2013/03/16(土)21:43
メイド・イン・日本のバッグ
今までかなりの数のバッグを所有してきました。
いろんなブランドのものを使ってきました。
このブログでもバッグに関してはかなり紹介してきましたね。
ここ数年はCISEIとCOACHをメインに使ってます。
基本的にインポート偏重に思われかもしれませんが
メイド・イン・日本に偏見があるわけじゃありません。
日本のカバンメーカーさんの技術力の高さなど
雑誌で見て、実際にショップで触ってみて
それなりに納得している部分もあります。
でも今まで買いたいと思う気持ちにならなかったのは
ずばり、カバンそのもののデザインなのです。
紳士用鞄は靴と同様にすでに完成されたデザンがあると思ってます。
それに対するちょっとした変更やアレンジが著しく全体の
デザインを損なっているケースをたくさん見ています。
ブリーフケースのフラップ部分のカーブがダサいとか
ハンドルの形が格好悪いとか
オリジナリティを出そうとするせいかわかりませんが
品質は素晴らしいのにデザインが残念なバッグを
数多く目にしてきました。
品質的には妥協の無い素晴らしいものであっても
デザインが格好悪かったらそこで僕は買う気にはなりません。
そんなワケでなかなかメイド・イン・日本のバッグを
買う機会がここ数年無かったのですが
ちょっとだけ気になるものに出会いました。
PELLE MORBIDA/ペッレ モルビダ
昨年8月にスタートしたブランドだと思います。
有名なファッションディレクター氏が手掛けてるヤツですね。
デビュー時のコレクションにはそれほど心魅かれるデザインは
なかったのですが、かなり質の良い革を使ってる感じなのに
値段が相当抑え目なのに関心したりしていました。
そして最近見かけたこのブランドのバッグの
エディターズバッグという型に非常に魅かれました。
多分これも最初からあったと思うのですが
ノーチェックでした(^^ゞ
COACHのサッチェルクロスボディーのようでありながら
もう少しコシがある感じで都会的
ダニエル&ボブのジャスミンよりも
もうちょっとビジネス寄り
日本での使用をメインに設計されてるため
書類収納のサイズ感、ポケットなどの機能面
ストラップの長さなどのサイズ面が
とても秀逸なものだと思います。
柔らかいシュリンクレザー(愛媛県産らしい)も
とても肌触りが良く、しかも意外と軽い。
シボの粒も揃っていてとても均一的。
これだけ均一したシボ立ちを揃えるのは
けっこう大変だと思うのですが、それがコストに
反映されてないところが素晴らしいですね。
色バリも豊富なのですが、僕は個人的にこのキャメルに
一番魅かれました。
内部のポケット たくさんで使いやすい。
底部分を丈夫にし、持っていても型崩れししないようにするため
この切り返しのデザインを活かして補強しているところが秀逸。
しっかり底鋲も打ってあって凄い!!
船旅をイメージしてるとのことで
ホイッスルがついてます。
しかも剥き出しだと革にキズがつくので
ちゃんと革のホルダーに収まっていて
なかなか良いアクセントになってます。
船旅でホイッスルというと、あの映画タイタニックの
ほぼラストのシーンでホイッスルを吹いて生き延びるシーンを
思い浮かべてしまいますね(^^ゞ
残念なポイントは2Wayのショルダーストラップがちょっとショボい。
細いし、ちょっと情けないな。使わないけど(^^ゞ
使っている金具があまりに新しくキレイすぎて
男っぽさと高級感がイマイチかなぁ。
ブランド側の意図は金具は経年変化しにくい加工で
いつまでも美しさを保てるということらしいですが、
ここは逆ですって感じかな。
革自体がエイジングされていくのに金具は光り輝く当初のまま
ってのはちょっと不自然な感じかなぁと思います。
とは言え、これだけの質感と機能面の充実をもってして
お値段48,300円(税込)は素晴らしいと思います!!
まぁまだ使ってないので何とも言えませんが
おそらく大きな問題もなく、使いやすいと思われます♪
アンダー5諭吉でオン・オフ使えそうなバッグとしては
相当優れているのではないかと思います。
たくさんのお店で扱われているし
他にもいくつかの型があるので
バッグをお探しの方はチェックしてみてください。