グッチの歴史
グッチはブランド商品の元祖である。コンセプトは「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去のよいものを現代に反映させる商品作り」グッチオ・グッチが、フィレンツェのヴィーニャ・ヌォーヴァ通りに旅行鞄や馬具を取り扱う皮革製品店を創業。品質保証をするために、世界で初めてデザイナーの名前を入れて商品を販売。グッチ自身の頭文字をあしらったダブルGのモノグラムが有名になる。80年代以降、親族間で血族間闘争の影響を受けて、グッチのブランドとしての勢いも低迷。90年、マーク・ジェイコブスが率いるベリー・エリスでカジュアルウェア(主にスポーツウエア)をデザインしていたトム・フォードを採用しレディース部門のデザインを任せる。トム・フォードはほぼ全てのラインのデザイン(得意のウエアやアクセサリーなど)を手がけグッチブランドを復活させる。その後、企業買収などの波にもまれながらも、ブランドの元祖としての地位を守り続けている。