【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

尼崎のおっちゃんBASSER(改め)尼崎のおっちゃんANGLER

フリーページ

2004.11.01
XML
カテゴリ:バス釣り
9月8日に、東京フィッシング会館において、日本釣振興会外来魚対策検討委員会主催で、釣り人と環境省生物多様性企画官との意見交換会が開催されたとのことです。その中で一番気になる問題について抜粋します。

『5.キャッチアンドリリースに関する質問(1)』
Q.環境省は、今回の方針(案)9条の中で、「キャッチアンドリリースは規制の対象とはならない」と明確に記載されています。しかし、これまでの説明とは異なり、パブリックコメント資料の解答欄の中では、「一部の県や地域が実施しているリリース禁止を、防除の一環として条例等で指定するのは、今回の法律とは矛盾しない」と述べています。万一、国が自治体に対し、そのような見解を持っているとするならば、これは法治国家として大きな問題があると思います。
キャッチアンドリリース(もともと生息していた魚をそのまま元に戻す行為)を条例等で禁止するということを、環境省が是認するという事ならば、これは法の精神の根幹を根底から覆すものになると思いますが、その点について、環境省はいかがお考えでしょうか。

A.キャッチアンドリリースの所ですが、条例で禁止している或いは内水面漁場管理委員会の指示で規制しているところが何県かあると言うことと矛盾するのではと言う事ですが、法律上はさっき言いました様に、無主物で有るものを捕獲してすぐ放つと言うキャッチアンドリリースは対象行為でない、法律上それを規制対象として捉えることは難しいという前提がありまして、9条ではそういう事を対象とはしませんと言う事をはっきり書いているわけです。それ自体を地域の方でやるやらないと言うことは地方自治の議論で有りまして、国としてそれを良い悪いと言う立場にないと言うのが我々の立場です。それを地域としてどう考えるかと言うことはむしろ地域の中で議論して考えてもらうのが良いのではと思います。実は外来生物法の方で見ますと、さっき言いました大きく三つのポイントがありまして、取り扱いの規制の部分と防除の部分が有りますよと言う話で、キャッチアンドリリースと言うのはどちらかと言うと防除の部分だと我々は認識しています。つまり誰の物でもない無主物を一旦獲って、それをどういう風に扱うかと言う議論で有りまして、獲ったものをその人が自分の所有物として運び出した瞬間、規制の対象となるわけです。運搬してはいけないと言う事を言っているわけです。或る湖からこちらの湖へ持って行こうと言うのは当然規制の対象となるわけですが、同じ湖で獲ってそれを放している限りでは問題無いわけです。むしろ、防除すべき所で、或る意味で防除したいと思っている主体が本来は釣り人に協力を求めて、防除を進めたいと言う手段としてキャッチアンドリリースをどう考えるかと言う事ではあると思います。法律上と条例上という法と法の関係で言えば、規制対象がどうかと言う面では矛盾は全く無いということです。防除をどう進めるかという地域のむしろ個別の状況が議論としては存在している。キャッチアンドリリース自体をどう考えるのかと言う議論が別途有ると思いますが、全く私の個人的見解になりますが、そもそも強制的に一律に義務付けるものかどうかと言う事は私個人はかなり疑問を持っています。むしろ協力してやる、釣り人からこの場所では是非一緒にやろうと言う所では、その時は一緒にやる話だと思います。そういう意味では防除の優先順位の度合いにどう結びついているのかと思っています。』
環境省との意見交換会】平成16年10月10日 財団法人日本釣振興会 外来魚対策検討委員会(抜粋)
http://www.jsafishing.or.jp/fishing/fishing_14.html

以上の意見交換の内容を要約すると、「外来生物法上は無主物で有るものを捕獲してすぐ放つと言うキャッチアンドリリースは対象行為ではない。また、キャッチアンドリリースと言うのは規制の部分ではなく、どちらかと言うと防除の部分だと認識している。或る湖からこちらの湖へ持って行こうと言うのは当然規制の対象となるわけであるが、同じ湖で獲ってそれを放している限りでは問題は無い。」と言っています。だから、国は「防除する=リリース禁止」ではないと考えているようです。ただし、防除の仕方については国と違う地方の考え方があっても良いとも言っています。
だから、地方の多くでリリース禁止が進んでいることに対して国は意見しない立場である訳です。したがって、もしオオクチバスやコクチバスが特定外来生物に指定されれば、リリース禁止が加速されことは間違いないと思います。そうなれば、我々は子供達にバス釣りを伝えることができなくなってしまうかもしれません。
特定外来生物候補リストが来年早々にまとまる予定で、その直後のパブコメ(1月中旬から2月中旬の予定)が我々BASSERの最後の意見提出の場になりそうです。それまでに各自が自分の考えをまとめておき、できるだけ多くの意見を出そうではありませんか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.11.03 22:05:42
コメント(0) | コメントを書く


PR

お気に入りブログ

Flower MerY MerYさん
おっちゃんBOWLER … ko1956さん

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

© Rakuten Group, Inc.