相手の打球を見極めましょう
ボレーの打ち込み、感覚がつかめてきたでしょうか?さて今週から実戦的な練習に入りたいと思います。まず今回意識していただきたいのはチャンスボールと言うのは相手の打ち損じと言うこと。わざわざ相手にチャンスボールを打つ人などいません。追い込まれたとか打ちそこなったのがチャンスボールになるわけです。ですから相手はラケットでボールをまともにヒットしていないことが多いのです。この結果まず相手の打球に回転がかかっていることがある。やっと追い付いた時など無意識のうちに面を開いてスライス回転で返球する。ラケットのオフスポットやフレームに当てて不安定な回転がかかる。と言うことが考えられます。次に相手が打ち切れていない場合、自分の前で極端に打球が失速する場合があるということです。この場合、自分では相手の打球が浮いてきたと思って前へ詰めたが打球が失速してきて打点が低くなってしまった。ということがしばしば見受けられます。逆に失速すると思って前へ思いっきり詰めたら実は打球が伸びてきて頭の上になってしまったということもあります。ですから相手の打球が浮いた時はその打球が活きているのか死んでいるのか(相手がちゃんとスウィートスポットで打ったのかオフスポットで打ったのか)を判断して、最終的にどの辺りへ打球が落ちてきるのかを判断することが重要です。考え方としては詰めは前(ネット)へ詰めるのではなく打点へ詰める。準備(ラケットセットと踏み込み)は早くではなく正確(相手打球を判断してから)に。です。特に準備は正確にというのは打球が浮いてくると言うことは山なりで飛んでくると言うことですから時間は充分に(2~3秒)あるはずです。この時間を充分に打球を判断する時間い使ってからボールをたたいてください。準備は自分が打つまでに間に合えば良いのです。このことを意識しながら練習してみてください。ここからは私事です。今回のクールで私が長年一緒にテニス界でがんばり、ダブルスを組んできた友人が引退します。一月ほど前に彼から直接聞かされ、私には彼を止めることはできませんでした。なぜなら彼の気持ちや生活がわかるから。非情に残念ですがこれから新しい仕事でがんばってほしいと思います。私も当分ダブルスは出られないかな。でも、シングルスは出ますよ。まずは再来週から荏原湘南スポーツセンターで行われる「湘南トーナメント」に出場します。地元神奈川でのシングルスは2年ぶり。ちょっと緊張しますががんばります。