2007/06/17(日)01:51
曼荼羅
「曼荼羅」
仏の世界を現したもの
輪廻転生を表したもの
その絵自体がお経となるもの
それ自体小宇宙を表したもの
どれだったったけかな?
ともかくその名前を冠したイベントがバリ島で行われて
それが終わる昨日までの間の10日間弱、
僕はそのイベントのお手伝いをさせていただきました。
Tさんが声をかけてくれたわけで相方も一緒。
高野山真言宗のお坊さん達が数十名バリに来られて文化交流、
ご詠歌隊とガムランや舞踊とのコラボレーション公演を行うというもので
柴灯護摩隊とご詠歌隊とがきていたけど
僕らはご詠歌隊と行動を共にしました。
13日デンパサールでの公演と15日のヌサドゥアでの公演。
その準備から公演の最後までをお手伝い。
ただのお手伝いで終わると思ってたんですね、初めは。
「とにかく中途半端なことはしたくないんだよ。やるからにはカッコよくしたい」
思えばお坊さんでありながら舞台監督をされたYさんのこの言葉にやられたんだと思う。
言葉じゃないのかな?そのうらにある気持ちとか、熱とか。
それで気がつけばのめりこんでいって、もう無我夢中で
絵を描いていたりすると入り込むことがある半分トランスのような状態が
ずっと続いてました。それはものすごく心地よかった。疲れを忘れさせるくらい。
「いいものを作りたい」というのはTシャツから舞台でも変わらないところがあって、
でも舞台と言うのはその何十倍も時間もかかり、沢山の人の力が必要なんだね。
最初から一緒に頑張ってきた高野山のYさん、Aさん、Mちゃん、Kさん、Kさんや
素敵な歌声を披露してくれた皆さん、
僕らを誘ってくれて守ってくれたTさん、そのいとこのE君
素敵な演奏をしてくれたガムラン隊の皆、
最高の演技を見せてくれたシディアさん、ジャスミンさん、グンマスさん、
その他音響さん、照明さん、サポートしてくれた皆さん、観に来てくれた皆さん。
そして苦しい時に高野山のお坊さんだけでなく僕らスタッフの心の支えにもなったY先生。
まだまだ書き切れないほどの多くの人たちが力を出し合って初めてできることなのだと
改めて気付かされました。そしてその思いもよらぬ楽しさも。
どちらの公演もとても素敵なものが出来たと思います。
いろいろなことは当然ありましたが
それは僕の財産になりました。きっと皆もそうだったと思います。
この数日間、自分の全力を出し切れたことに感謝。
バカな僕でもそうさせてくれたスタッフの皆に感謝。
出会いに感謝。
毎日の打ち合わせも練習もなくなって
いまはそれがちょっと寂しいけど
いい舞台ができました。
ああ、また会いたいなあ。
そしてまたやりたいですね、山本さん。