チェンライ便り

2006/09/23(土)08:53

「ミー」が死んだ; メカム川の土手、決壊寸前!

日記(351)

   今朝、「ミー」が死んでいた。 「ムイ」の死から18日後である。「ムイ」の出迎えを18日も断り続けていたのだが、とうとう断りきれなかったようだ。  「ムイ」と、ほとんど同時に「発病」し、その後も、食欲は普通以上にあったため、1日3、4回は、おかゆなど食べさせていた。2,3日前には、外出先から戻ると、門のところまで出迎えてくれたこともあって、もしかしてと期待したが、やっぱりダメだった。  病名などわからないが、「シン」と似た症状もあって、「コロナ・ウィルス」による腸炎の可能性もある。  「ムイ」のすぐ隣りに埋葬。 こちらの方が、参ってしまいそうで、あまり考え込まないようにしているが・・・。 やっぱり、切ない。悲しい。  犬にも来世があるそうだから、兄弟で、以前のようにじゃれあったりしていてほしい。  今日は朝から、晴れ上がった天気だったが、このところの大雨つづきと、昨夜半から今朝方にかけて降り続いた雨で、メカム川、今年一番の増水。  我が家から、200mほど下流の、急カーブで蛇行している付近の土手が、半分ほど、崩落。 減水しつつある現在も、少しづつ崩れている。  万が一、ここが決壊すると、我が村、ノンギエンの一部、メプーン村、メカム町などの水はけの悪い低地にある家に浸水することは間違いない。 とはいうものの、このあたりのほとんどの家が高床式で、床上浸水などということにはならないだろうが。  我が家のあたりは、わずかながらも高台になっていて、直接の影響はない。もともと、この土手は数年前につくられたもので、以前は、道路冠水は年中行事のようなもので、我が家のあたりが、島状態になることも珍しくはなかった。  いつぞや、町長の家の前の舗装道路が、大人の腰までつかる濁流になったのも、この土手がなかったころのことである。  決壊しかかっているあたりの土手は、川砂ではなく、赤土を盛ってつくってあり、川岸に笹などが生い茂り、大丈夫そうだったところなのだが、やはり、急カーブになっていて、増水時の濁流には耐えられなかったようである。  有線放送で協力を要請された多勢の人たちが、町長、自治区長などの陣頭指揮で、土嚢積みを行っていた。  そのうち、副郡長も視察に来て、あれこれ状況や被害予測など聞いていた。  たった今しがたも、下流の家に、万一に備えて、準備をしておくよう有線放送があった。  副郡長の話など聞いていて、クーデターがあったばかりなのに、緊急災害援助予算など、まったく問題がないように思われた。  下の写真を撮ったあと、中央の迷彩服の男の位置で撮影中、背中側に当たる右側の草むらが崩壊し、あわや濁流にというところで、みんなに冷やかされた。落ちていれば、さまにならないところだったが、九死に一生。

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