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★ 真夜中の独り言 ★

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2018.11.13
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       ハート(手書き)ご訪問くださり、有り難うございますハート(手書き)



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                      ★  湯気  ★



              雨が
              霙に変わっても
              誰ひとり
              不思議になど思わない
              そんな季節は
              とても寂しい


                                       紅茶に
                湯気が立ったりすると
                もう
                こんな季節かと
                呟きながら
                砂糖を入れる


                湯気の向こうに
                過ぎた夏が
                浮かんでる


                                        私は
                呟きながら
                砂糖を入れる







                      By.星原女瑪.(2013.10.10.)2018.11.13.

                 (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい)







      






                       


                                     ✿.LAME39のベランダです。
                                        小さな憩いの場所です。
                                        ここで、コーヒーを頂きます。




    



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    ハート手書きハート詩を読んで下さり、誠に有り難うございました​ハート手書きハート





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🙇    お知らせ 四つ葉

       短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。
  原稿が滞っています。
   ごめんなさい。...いま少しお待ち下さい~🙇.


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       緑ハート青ハート緑ハート
         短編小説

            ミステリーロマンの世界へ、​ようこそ。
            拙い小説ですが、読んで戴けましたら幸いです。​



      



                          心ゆくまで
​​​​​.


   【最終章】

​​​​​


【最終章】(5)


​​翌日は秋雨が降り出しそうな、重い曇り空だった。
柿谷家の菩提寺に遺体を映す頃には、春伽は棺に納められていた。
誰もいないのを見計らい、
貴次は棺に近づき、ペットボトルを差し入れた。
『貴次さん、来てね。待っているわ』
瞳を見開いた姉に、
『大丈夫だよ、安心してくれ』
そっと呟いてから、棺を離れた。


『そう......。そんな事が有ったのね。
 それで、それから何が有ったのか話して下さい』
沙織は思わず手を取り、春伽の顔を見た。
『あれから十年が経つわ。私は25歳の侭ですけどね』
『まあ、私は35歳だから同い歳ね』
沙織の言葉に笑みを浮かべて頷くと、柿谷春伽は再び話し始めた。


土葬が済んで参列者や親族が帰途に就いたのは、四時近かった。
柿谷貴次は墓地を早めに離れ、近くの喫茶店で珈琲を飲んでいた。
五時を過ぎると沈んだ秋の陽と共に、夕暮れが色濃く迫って来た。
時計の針が五時半になるのを見届けて、柿谷貴次は墓地に向かった。


棺が露わになると蓋の上に降りて、ガラス越しに春伽の顔を覗き込んだ。
そこには、目を開けて微笑んでいる姉の顔があった。2018.10.13.
貴次は釘抜を使い、急いで蓋をこじ開けた。
『春姉さん、大丈夫かい』
『大丈夫よ。少し息苦しかったけれど、
 高次さんが早く開けてくれたから助かったわ...。私ね、歩けそうよ』
『そう、それは助かるよ。上に登って手を出すから上がってみて』
『分かったわ。でもね、お洋服が...これじゃあ可笑しいわ』
『大丈夫だよ、用意して来た。簡単に切れる様にワンピースにしたんだ。
 いいよね』
『貴ちゃん、何から何まで有り難う』


柿谷貴次は姉を伴い洗い場で泥を落とした。
それからトランクに有った革靴に履き替えた。
そして、綺麗になった道具をトランクに収めた。
『春姉さん、取り敢えず逗子のマリーナへ行くよ』
『そう、分かったわ』
春伽は軽快に答えて、助手席に乗り込んだ。
バニラ色にクローバーを散らしたワンピースが、よく似合っていた。



【最終章】(4)


柿谷貴次が不思議な現象に遭遇したのは、通夜の晩のことだった。
自宅で葬儀をする事となり、春伽は10畳の和室に横たえられていた。
眠気も来ず、とても寝てなどいられない心境で、
柿谷貴次は布団の傍らに座っていた。


