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2006/10/28
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カテゴリ:日記
 
 「オーク・パンサー(出安居)」からの1ヶ月は、「カティン月」といって、僧侶に、あのサフラン色の布(カティナ衣)が献上される祭りの月である。
 「カティン祭り」のある村々には、日本の秋祭りムードにも似た賑わいが続いている。

 中部タイあたりの「トートカティン」に相当する、寄進行事に「パパー」というのがあるが、こちらの方は、「トート・カティン」と違って、「安居(カオパンサー)」期間中を除いて、いつでもかまわない行事のようである。
 また、寺の坊さんばかりか、学校や婦人会などへの寄進で「パパー」が開催されることもある。

 国王も、毎年、「カティナ月」の好日をえらんで、御座舟で行幸され、「カティナ」献上の行事を行われるのだそうだ。
 もともとは、バンコクなど中部タイの仏事で、北タイで、この行事が見られるようになって、10年も経過していない。田舎出身者が都会に出て、それなりに成功する人が出てくるようになってからの行事である。経済成長のたまものということもできる。

 古来、テラワーダ(小乗)仏教では、僧侶は、「糞掃衣(ふんぞうえ)」といって、死人が生前身につけていた衣類など、墓場に捨ててあるもの使ったものだそうだ。
 したがって、信者が、「カティナ衣」を献上するなどということはなかったにちがいない。
現在では、「カティナ月」中に、「お大尽」の都合に合わせて、日を定めて、僧衣献上祭りが行われている。

 北タイでの、僧衣献上は、主として通夜や葬儀の席で「バンサクン」といって、僧衣が献上されるのが普通である。地元の人たちだけで、「トート・カティン」が行われることはない。
 「キン・サラーク」の方は、村内の信者たちが主催し、近郷近在の親類知人などを招待する祭りで、遠方からの参加者は多くはない。

 我が村でも、今日、村内在住者の「手引き」で、バンコクに住んでいる係累やその知人などが、貸し切りバスを仕立てて、僧衣献上にやってきた。
 何しろ、「成功者」とその仲間たちがやってくるわけで、僧衣ばかりか、大枚の「御布施」が集まる。総額では、何百万円にも相当するものであるらしい。
 そんな奇特な信者(?)たちがやってくるわけで、村を揚げて「歓待」しなければならない。
村の寺に接待資金がなくて、先日、集めたばかりであるが、村内の信者としても、よそ者の寄進だけを当てにしていては名折れと、「金のなる木」をこしらえて、鉦・太鼓で、寄進行列に加わっている。
 こんなタイ人たちを見ていると、「恥」とか「義理」とかいうことも、強い人たちであることがよく分かる。
 まだ宵の口であるが、幼い女の子たちの歓迎の「イコー・ダンス」などを含めて、飲めや歌えのドンちゃん騒ぎが、夜遅くまで続くことになる。

 1週間後には、「ロイ・カトーン(灯篭流し祭り)」がひかえており、田舎の村も、祭りムードがただよっていて、毎夜のように、待ちきれない「あわてもの」たちが、爆竹や手製花火などを、競い合っていたり、買ってきたばかりの「孔明灯(熱気球式の風船)」を、ためし打ち(?)にあげ始めている。

「モン・モン、モン・モン~」
たった今も、隣の部落の寄進行列が、我が家の前を通っていった。
楽しそうだし、幸せそうだ。
きっと、いいことなんだろうね。
これも「ブン」のうちなのかもしれない。





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Last updated  2006/11/01 08:52:03 PM
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