★ あけぼの ★
また 嶺の谷間に 鹿は 獣たちよ 幽弦に ああ 春よ その源は
ひと滴(ひとしずく)・細やか(こまやか)・栗鼠(りす)・嶺(みね) By.星原女瑪(2015.3.26)2017.3.15. (注意・詩の転載を禁ずる;シェアはご遠慮下さい) 【 お知らせ 】 短編小説・心ゆくまで・は、下段に記載しています。
短編小説 ミステリーロマンスの世界へ、ようこそ。 其の三(1) 沙織は瞼を閉じているうちに、深い眠りに就いた。 緑の丘のを歩いていると、爽やかな風が頬を撫でた。 沙織は立ち止まって、深呼吸をしてみた。 辺り一面に百合の香が漂い、 遠くの空で、 イワシ雲が桃色に染まっていた。 少し前に進むと、 辺り一面、百合のの花が咲き乱れていだ。 山百合やカサブランカ、そして鉄砲百合。 あらゆる白い百合が、 言うに言われぬ芳香を放っていた。 沙織は、美しい百合に顔を近付けてみた。 その時、 『沙織さん、沙織さん』 後ろから、 声が聞こえた。 驚いて振り向いた瞬間、沙織は眠りから覚めた。 目を開けると、 コンクリートの天井に薄暗い蛍光灯が灯っていた。 『ああ…、私は夢を見ていたのだわ』 沙織がぼんやりしていると、 『沙織さん…』 男の声がした。 視線を延ばすと、 あの時の柿谷が立っていた。 『柿谷さん、とうして…』 驚きながら尋ねると、 柿谷は恥かんだんだ様子で、百合の花束を差し出した。 『貴女にお逢いしたくて、来ました。遅い時間で失礼しました』 柿谷の言葉に時計を見ると、零時を過ぎていた。 『どうして…』 思わず訊くと、 『だから、沙織さんに逢いたくて…、貴方を助けに来たのです』 柿谷の言葉を耳にして、沙織は不思議な気分になった。 思わず柿谷の顔を見上げると、 『そうなんです。僕には貴女の声が聞こえます。 沙織さんの美しい瞳も見えますよ』 『不思議だけれど、とても嬉しいわ』 沙織は、闇夜に提灯の心地がした。 続く】 *------*------*-----*------*
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今晩はあけぼのってもいい詩ですね。
お彼岸ももうすぐ明日はお墓参りに行ってきます。 (2017.03.16 18:21:50)
こんばんは。
昨日、此方にコメントを書き込んだのですが、 反映されなかったようです。(^^;) あけぼのって夜明けという意味らしいですね。 春はあけぼの…寒い冬から暖かい春へと季節の移り変わりを 表したものなんですね。 今度は反映されますように…(笑) (2017.03.17 00:03:39) |
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