ルイ・ヴィトンの歴史
1854年、ルイ・ヴィトンがパリのカプシーヌ通り地に、「世界初の旅行鞄専門店」をオープンしたのが始まり。その店頭を飾ったのが「グリ・トリアノン」を張ったトランクだった。トランクは完全防水でかつ丈夫で軽く、品質の良いものであった。ルイ・ヴィトンのトランク製造職人としての第一歩を踏み出した象徴であるこのトランクの改良版が、1867年のパリ万博で銅メダルを授与された。日本の市松模様をアレンジした「ダミエ」は、1889年のパリ万博で金賞を受賞。しかし、有名になる一方で模倣品が出回り、対応に苦慮するが、L、V、花、星を組み合わせた「モノグラム」を新に考案しブランドイメージを守る。1998年にアーティスティック・ディレクターとしてマーク・ジェイコブスを起用し、プレタポルテを開始。現在、クリスチャン・ディオール、ロエベ、セリーヌ、ジバンシイ、フェンディーなどを傘下におさめるLVMHグループの中核ブランドである。