尼崎のおっちゃんBASSER(改め)尼崎のおっちゃんANGLER

特定外来生物に係わる意見(パブコメ)


私の送付したパブコメの内容を書き留めて行くことにします。
良ければ参考にして下さい。


意見05021202
オオクチバスの指定に反対。(財)自然環境研究センターから「人為的環境改変がオオクチバス・ブルーギルの定着を容易にする。」と報告されている。外来魚の増加の最大原因は「環境破壊」である。
概要05021202
オオクチバスの指定に反対。「平成15年度ブラックバス・ブルーギルが在来生物群集及び生態系に与える影響と対策調査報告書要約版」の中で、「ブラックバス・ブルーギル個体数低減化には、在来魚の繁殖・生息場所としての水辺環境の保全・復元が必要」とされている。また、「在来魚類の隠れ家消失に伴う在来魚の捕食の助長」の結果であるとも明記されている。したがって、環境改善がなされない限り在来魚数の復元はできない訳である。したがって、オオクチバスを指定することで今後莫大な防除予算が必要となるが、効果があるか甚だ疑問である。オオクチバスの指定より先に環境改善を行うべきである。

概要05021201
オオクチバスの指定に反対。今回の選定リスト入りは、オオクチバス小グループ会合の結論「半年を目途に指定に向けた検討を進める。」が全く無視された形となっており、納得できない。
意見05021201
特定外来生物危険防止法の趣旨は基本的には理解できるが、オオクチバスについて小グループ会合の提案「広範に現に利用されている実態に鑑み、指定する前に、指定後の防除のあり方(どの水域について防除に着手するか等)について、予め準備を行うことが本法の円滑な運用と制度適用の実効性を確保するために適切である。」が全く無視された形となっており、何のための専門家会合だったのか疑問である。その提案を基本として、賛成派と反対派が両者共に納得できる具体的な結論を出すためには、もっと時間が必要である。最低半年間は選定を先送りすべきである。

概要05020801
オオクチバスの指定に反対。計4回の小グループ会合で賛成派と反対派の歩み寄りの結論が出たにも係わらず、指定には全く考慮されませんでした。もっと時間を掛けて議論を尽くすべきである。
意見05020801
特定外来生物危険防止法の趣旨は基本的には理解できますが、その決定方法には納得できません。琵琶湖のリリ禁やオオクチバスの特定外来生物指定の過程で、一番欠けていたのが、「議論」だと思います。どちらも、最後は行政が力でねじ伏せてしまいました。だから、反発も大きくなってしまうのです。外来魚はいくら駆除しても決して0にはなりません。そのために多くの税金を使うのは無駄なだけです。これからは、外来魚と在来魚の共存を考えるべきです。そのためには駆除派(行政、漁業者)と擁護派(バス釣り愛好家)が膝を交えて議論ができる場を作ることが大切ではないでしょうか?バス釣り愛好家も環境のことは良く分かっています。ゾーニングの考え方に賛成な人も沢山います。でも、そう思っても今のところ「討論」をする場はあっても、「議論」する場がありません。これでは、いつまで立っても平行線のまま。お互いの歩み寄るチャンスはありません。折角、オオクチバス小グループ会合でお互いの歩み寄りが見え、「議論」の場が作れそうな雰囲気だったのに、小池環境大臣の一言で、また「討論」の場へ逆戻りです。そのような理由から、オオクチバス指定を一旦撤回し、「行政と釣り人の歩み寄った議論」を尽くして欲しいと思います。そして、その結論から「指定の是非」を決めて欲しいと思います。

