましたが、
あの灯りのひとつひとつはたくさんの人に支えられて灯っていたんですね。
なんだか、「雪あかり」より彼らの姿の方が美しく見えてきちゃったぞ。
橋の上からほぼ定点撮影、時間差でどうぞ。
日没後の蒼い時間、まだ川の流れが見えます。(午後5時くらいかな)
案外に明るくて
もう道なんか無くなつてゐるが
しづかな青い雪明りだよ
(伊藤整"雪明りの路"より)
朝里川温泉会場は、川のせせらぐ音、雪の丸っこさ、冬の香り、
街中より格段に気温は低いのにビル風のような刺々しさのない柔らかな厳寒、
そして温かい飲み物や食べ物の屋台など、五感すべてで「雪あかり」を感じられます。
とっぷり日が暮れました。(午後5時40分くらいかな)
スタッフの方が「どの時間のどの場所もいいんです。ひとつは選べません。
昨夜は向こう側に蒼い月が昇ってとてもきれいでしたし。」と話してくれました。
スタッフのおすすめ、絶え間なく流れる川面に映って揺らぐ雪あかり。
札幌生まれなのについ油断して、カメラやレンズを片づけた後、
雪の中で冷え切った三脚をつい素手でさわったら指がくっついた・・・
今も指の皮膚がピリピリしてます(低温やけど?)
実は「三脚」が大嫌いで、今回が生まれてから2度目の三脚撮影(苦笑
凍った金属を、ちょっとでも水分のある(融けた雪やら汗やら)皮膚で触ると危ないよ~
で、「もうダメだぁ~」と朝里クラッセホテルまで戻る元気をつけるべく、
ホット白ワイン(余市の荒さんちのデラウェア使用)とスープカレー。
「雪あかりの路」期間中、小樽のThe Juicy Marketがウィンケルビレッジに出店中。
無事に朝里クラッセホテルにたどり着きロビーにて、
ひゃ~一年ぶりに平間さと子さんのピアノに浸ることができました~♪
雪あかりのようなピアノの音色が周囲に弾けて広がります。
平間さと子さん、果敢にも今夜から「小樽運河中央橋で野外ライブ」を決行中!
2012/02/10,11,12日 午後5時頃~9時頃(天候等により変更あり)
大阪生まれのさと子さんが「雪あかりの路」に来てくれるようになって5周年。
雪あかりの路・小樽運河会場へお出かけの節は、応援よろしくお願いします♪