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出不精淡水魚

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2017.11.03
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カテゴリ:音楽
久しぶりにハンダゴテネタです。そう!自己責任ネタですw。

今回はスピーカーのコードを繋ぐ端子の交換です。

(あまりやる人は居ないかもしれませんが、一応スピーカーと言えば2個セットなので、2回目が無いとも言えないので記録しておこうと思いました。
もしも修理を考えている方がいれば、その参考になればと思います。)



振り返ると長くなってしまうんですが、もう20年以上前になりますがBOSEのスピーカー&アンプを中古で手に入れまして、それをしばらく使っていました。
途中引っ越しなども挟みつつ今の部屋にも最初から設置していたんですが、数年使った頃から右スピーカーの音が接触不良的なガサガサ音がしたり不安に思っていたら、ついに右の音が消えアンプ背面の端子をチェックして、接点復活剤などであれこれやってみたんですが、たまに暇を見ては原因を探っていたところ、意外な所に原因らしき破損個所が見つかったのが、今回交換に踏み切ったスピーカーターミナルです。




BOSEに修理に出すにももう年代物だしアンプもあやしいし・・・

そんな心境もあって、機会があれば似たようなモノで交換できたら自力修理やってみるかな?と考えていました。


それが、つい最近似たようなものを見つけまして、最悪スピーカーのケースに穴開けたり埋めたりの加工してでもやってみようと踏み出した訳です。

そんな度胸がどこから出て来たかと言うと、つい先日無線機の受信改造でハンダゴテを久しぶりに使った勢いもありますが、既に音が出せなくなって数年経過してしまっていたので、今更スピーカー修理にしくじってもダメなら諦めて捨てる事もできるかな?というまさに勢いみたいな感じです。

しかし、購入前に概ねサイズくらいは確認しなくては・・・と固定してあったスピーカーを外して交換作業の予行練習的な事前分解をやってみたところ、ほぼサイズは同じだし、うまく行けば取付穴もそのまま使えるんじゃないか?というくらい見た目では可能性ありあり!という判断を下し注文しました。




さてここから交換作業になるんですが、まず今回犠牲?になるスピーカーは「BOSE 101MM」です。
今でも喫茶店など飲食店で見かける事があるお馴染みのスピーカーです。

中古でも結構いい値段ですね




これが壊れた端子です。



プッシュ式で、レバー(ボタン)を押し込んでいる間に穴に銅線を挿し、手を離すと銅線が挟まれて固定されるタイプですが、その支点になる部分が欠けたのか?割れたのか?そのパーツがうまく固定されていないようで、手を離すと銅線が挟めずにボタンが浮いてしまうような症状でした。
たぶんそのパーツが外れそうですが、分解してから確認する事にして、まずは分解です。


予備分解でターミナル部分のパーツが内側から接着剤の様なもので固定してあるようだったので、最初から背面のターミナル固定のプラスネジ2個を外し、表面のネットを外します。
ネットはねじ止めなどないので、角の隙間に小さめのマイナスドライバーで軽くこじってやるとすぐに浮いてくるので、ネットを破かない様に少しづつ四隅を浮かせて、カパッ!と外しますと、こんな感じでネジ6本を外すとケースが分解できます。




あ!ちなみにこの6本ネジは+ネジではなく特殊ネジで、手持ちの工具だとこのT20というサイズなのかな?この規格が一般的な表記なのか分からないのですが、ビットの先のサイズから見ても、恐らく「星形6角T20」というものっぽいです。



よほど専門的な人でなければ、こういったセットを買っておけばいざと言う時に使えますが、頻繁に使う工具なら精度の高いしっかりとした工具を購入している人がほとんどだと思いますが、まぁ~素人がたまに使う程度なら扱い方を雑にしなければネジ山をつぶす事も無いかと思うので、私はこの手の工具でなんとかやってますが、こういった安いもので、まず試してから高精度の工具を買うというのも手だと思います。



