新着記事一覧 | チェンライ便り

至福の時間

　明日は、「ワン・オークパンサ（安居明け日）」。本当は、今日がその日に当たるのだが、今年の「王室カレンダー」のミスで、１日遅れになった。　明日、お寺に持っていく「カノム・チョーク（ちまき）」つくり。知り合いから、「ナム・ターン（砂糖椰子のジュース）」をいただいて、きれいな黄色に仕上がった。　チャムトーンの猫たちは、車が大好きである。車は、毎日のように、「幸せ」を運んできてくれるものだと思っているのかもしれないが、車によじ登ったり、開いている窓から座席に入り込んだり、おかげで、ボンネットなど、車の塗装は、猫の爪跡で傷だらけ、中は泥だらけである。たいした実害もないので、最近は、幸せを邪魔しないように、追い出したりしないことにしている。　古株の「プン」は、小一時間、こんな格好で寝ていた。幸せな夢でも見ているのだろうか、時々、尻尾の先だけ、ピクピク動かして、なにやらむにゃむにゃ寝言を言っている。「至福の時」なのであろう。さわやかな「小春」のような天気で、こちらも、思わずつられて眠気をもようしてしまう。　今晩の月は、満月で、久しぶりの「月蝕」。今日収穫したばかりの、「キヌカツギ」を、お供えして、一月遅れの「お月見」をする。

2005/10/17

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ケイ、ミニ・マラソン完走

　故シーナカリン殿下（国王の生母）生誕１０５年記念スポーツ大会が、ドイトゥンで行われた。娘、ケイも友人たち数人と、ミニ・マラソンノの部に参加し、１３．５ｋｍの坂道ばかりの難コースを走りきった。標高差にして、５００ｍ以上はありそうだ。　普段だと、朝早くには、起こしても起きないのに、どういう風の吹き回しか、４時過ぎには、自分から起きだして支度を始めた。昨日の夜に、起こすように頼まれていたのだが、先に目覚めたようだ。　５時前、スタート地点のハイウェイ近くの観光バスの駐車場に着くと、すでに大変な人出。参加者は、２，０００人ほどらしいのだが、とりまきまで入れると、数千人？。参加申請は、当日ということで早速参加申し込み。年齢別、男女別のクラスに分けられていて、６０歳過ぎのコースまである。中年以上の男女の参加者たちの多くは、普段からジョギングなどできたえているのであろうか、脚の筋肉は自身ありげに見えた。　外国人選手など、セミプロ参加する２１ｋｍ、ハーフ・マラソンが、先に６時にスタート。参加者は、４００人足らずだったそうだ。遅れて、６時半にミニ・マラソンがスタート。こちらのほうは、１，０００人あまりの参加者。娘たちが、スタートして行った。曇り空ながら、朝霧が立ち込め始めていた。　ゴール地点は、ともに、メーファールアン離宮の門前。帰りは、主催者側が依頼した観光客送迎用の「ソンテオ（ピックアップ・トラックの乗り合い自動車）」で、スタート地点まで下ろしてくれるというので、ひとまず帰宅。スタート地点までは、我が家から車で１５分ほど。　普段どおりに、朝の用事を済ませた後、かみさんを誘って、娘を迎えにいく。スタート地点で、待つこと１時間、パラパラと、時折選手たちが帰ってくるが、娘の姿は見当たらない。９時半に出発した、自転車レースの選手たちも、あらかたゴールしたと思われる時刻になったので、山の上の迎えに行こうと車を発進させるとまもなく、娘から携帯の電話が入り、指定したところで待つように言いつけて、山へ。　指定した場所あたりで、首にメダルをかけた娘に出会うことができた。完走者への「参加賞」のメダルだそうだ。受け取って首にかけてみる。重い。プラスティック製ではなく、金色をした直径１０ｃｍほどの金属製の、結構ましなメダル。１００位以内に入ったら懸賞金をやることにしていたのだが、１０位以下は、着順、時間等はまったく不明なのだそうだ。とにかく完走できただけで、ご立派。　小生も、高校時代に学校の行事で毎年行われる６ｋｍほどのマラソン大会、まともに走れたことは一度もなかった。　ケイは、幼稚園時代までは病弱で、大病も何回か経験しているし、小学生になって、しばらくしてから「肝炎」にかかって、ビールス退治に散々苦労した。大人になったら、重労働は言うまでもなく、過労にも十分気をつけなければならないものと心配していたが、どうやら完全に回復したようだ。かみさんも、「とても信じられない。小さいとき、あんなに弱かったケイが、こんなことできるなんて」と、感無量の様子で話していた。

2005/10/16

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