2015/08/03(月)17:28
ROMA
ROMA
以前観ましたが、違う友人が貸してくれたので
もういちど観て、味わっているドラマのタイトルです。
制作はアメリカのHBOと英国のBBC、近代の覇権国。
どちらのお国も古代ローマをお手本にして、世界を“支配”してきました。
なので彼らは古代のスペクタクル活劇が大好き、映画も多いですね(笑)
でもこの物語の縦軸は男の友情だと思います、泣ける。
カエサル直属の第13師団の百人隊長ヴォレヌスとその配下プッロの物語。
そして横軸は歴史物語です。
カエサルがガリア(今のフランス)を制定してローマに戻ろうとする。
ところがあまりにも民衆に人気のあるカエサル。
彼が独裁官になることを恐れ、妬ましく思う元老院(貴族階級の議員)
カエサルの盟友ポンペイウスを担いでカエサルを排除しようとするのだが・・・・・
古代ローマがローマ帝国と違う名前で呼ばれる寸前までのお話。
全部で24枚のDVDです!製作期間も8年にの手間、時間、お金のかかったドラマ。
やっと12枚目まで観終わりました。
今回観ていて新たな発見と言えば女の業の深さ、凄さ、したたかさ。
将来初代皇帝アウグストスになるオクタビアヌスの母で
カエサルの姪である肝っ玉母さん“アティア”はどんな手を使ってでも邪魔者は消す。
なかでも最強なのは“生霊(いきりょう)”になってしまった女の恐ろしさです。
史実ではないかもしれませんが、カエサル暗殺の影の実行者はアティアの敵、
カエサルの愛人でブルートスの母であった女セルウィリアの呪いの力。
カエサルの死後、再び内乱が起こるローマ領。
内乱といってもローマの場合はイベリア半島、イタリア半島、バルカン半島、
オリエント、エジプト、そして北アフリカ・・・ようするに今のEUと中東、
地中海、エーゲ海、黒海の周辺国はすべてローマ、スケールが違います。
男たちのダイナミズムと女の恐ろしさ。
世界の歴史はこの二つのエレメントから出来ているのかもしれません(笑)
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