ケースを開くのも、隙間に工具を挟んだりせずに、手でじわじわと開いてあげれば分離できます。
特別な接着剤やパッキンなどが施されている事はありませんでした。

開けると、グラスウール?が軽く乗っかっているだけで、それを外すのも特別苦労はありません、ただ取り出すだけでした。

すると中身はこんな感じです。




基板と端子が銅線で繋いであるだけで作業難易度はあまり高くないかな?と思えますが、2本ずつハンダ付けされている箇所がボンドのようなもので保護してある様なのでその除去作業次第では苦労しそうです。








4本のネジを外して基板を外そうとすると、やはりケースと接着剤で貼り付いている様なので、iPod touchのバッテリー交換などでも登場したスパチュラなどを駆使して分離成功!
(念のため基板にBとRのケーブル色を書いておきましたw)
基板を外す時はあまり基盤をしならせたりすると半田が浮いてしまったり二次災害にもなり兼ねないので、あまりめくりはがす様な力は加えない方が良いかと思います。
幸い裏面には接着剤が回っていなかったので、基板をしならせる方向ではなく、横方向(写真では手前方向)に引っ張る様な感じで剥がすというか、切除した感じです。

ここまで来れば、問題のターミナル交換作業がやりやすくなります。


4本の線をハンダゴテで外します。
端子の穴に銅線を入れた状態でハンダ付けされていたので、ただ加熱しただけでは引き抜けないので、スパチュラを同線と端子の間、曲げてある銅線を伸ばす様に、半田が解けた状態でちょちょいと補助的に作業します。

若干盛ってあったハンダが気になったので、その辺にある余った銅線を使ってそちらに吸い上げさせて作業をしやすく進めて行きました。

本来ならこういうのや

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こういうの使うんですが・・・

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たまにしか使わないので、余り銅線を吸い取り線代わりに使ったりしてます。


で、この黄色い部分がターミナルの本体かな?と思っていたんですが、接着剤をはがしてみると・・・(スパチュラでめくったら比較的簡単にめくり取る事ができました。)




黄色い部分もスピーカーケースで、端子の金属だけがケーブルターミナルのパーツ部分だったのです。
ですので、スピーカーケースには黄色部分の穴があいているのではなく、金属板だけが通過できる程度のスリットがあるだけで、ケース裏面からそのパーツを抜き取るには、端子についた半田や接着剤が多いとスリットを通り抜ける事ができない状態でした。

よって、接着剤はそれほど丁寧に取り除かなくても良いだろうと思っていたのが、もう少し綺麗にしなくてはいけない事になりました。

ですが、これも先細ペンチなどで引っぺがせばそんなに大変な作業でもなく、半田は銅線を取り外した際にほとんど残っていなかったので、接着剤をスパチュラをペンチで取り除いて無事取り外しに成功。

さて、ここからが心配な部分です。どんな加工を必要とするのか?新しい部品を仮合わせしてみると・・・





ん~~~おしい!わずかにずれてます。

ですが、実際には半田付けする電極部分で少し調整ができそうです。
下の画像で分かるかと思いますが、ターミナル部品の底面と端子が通過するスリットの間がわずかに凹んでいるので、端子を少しだけ曲げてやれば無加工で取り付けできそうです。





写真撮り忘れたので、図で説明しますと・・・
現状、電極の金属板を挿して、ネジ穴がずれてるので、ネジ穴をそのまま使うには電極の生えてる場所が少しだけネジ穴から遠ければいい訳ですが、幸いスリットまで深さ数ミリではありますが空間(凹み)があるので、金属板を少し曲げて②の様にしたらいけるんじゃないか?




取り付け穴は無加工で行けました!





