2009/07/28(火)04:27
MUSIC MAGAZINE 1982年01月
久しぶりの持ち物自慢。
平岡正明の本を探していて
そういえば、平岡正明がPANTAの『KISS』にモンクつけたのがあったな、と。
MUSIC MAGAZINEであったな、と。
でもあれは本屋で立ち読みして、ちょっと複雑なキモチになって買わなかったな、と。
でも、そのあとすぐPANTAと平岡正明が対談して、それは買ったな、と。
どこいった?と。
で、こちらが
posted by (C)ともるー
MUSIC MAGAZINE1982年1月号
PANTAと平岡正明の対談は
posted by (C)ともるー
『KISS』大攻防戦
平岡正明がモンクつけた
posted by (C)ともるー
PANTA/KISS
↑
このリンクはCD
持ってるのはアナログLP(CDも当然持ってると思ってたけど、なかった)
平岡:パンタの場合は単位が1なんだ。パンタの1というのは政治組織より過激なんだよ。言葉でもっと過激なことを言うやつはいくらでもいるけよ、それよりもあんたはもっと過激なんだ。赤軍がなくてもあんたはロックの赤軍なんだったと思う。(中略)
パンタは獲物をとる時の狼のリーダーなんだ。守備のチームを組もうとしちゃダメだ。攻撃型のチームを組む男だと思うな。
平岡:オレは水滸伝的にパンタをみてて。一人でも革命、二人でも三人でも革命で、一人の時の方が革命のボルテージは高いんだ。(中略)
だから恋も革命的に歌わなくちゃ。
パンタ:そうかな...。だから、それに対する反発があるんだろうな。
平岡:自分の中に?
パンタ:うん。(中略)頭脳警察をやり、パンタ&ハルをやってくうちに、ロックの中での位置づけができてちゃったでしょ。それに対する反発がある。オレはそんな大層な人間じゃないよ、っていう。
パンタ:さっき平岡さんが、生まれながらに革命的なやつがいるっておっしゃったでしょ。そいつは強いて革命の歌を歌う必要はないんですよ。レゲエでもブルースでもいい。恋の歌を歌ってていいんだと思うんですよ。
パンタ:みんなは、ドロドロとした性愛描写に長けたものとか、鋭い時代感覚で新しい男と女の像を切り開いていく...そういった形を僕のラヴ・ソングに望んでたんだろうと思うんです。(中略)今回やりたかったのは、理屈じゃなくてこういうものがやりたいというリアリティだけなんですよ。僕はね、こういったウワついたポップスが良質なポップスだと、(中略)それに対して僕はマルをつけたの、今年に限って。(中略)これは平岡さんのような人が、これはいいって言うようなアルバムじゃないんです。そういうものにしようと思って作ったアルバムでもないんですよ。
平岡:分かった。分かってきた。じゃあ、オレは同じことを繰り返しておく。
パンタの叙情的要素はこの程度のものじゃない。
頭脳警察、PANTA&HAL、PANTAに関して
殆ど語られていないことがある。
PANTA=中村治雄の
詞/詩については評価は定まっている。
それは、曰く「革命」「過激」という、それこそ浅薄なものだ。
彼の詩はそれすら超えている
(このことについては、機会があれば、別のエントリーとして触れたい)
もうひとつ。
曲を虚心に聴いてみるが良い。
彼の
ポップ・ライター、メロディ・メーカー
としての側面を、感じられる
と断言しておく。
←前にも書いたけど、ウチの奥さんとPANTA&HALの札幌唯一のLIVEに行ったことがある。それは、リッチー・ブラックモアのLIVEで死者が出た直後で、トム・ロビンソン・バンドのすぐあと。トム・ロビンソン・バンドのLIVEでは立ち上がることすら許されなかった ポチ!
人気blogランキングへ←で、LIVEが始まってすぐ私たちは立ち上がり、警備員がすっ飛んできて、妻の手をねじ上げようとした。私は警備員の胸ぐらを掴んで「ふざけんなよ!人の女に何すんだ!」と言った。...なんてゆ~ことがあったな。...ま、若かったってこってす。じゃあ、今同じことが起きたらどーするかってゆーと、やっぱ同じことをすると思うね ポチ!
この雑誌のこの号に関しては
書きたいことがまだある。
エントリーを改める。
もう一つ。
記事を書こうと思いホームに設定してあるasahi.comを立ち上げたところ
山田辰夫が亡くなったことを知った。
やはり別のエントリーとしたい。
山田辰夫 享年53歳
ご冥福をお祈りいたします。