夜中の2時を過ぎた頃だった。
『貴次さん、貴次さん』
自分の名を呼ぶ声と一緒に膝を叩かれて、
柿谷貴次は慌てて首を振った。
いつの間に眠っていたのか、
見ると、姉の春伽が手を伸ばして膝を叩いていた。
『春姉さん、どうして......春姉さん、生きていたのかい。
 一体どうしたんだ......』
貴次が躊躇っていると、
『私の声が聴こえるのね』
『ああ、良く聞こえるよ』
言ってから、柿谷貴次はあたりを見まわした。
幸い人気は無く、静まり返っていた。
『春姉さん、もっと声を落とさないと誰かに聞こえてしまうよ』
『そうね、分かったわ』
貴次の膝に載せられた手には、温もりが有った。
『生き返ったのか...。医者を呼ぼうか』
迷いの籠った声で呟くと、
『無駄よ。たぶん私は死んだのよ...。』
寂し気な春伽の声がした。そして、
『でも、私の魂は生きているのよ。だから、死にきれずにいるの。
 貴次さん。助けて欲しいの、何とかしてほしいの』
姉の春伽は、悲痛な声を漏らした。
『明日は墓地に埋葬される。僕は皆に知られない様に残って、
 春姉さんを掘り起こすよ』
『そう...。でも、その後はどうなるのかしら』
『分からないさ。僕にだって、見当もつかないよ』
その時、足音が近づいて来た。
春伽の手が布団に隠れ、会話は止んだ。


顔を上げると、憔悴しきった母が立っていた。
『あら貴次さん、お疲れ様ね。私が変わるから、貴女は休みなさい』
『お母さん。それでは、また来ますのでお願いします』
貴次は居場所を失くして、仕方なく部屋に引き取った。


少しの間ベッドに腰かけて考えていたが、次の瞬間、部屋を抜け出した。
そして柿谷貴次は、慌てた様子で車に飛び乗った。
逗子のハーバーでヨットに乗り込むと、柿谷貴次は明かりを灯した。
それから、思い付く道具を、車のトランクに積み込んだ。
姉の春伽の言うことが嘘の様には思えず、困惑しながらも、
貴次は準備だけはしておこうと考えたのだった。




【最終章】(3)


​​​ 『沙織さん、初めまして。柿谷春伽です。
  十年前に交通事故で命を落としましたが、
  貴次さんのお陰で、こうして楽しく暮らしています。
  時々この部屋に遊びに来ては貴女の事を聞いていました。
  沙織さん、宜しくお願いしますね』
 『柿谷さん、どうして......』
 沙織が呆気に取られていると、
 『貴次さん、私からお話してもいいかしら』
 『ああ、春姉さんから話して貰えると助かるよ』
 柿谷貴次の言葉に頷くと、
 柿谷春伽は沙織の隣に座って話し始めた。


 柿谷貴次が大学三年の、秋のある夜の事だった。
 姉の柿谷春伽は、女友達のバースデーパーティーに出席し、
 ホテルで楽しいひと時を過ごした。
 その後22時ごろに、パーティーを退席した。
 とても和やかな想いを胸にタクシーを拾をうと、
 山下公園側に向かって、横断歩道を歩き始めた。
 その時だった、急ブレーキと悲鳴が轟いた。
 柿谷家に事故の一報が入ったのは、深夜0時近くの事だった。
 電話に出た手伝いの明美は、手を震わせながら二階へ駆け上がった。
 ドアのノックに貴次が出てみると、蒼ざめた顔の明美が立っていた。
 『明美ちゃん、どうかしたのかい...』
 『大変なんです。大変な......』
 明美の声は、乾いたように掠れていた。
 『どうしたの、いったい何か有ったのかい。落ち着いて話してくれよ』
 『はい』
 手伝いの明美は唾を飲み込むと、
 『春伽お嬢様が車に撥ねられて、病院へ運ばれたそうです。
  ただ今、警察から電話が有りました。奥様や旦那様にも、
  知らせましょうか......』
 『何てことだ。僕は一足先に病院へ向かうから、
  父達は、そっと起こしてやってくれ。
  それと、貴敬兄さんは出張でアメリカに行っているから、
  僕が後で連絡しておくからと、父達に伝えてくれるね』
 『はい、分かりました。どうか、お気を付けて行ってらっしゃいませ』
 貴次は明美の声を背中で聴きながら、
 上着を手に取り、慌てて部屋を後にした。


