2007/06/08(金)16:47
ジュゴンを絶滅の危機から守るため
グリーンピースからのお知らせ色々です。
ジュゴンは署名も集めていますので、よかったらご協力ください。
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★2 「南極での調査捕鯨をやめるように」との決議が採択
先月末に米国アラスカ州アンカレジで開催されたIWC(国際捕鯨委員会)で、日
本の調査捕鯨の無期限中止を求める決議案が賛成40、反対2で採決されました。
これまで日本はカリブ海、アフリカ、アジア、太平洋の開発途上国を相手に、
「捕鯨支持国になればODA(政府開発援助)を支払う」といったODAを利用しての
票買取引を続け、564億円の税金を使ってきました。しかし今回の採決では、世
界がすでに日本のODA植民地主義や調査捕鯨の実態に呆れ、それゆえの明らかな
得票差での採決となりました。
南極海の「クジラ保護区」で、世界で未だに唯一捕鯨を続けている日本。
「クジラ保護区」は、絶滅危惧種のナガスクジラやホエール・ウォッチングで有
名な絶滅危急種のザトウクジラを含む鯨類の個体数回復のために1994年にIWCに
より指定された区域です。
南半球を回遊するクジラがオキアミなど豊富なエサを求めて、南半球のあちらこ
ちらからこの南極の「クジラ保護区」に集まってきます。その中には、例えば同
じザトウクジラでもオーストラリア沿岸で子育てを行う比較的個体数の多いザト
ウクジラもいれば、太平洋諸島で子育てを行う個体群のように、数十頭のみしか
生息していないのではと言われている個体群も存在します。
このようにまだまだクジラの生態には非常に不明な点が多いのです。
その状況下、日本は18年間に及ぶ長い間「調査捕鯨」という名目のもとに、絶滅
危惧種を含む約1000頭近いクジラの捕獲を続けてきました。これに対して、世界
中の科学者は安易な捕獲を続ける日本の調査捕鯨は問題だと指摘し、殺さない方
法での調査をするようにと勧告しています。
今回のIWCでは、日本の調査捕鯨の中止をこれまでよりも強く勧告しました。こ
の決議には拘束力がありませんが、日本は南極のクジラ保護区での捕鯨の是非を
これまで以上に真剣に検討するべきでしょう。
グリーンピースは、南極のクジラ保護区とその生態系を守るため、活動を続けて
いきます。ぜひご支援ください。
http://www.greenpeace.or.jp/info/supporter/?gv
◎第59回 国際捕鯨委員会アラスカ総会(IWC)についての詳細はこちらから:
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/iwc/index_html?gv
◎IWCにオブザーバーとして参加した、海洋生態系問題部長 佐藤のブログ:
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/sato/?gv
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★3 ジュゴンを絶滅の危機から守るため
沖縄県名護市辺野古は、その周辺海域の美しいさんご礁や、絶滅危惧種であるジ
ュゴンの生息地として有名です。その辺野古の自然が、米軍基地移設によって壊
されてしまう可能性が出てきています。
この米軍基地移設問題については、そもそもの軍事基地の必要性がはっきりして
いないことや、広範囲な自然破壊をともなうため、1996年から11年もの間、市民
団体を中心に反対運動が行われてきました。
しかしこの4月、那覇防衛施設局がその沿岸部の環境調査を開始し、さらには海
上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」がその作業の支援にあたったと報道されました。
現地には何隻もの巡視船やヘリコプターが調査の支援に当たり、辺野古周辺は、
戦場を思わせる異様な雰囲気に包まれました。
この政府の一方的な行動に対して、100人以上の市民が作業員の説得に当たった
り、陸で座り込みを行うなどして、基地移設反対への強い姿勢を示しました。
同日、グリーンピースは日米政府に対し、この新基地建設が、天然記念物である
ジュゴンの生息するような貴重な海洋環境の破壊につながるという視点から、建
設計画そのものを白紙に戻すよう政府に強く求めるための声明文を発表しました。
◎声明文
http://www.greenpeace.or.jp/info/features/okinawa/statement20070518.pdf
現在でも、辺野古では市民団体が署名活動などを行っており、また、グリーンピー
スを含めた多数のNGOもそれに連携し、基地の移転を中止できるよう活動を続け
ています。
ジュゴンと沖縄の美しいさんご礁が無意味にその命を奪われることがないよう、
わたしたちの活動にご協力ください。
◎ご署名はこちらから:
http://www.thepetitionsite.com/takeaction/511549172?ltl=1179397818
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★4 若者による平和と9条を楽しむムーブメント 「peace9.org」始動!
日本を戦争から守る平和の象徴「憲法9条」。この憲法を変えようという動きが
起こっています。改憲手続き法案が可決され、このままいけば数年以内に憲法改
正が行われるかもしれません。
グリーンピース・ジャパンでは、改憲を止める大きな力を生み出す潜在力を持つ
若い世代が、平和への思いを音楽やアートを通じて自由に表現できる場を提供し、
平和の素晴らしさを他の世代の活動と融合して9条を守るムーブメント「peace9.org」
を開始しました。
ウェブサイトやワークショップ、イベントなどを通じて9条の魅力を見直し、他
団体とも連携を取りながらムーブメントを広げてゆきます。
◎詳細はこちらから:
http://peace9.org/
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★5 お知らせ
〇MSNにグリーンピースのフラッシュ画像が掲載〇
ホットメールにログインすると右側に現れるフラッシュ画面。ここに、グリーン
ピースの遺伝子組み換え問題を題材としたフラッシュ画像が掲載されました。
この画像は「折り紙」をベースにしたもので、画面上をクリックして進むと最後
に頭を2つ持った折鶴が出来上がるというもの。
遺伝子組み換え食物が体へ与える影響の可能性を画像で分かりやすく表現し、普
段説明がつきにくい遺伝子組み換え問題を簡潔に説明した作品です。
掲載は9月まで。
日本語
http://advertising.msn.co.jp/rmgallery/archives/2006award/hdy/09/view_ja.htm
英語
http://advertising.msn.co.jp/rmgallery/archives/2006award/hdy/09/view.htm