｢コーヒースカッシュ騒動｣(日記2002年4月17日参照)で、この世にアレに勝る毒汁無しと思うていたbannomae。その後の追跡調査により、これを上回る凶悪極まりない毒汁が存在している事が判明。その名も、

大麦健康飲料
メッコール
(邦訳:麦コーラ)

にございます。この｢メッコール｣、原産国はワールドカップ共同開催国としてお馴染みの｢大韓民国｣、販売元は合同結婚式で有名なあの某宗教団体という曰く付きの逸品。缶には、

メッコールは大麦エキスと世界三大名水のひとつチョヂョン鉱泉水から生まれ、ビタミンが豊富に含まれたまったく新しいタイプの健康飲料です。

と記載されております。bannomaeも初めて聞いた謎の世界三大名水｢チョヂョン鉱泉水｣、

他の2つを教えてくれ!!

と是非ともお伺いしたいモノにございます。肝心のお味につきましては、"コーラ+麦茶+コーヒーのミックスジュース"なる極めて個性的なフレーバーにて、世間様では命をも落としかねない史上最凶の毒汁というのが定説にございます。そのままミネラルウォーターとして販売した方が売上を上げられたであろう世界の名水を毒汁に変えてしまう韓国錬金術の妙、宝の持ち腐れと申しましょうか、まっこと勿体無い使い道にございますなぁ。健康飲料と銘打っていますゆえ、気になる成分表は如何なモノかと調べてみますれば、

メッコール1本に含まれるビタミン
ビタミンB1・・・胚芽米4杯分 (0.8mg)__
ビタミンB2・・・たまご4個分 (0.97mg)_
ビタミンC_・・・レモン5個分 (82mg)___
ナイアシン・・・オレンジ9個分(13.4mg)

胡散臭い表記に間違いがなければ豊富なビタミンが含まれており、これ1本で大人1人1日分の摂取量を賄える優れモノにございます。流石良薬は口に苦しと申しましょうか、健康飲料なんだから味は二の次、三の次なんですなぁ。

　そう言えばソウルオリンピックが開催された頃、｢メッコール｣を世界のコカコーラにとって代わるようにするとの某宗教団体の教祖様の命令にて製造元の｢一和｣は過剰投資を行いましたが、何分お味が"コーラ+麦茶+コーヒーのミックスジュース"にございましたので毎年数十億単位で赤字を計上する始末。その赤字を埋めるため人件費のかからぬ信者を使い、経済活動として｢メッコール｣のケースを抱えさせ訪問販売なんぞをさせては、自転車操業に近い形で何とかしのいでおりましたが1998年6月には遂に不渡りを出し一時倒産状態にあったとか。このお味で世界のコカコーラに喧嘩を売ろう等、身のほど知らずも甚だしいチャレンジ精神旺盛な企業にございます。
　ちなみに日本輸出用の｢メッコール｣は、あれでも日本人向けに味が調整されているらしく本場モンは、

更に激甘!!

にてそんなモン作り続けていれば経営不振に陥るのは自明の理にございます。でも、こげなモン箱売りされたら多宝塔や壷を売り付けられるよりも迷惑千番ですよなぁ。ひょっとしてこの毒汁、日本人の思考能力を低下させ、某宗教団体へ入信でもさせようとする壮大な計画の一環であったのでしょうか。そうであったら、あの卒倒しそうな個性的フレーバーはうなずけまする。

と、こげな日記を
書いておりましたら、

これまた嫌な毒汁を思い出してしまいましたよ。あれは今を去る事10余年前、友人Ｋが｢イトーさんの七拾壱｣で買って来た驚異のおチープジュース。ペットボトルともビンとも言えない不思議な容器に入ったその毒汁の名は、

日本サンガリアプレゼンツ
しょうが味の蜂蜜入り
ひやしあめ

にございます。この｢ひやしあめ｣、どげなお味かと申しますと正常な精神状態を維持する事すら難しい、殺人的にまで兇悪な激甘しょうが汁にございまして、ジンジャーエールを小1時間弱火でコトコト煮込んだような毒汁にございます。ちなみにbannomaeが挑戦したのはキンキンに冷えた状態のモノでしたが、飲んだ瞬間口の中に広がる激甘感は致し方ないとしても、喉を通り越した後のいつまでも残る後味の悪さは極悪です。あの｢コーヒースカッシュ｣ですら喉もと過ぎれば平静さを保てるというのに、これは自らの唾液による希釈は全く意味を為さず、うがいによる洗浄無くして立ち直る事は不可能なほどの後味の悪さ、商品企画会議で誰も文句言わなかったんかいなと思わんばかりの毒汁っぷりにございます。しかもこの毒汁、

夏は冷やして飲んで
｢ひやしあめ｣

冬は温めて飲んで
｢あめゆ｣

なる死刑宣告のような売り文句が刻まれておりました。温めたモノなど想像するだけで絶命しそうにございます。

　あれから時間も経過し、この毒汁も｢コーヒースカッシュ｣と同じような運命を辿っているのかと思いきや、｢日本サンガリア｣の公式ホムペで未だ｢ひやしあめ｣を販売しているという驚愕の事実を発見。これは警告色かと思わんばかりのドギツイ黄色系のデザインにて毒々しさを力いっぱいアピール、しかも若者向けに製造したのでしょうか｢350mlペットボトル｣まで販売されております。

ば、馬鹿なぁぁぁ!!

　この｢ひやしあめ｣、関西人には極当たり前且つポピュラーなドリンクとの事にございますが、本当なんでしょうか。｢はてしなく自然飲料を追求するサンガリア｣が自信を持って世に送り出した毒汁、皆様1杯如何にございますか?

本日の浪費0円+N木町に2箇所で｢メッコール｣が売っているらしい也