概要05020601
オオクチバスの指定に反対。環境汚染が進む中で、釣れる魚はめっきり減った。環境汚染に強いオオクチバスが釣りの対象となるのは当然。子供達が自然とふれあう機会を取り上げないで欲しい。
意見05020601
特定外来生物危険防止法の趣旨は基本的には理解できるが、環境破壊や汚染により、子供たちの周りで釣りの対象になる魚がめっきり減ってしまった。子供たちが、そんな環境でも生きていけるオオクチバスを釣りの対象とすることはごく自然な流れだと思う。また、オオクチバス釣りは他の釣りに比べてお金を掛けずに簡単に始められる釣りの1つでもある。生き物を対象とした釣りによる体験は、流行のバーチャルな世界での体験に比べて、大きな情操教育の効果があると思う。したがって、将来的に子供達から釣りを取り上げるようなオオクチバスの指定には反対である。

概要05020502
オオクチバスの指定に反対。オオクチバスは既に多くの地域で地元産業と結びつき人々の生活の糧となっている。国民へ与える影響も調べずに一方的に規制することはおかしい。
意見05020502
基本方針の「選定の際の考慮事項」の中で「特定外来生物の選定に当たっては、原則として生態系等に係る被害の防止を第一義に、外来生物の生態的特性や被害に係る現在の科学的知見の現状、適正な執行体制の確保、社会的に積極的な役割を果たしている外来生物に係る代替物の入手可能性など特定外来生物の指定に伴う社会的・経済的影響も考慮し、随時選定していくものとする。」と決められている。オオクチバスを生活の糧としている人の多くは、「釣り人に対するサービス」で生計を立てている。オオクチバスそのもので生計を立てている人は限られているのが実態である。つまり、釣り人が居なくなれば生計が成り立たないのである。しかし、今回の選定では、風評被害による「社会的・経済的影響」が十分予想されるにも係わらず、社会的・経済的影響がどの程度あるのかについて全く公表されていない。選定以前に「数値データ」として公表し、関係機関で十分検討する必要がある。それが成されるまでは選定対象とすべきでない。

概要05020501
オオクチバスの指定に反対。指定することにより各県でのリリース禁止条例制定に拍車を掛けることになる。これは生業としている人の生活を圧迫し、死活問題を引き起こすことになる。
意見05020501
外来生物法の中では、「リリース禁止」については規定されていない。しかし、オオクチバスが指定されていない現在においても、既に複数の県が「リリース禁止」を条例化しており、指定されれば追従する都道府県が増えるのは必至である。バス釣り愛好者にとっては「リリース禁止=釣り禁止」であり、リリース禁止のフィールドへは足を運ばなくなってしまう。したがって、オオクチバスの指定はバス釣り愛好者を対象に生業としている人の生活を圧迫し、死活問題を引き起こすことにつながる。

概要05020402
オオクチバスの指定に反対。指定は色々な風評を生み、全国的な「バス釣り禁止」の動きへつながる。そうなれば、釣りによる「間引き駆除」がなされず、結果的に増殖させてしまうことになる。
意見05020402
外来生物法の中では、「リリース禁止」については規定されていない。しかし、オオクチバスが指定されていない現在においても、既に複数の県が「リリース禁止」を条例化しており、指定されれば追従する都道府県が増えるのは必至である。「リリース禁止」により「バス釣り愛好者」の足が遠退き、バス釣りが行われなくなれば、「間引き駆除」が行われず、バスが増えるのは目に見えて明らかである。その増えたバスの駆除のために血税を投じるのことには納得できない。

概要05020401
オオクチバスの指定に反対。専門家が話し合って決めた結論を、大臣の一言で覆えすような決め方には納得できない。指定を先送りし、民主的に議論を尽くして結論を出すべきである。
意見05020401
オオクチバス小グループの結論の中に「オオクチバスについては、広範に現に利用されている実態に鑑み、指定する前に、指定後の防除のあり方(どの水域について防除に着手するか等)について、予め準備を行うことが本法の円滑な運用と制度適用の実効性を確保するために適切である。」とあるにも係わらず、その提案が無視されたのは遺憾である。まだまだ、議論の余地はあるはずであり、社会的にも大きな影響が予想されるオオクチバスの指定については時期尚早だと思う。もっと、時間を掛けて議論すべである。


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