2005/10/17(月)17:31
きつねの窓
いつもコミックスばかり読んでる私ですが(;^_^A 、実は児童書も大好きなんです。
お気に入りの作家は「安房直子」。
そしてお気に入りのお話が「きつねの窓」。
きつねの窓は何冊か絵本にもなっているのですが、気に入ったイラストじゃなかったりで、絵本は持っていないのですが、今回ポプラ社が創刊した「ポプラポケット文庫シリーズ」に安房直子を見つけてしかも表題作が「きつねの窓」だったので、思わず購入してしまいました(^_^;)
ある日、子ぎつねを追って山へ入った猟師は青ききょうの花畑へ迷い込みます。そこで染め物屋を見つけるのですが、子ぎつねが化けたであろう子供の店員が猟師の指を青ききょうで染めてあげると言います。指を染めるのは、とてもすてきなことなんですよ、と言って。
両手の親指と人差し指を染めてもらい、指をあわせて菱形の窓を作るとそこには懐かしい風景が浮かんで見えるという。
代金に鉄砲を渡してしまうくらいうれしくなった猟師は帰路につく途中も何度も窓をつくっては懐かしい風景を見ます。しかし、人間の習慣とは恐ろしいもので、家につくと真っ先に手を洗ってしまい、青い色が落ちてしまいました。
というお話。
安房さんのお話はこういう切ない感じが多いので大好き。
ポケット文庫はお手頃価格でうれしい(*^_^*)
きつねの窓 他9編 安房直子
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