しかし!!根本的な部分で想定外だったのは電極プレートの長さ・・・




幸いギリギリハンダ付け可能な長さです。
多少なりともプレート曲げた事で若干露出する電極部分が短くなった可能性は否めませんが、ここまで来たらこのまま行くしかないでしょう!?。

これまで同様、電極の穴に銅線を2本いれてのハンダ付けは不可能です。
とりあえず1本を付け、そこにもう1本を付けてヨシとしましょう。






基板も元に戻して、グラスウールを再び収めて、蓋して完了です。



取り外したパーツと今回購入したパーツを比較してみますと、縦横の大きさはほぼ同じです、誤差程度はあるにせよ1mm以上の違いはありませんでした。(高さは別)

ただ、電極の長さがかなり違います。
BOSEのものはケースに接する面から端子先端までが約21mmで、購入したものは8~8.5mmと半分以下です。実際に凹みは3~4mmだと思いますが、ケースの厚さもあって、実際には2mm程度電極が出る程度で作業はちょっと面倒でした。




しかし、なんとか大きな加工はしなくても作業完了しましたが、作業効率を考えるなら事前に銅板などを足しておく手も無くはないけれど、作業中にその箇所が外れてしまうと大変なので、僅かに露出した端子の穴に銅線をハンダ付けして、数センチ延長した所に元の線を半田付けした方が楽かもしれませんが、ギリギリ1本は穴に通るので、今回自分がやった方法が一番手間もかからないし、楽ではないかと思います。


そしてもうひとつ大きな違いがあります。




見難いですが、電極は下側にありますので、赤黒のプッシュ部分の位置が上下逆になります。
人によっては気になる部分かもしれませんが、私はこれといって不自由もないので、問題無しと思っていますし、電極の色も同じです。


と言った感じで、修理ネタの基本ですが、もしも自力修理、交換などをする方は自己責任で行ってください、失敗したりメーカー保証が無くなるなんて事もあるかもしれないので、くれぐれもご注意ください。

また、現在も101MMの中古が良い値段で取引されているようだし、メーカーでの修理がまだ可能なら、そちらを考えても良いのかもしれませんね。
もっとも、検索してみると、結構皆さん自分で色々工夫されている人が多い様ですねw



そして、肝心の音ですが・・・

アンプの不具合で音が出ませんwww
まだしっかりとチェックはしていませんが、現状左スピーカーは問題ありませんが、右はスピーカーコード接点を触るとノイズは出るので、ターミナル交換自体は問題ないと思いますが、アンプの不具合なのかもわかりませんが、今度左右のケーブル接続を交換してみようかと思っています。

まぁ~~~既にマランツのグライコなども30年以上前のものが接続されているし、BOSEのアンプも一回メンテに出した方がいいかな?とは以前から思っていますが、これまでにYAMAHAのアンプ内蔵モニタースピーカーなどでもPC接続であっても、結構良い音で鳴ってくれているので、オーバーホールで数万かかるなら別の選択肢も考えられるかな?という頭もありますから、デカい!重い!古い!をこの部屋で活かす意味を考えてからの方が良いかな?と思っています。

アンプはこれ!中古で5万なら状態の良いもの買っても同じだったりすのかな?w
たぶん定価はそんなに安いものではなかったはずなので、ちょっとした部品交換でも高くなりそうな気がするけど・・・でもたぶん101MMも4702-2も修理はメーカーじゃ扱ってなかったりするんかな?1985年モデルとかだともう30年以上前の骨董品ですもんね。




たぶんそんな古くなった樹脂製ターミナルが劣化して放置しているという人もいるかと思いますけど、うまく交換修理ができていれば、これで自分のスピーカー自体は問題ないかと思いますので、仮にBOSEのアンプがダメだったとしても、小型のアンプでも買ってiPodに接続して使うってのもアリなのかな?

そして、アンプはジャンク扱いでオークションとか???www
骨董品もこの狭い部屋では邪魔になってきたので、色々処分するには良い機会なのかもしれませんが・・・長く付き合ってきた道具ってなかなか処分できないんですよねw。





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最終更新日  2017.11.03 07:16:17
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