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表の体育 裏の体育って本を今読んでいます。
■表の体育 裏の体育 甲野善紀 著 PHP文庫 著者は、科学技術の発達で、獲得した便利さや 快適さの代償として失ってしまった大切なものを 表(西洋の科学的アプローチ)と 裏(東洋の民間療法的アプローチ)を つなぐ存在である「武術」を通して17年前に 警告を発しておられます。 全体は4章からなり ・第一章 裏の体育 -その構造と特色 ・第二章 表と裏をつなぐものはあるのか -その接点としての武術 ・第三章 表と裏を結んだものはなかったのか -その解答としての個人的作品 ・第四章 本書が提起する諸問題 -いま我々に何ができるのか ・・という内容なのですが 実は、この本が今、ネットの世界で静かなブームを 呼んでいる理由に、この本の解説部分を あの神田昌典さんが書いているという点にあります。 ▼神田さん曰く(解説は8ページあります) -------------------------- ・ガン患者が、病名を告知される__。 本書を読み終え、私はそのような衝撃を受けている。 ・私は経営コンサルタントとして、いままで何万人もの 即効性のある情報を提供してきた。 (中略) しかし、光を当てれば、同時に闇は濃くなる。 売り上げをあげる手法であるが故に、 哲学のない経営者まで結果をあげる事になってしまった。 ・顧客ニーズを満たすこと。それは企業の業績を 伸ばしはする。しかし、哲学を持たず、単に顧客に 迎合することで、人間にとって、環境にとって 最悪の結果が生じている。 ・さらに甲野氏は、現在、流行っているイメージ法による 自己実現、願望実現にも警鐘をならす。 (中略) さらには、本書が「癌の次は精神病である」という 予言をしているとおり、我々の精神を蝕んでいく。 (中略) そして十七年前に、甲野氏の警告をきかなかった者たちの 代表が、この解説文を書いている私である。 その結果、私および家族は犠牲になってきた。 唯一、私が幸運なことには、本書を読み終えた段階で 病理に気づくことができ、その進行にストップを かけるという意志を持てたということである。 ・私は、甲野氏の考え方をビジネスに取り入れる人々が 増えれば、消費、そして経済のあり方を一変できると確信する。 (中略) 表と裏の両極端を統合することにより 我々は大きな力を得ることになる。それが現在の 際限のない消費社会に終焉をもたらし、足を知る事態の 到来となる。 -------------------------- "神田ファン"の方も"アンチ神田"の方も ぜひ一度、読んで頂きたいコメントです。 #神田さんの最近の行動を見ていると ビジネスにおける表と裏の世界を 繋ごうとされているのでは??と 私は思っています。 ただ、本書で繰り返し書かれているように 裏の領域に安易に取り組むことは、 色々な意味で危険だと言えるかもしれません。 ▼おまけ この本は栢野さんの日記で紹介されていたあるメールマガジンで知りました。 ■潜在意識を活用する超人たち (まぐまぐ発行) このメルマガ↑↑はいわゆる精神世界系のもので 今流行のイメージ法による自己実現、願望実現がなぜ危険なのか? という事をそちらの方面からの切り口から解説されています。 なかなか、深い内容のメールマガジンですが 判断はあくまでも"自己責任"でお願いいたします。 #このメールマガジンで紹介されている "瞑想"も一歩間違えば危険な世界への 入り口につながっていると、昔、ある方から ご教示頂いたことがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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