 病室に入ると、医師と看護婦が二人、神妙な面持ちで立っていた。
 『柿谷様ですね......』
 『はい。弟の貴次です』
 『誠に残念ですが、先ほど息を引き取られました。
  23時57分の御臨終でした。お悔やみ申し上げます』
 医師と共に、二人が一礼した。
 『死因は何だったのですか』
 『全身打撲と、腹部の出血が酷くて...。手は尽くしたのですが、
  間に合わず失血死でした。もう少し早く運ばれていたら。
  そう思うと...、大変に残念です】
 柿谷家にとって一人娘の春伽の死は、大きな打撃だった。
 遺体が実家に運ばれるまで、貴次は遺体の傍らで泪し続けた。
 結局、春伽を轢き逃げした車も犯人も、
 見つからぬ仕舞いであった。


                        ​         (4)へ続く



【最終章】(2)


​​​『沙織さん、ようこそ。お待ちしていました』
柿谷は明るい声で迎え入れた。
『こちらに掛けてください』
マスタード色の革張りの応接セットに、案内された。
柿谷の部屋は黒を基調に煙草色の配色で、
落ち着けそうな雰囲気だった。
『僕はビールを飲みますが、沙織さんも何か如何ですか』
『そうね、トマトジュースでも頂こうかしら』
『好かった。美味しいトマトジュースが冷えていますよ』
柿谷はそう言って、すぐに運んで来てから、
沙織のはす向かいに腰を下ろした。
『あと五分もしたら沙織さんに紹介したい人が来るので、
是非とも逢ってください』
『えっ......。どなたか来るのですか』
『はい、楽しみにお待ちください』


『きょうは午後じゅう、モネの絵を眺めていたのよ』
『そうでしたか、モネの絵は好いですよね』
『ええ、大好きです』
『ああ、仕事の後のビールは旨いです』
柿谷は、ドイツ製らしいジョッキを傾けた。

間もなく部屋をノックする音がして、
背の高い細身の女性が入って来た。
柿谷は急いで立ち上がると、
『やあ、こんばんは』
と声を掛けてから、沙織の横に立った。
『春伽姉さん、こちらが奥村沙織さんです』
『沙織さん、僕の姉の春伽です』
『あの......。まさか亡くなった筈の、お姉さまですか』
奥村沙織は、あまりにも突然な事に驚き、言葉に詰まった。

                                                      2018.7.4.
​​

【最終章】(1)


​​​​​四月半ばの丘には遅ればせのチューリップが咲き残り、
爽やかな風が吹いていた。
夕方まで仕事が有るからと、
柿谷は朝の五時前に出かけて行った。
夕食は済ませて帰るからと言っていたから、
今夜の話は大事なことだろうかと、
奥村沙織は午後の窓辺で​ふと考えた。

バロックを流しモネの画集を眺めていると、
日暮れの迫るのも忘れる程に絵画の世界に引き込まれて行った。
夕暮れた丘で軽い散歩を済ませると、
沙織は七時前にシャワーを浴びた。

部屋のベッドで寛いでいると​​ころへ、
柿谷から電話が入った。​​
『申し訳ない。今夜の約束を九時に延ばしていいでしょうか​​』
『大変そうですね。九時に伺いますね。
 呉れ呉れも、お気を付けてくださいね。それでは』
『はい、有り難うございます。それでは』
ということで電話は切れた。


柿谷貴次が帰宅したのは、九時過ぎだった。
彼はシャワーを済ませると、二階へ上がって行った。
奥村沙織はドレッサーの前に座り、
自分の姿を眺めて見た。
肩先に伸びた髪が軽くカールして、
薄化粧にピンク色の唇をした顔が浮かんでいた。
これが今の私......。
あの朝に化粧と髪を整えたままの容姿で、
鏡に映っている自分が不思議だった。
やや経ってパンパンと頬を叩くと、沙織は立ち上がった。


​​二階の踊り場に立つと、その先にはまだ階段が続いていた。
覗くと、幅広の廊下が延びていた。
そして三枚目のドアが開いていて、明かりが零れていた。
柿谷の配慮を感じながら、
奥村沙織はドアをノックした。

【続く】2018.6.01.




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最終更新日  2018.11.13 19:58:15
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【楽天市場の彷徨人】です。
 中学生の時に亀井勝一郎の、
{邂逅}という単行本を読んでから、
【邂逅】という言葉が好きになりました。



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 過去に詩集を出版した事が有ります。


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 近年は、観戦を楽しんでします。



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