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久々のバレエネタです。
英国ロイヤルバレエ団のトップバレリーナ、アリーナ・コジョカルは日本にも何度も来日しているので、バレエがお好きな方はきっとよくご存知だと思います。 アリーナはルーマニア人で、ウクライナのキエフ・バレエ学校を経てイギリスのロイヤル・バレエ学校に入学。 私はアリーナがローザンヌ国際バレエコンクールで賞を取った頃から注目していたのですが、ロイヤルバレエに入団してたった2年後の19歳でトップに上りつめた脅威的な出世ぶりからも、彼女がいかにカリスマ的で素晴らしいダンサーなのかが伺えますね。ダンスの世界でもバレエの世界でも同じですが、努力で技術は身に付いても、カリスマ性だけは天性のものなのだと思います。 ローザンヌコンクールでチャイコフスキー・パ・ド・ドゥのバリエーションを踊る15歳のアリーナは こちらでご覧いただけます。まだまだ技術が粗いですが、素晴しい原石と言ったところでしょうか。 そして、10年後、25歳になったアリーナの同じバリエーションはこちらです。本当に素晴しいダンサーに成長したことがはっきりとわかりますね! また、アリーナは技術だけでなく演技派バレリーナとして有名ですが、こちらでマクミラン振付のバレエ「マイヤーリンク」の映像をご覧いただくことができます。オーストリア皇太子ルドルフ(皇后エリーザベトの息子)と16歳の愛人マリー・ヴェッツェラが心中する時のパ・ド・ドゥで、複雑なリフトが続き、また大変な演技力と表現力が要求される踊りです。 もうすぐ死のうとしている二人の狂気や哀しみが伝わってくる激しい踊りですね~。リストの超絶技巧練習曲11番という選曲も秀逸です。 ところで、この「マイヤーリンク」、めったに上演されることがないようですが、大変に素晴しい作品です。ただし、ルドルフ皇太子とマリー・ヴェッツェラの心中については異論もあり、他殺説もあるようですね。(WIKIのルドルフ皇太子の記事参照) ↓ 「ジゼル」を踊るアリーナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.06 02:39:41
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