B.C.B.G.な暮らし

今日は、実家の秋祭りに行ってきました。

結婚して、今、住んでいる所に比べますと、

かなりの地域社会です。

番地がなくても、郵便物が届くくらい。。。

今でも、古くからの祭りや行事がしっかりと根づいています。

季節の変わり目を大切にして、
農作物の豊作や人々の暮らしの安らかさを祈るためにも必要なものなのでしょう。

5人組もいまだにあるのですよ。

たまに帰っても、道ですれ違う人、全員に、お辞儀をしないといけません。

無視は、許されないかも。

とりあえず、“？”と思っても、会釈をしておきます（笑）

こうしておくと、当たりさわりがありませんしね。



そのぶん、“いりびとさん”が、はいって来はったらすぐわかるのですよね。

こんな中で育ちますと、どうしても世間体を気にする性格になってしまいます。

結婚して、ようやく、自由の身（？）になりましたが、

そういった地域社会のしがらみが、反対に、時々懐かしくなる今日この頃です。

同い年の女の子がたまたま、8人もいて、

小学校の低学年くらいまでは、毎月のように、お誕生会を順番に開いたことを思い出します。

楽しかったな～　ピンクレディーや、キャンデイーズのものまね。
（ちなみに、私は、す～ちゃん担当でした♪）



お祭りのメインは、子供みこし。

体操服の上に、青い半被、ねじり鉢巻をするのですよね。

子供にとっては、一大イベントでしたね。

忘れられないのは、はじめて担いだ時に、運動靴が、片一方ぬげてしまって

それでも、それを拾いに行くことができず、

片足だけで、そのまま最後まで過ごしたことを思い出しました。

もう、半泣きでしたよ～。

それでも、最後まで、真面目にしないと、バチがあたると思ったのでしょうか。

子供の時は、なんと真面目で純粋だったんでしょうね。
（はっ。それは、今でも変わりません。）



それにしても、ふる里っていいものです。

ちっとも、変わらないのですよね。ほんと不思議。

今でも、誰かが声をかけてくださいます。

　　“いや～、○○こさん、帰って来はったんやね～”

　　“いつ、みても、かわらへんね～”　　（ちょっとうれしい。ほんまかいな？）


しばし、子供に戻ります。　不思議ですわ。

ここでは、いつになったら大人になるんでしょう。

父も母も元気でいるからですね。感謝いたします。ご先祖様。




ところで、昔は、お祭りの日は、各家庭で鯖寿司を作りました。

出た～　でました～　鯖ですよ。
（蕁麻疹の出る方、いらっしゃいました。すみません。。。）



祖母がいる頃は、家で作っていました。

小学校から、帰ってきたら、家中がお酢の匂いで充満し、

それに、酢をしめらせた木の押し枠の匂いがミックスされるのですよね。

　　（うちは、巻きすで巻くのでなくて、押し寿司にしてましたわ。）

たくさん、作るので、次ぎの日の朝も昼も夜も鯖寿司でした。。。


　　　　　　


　　　　　最近は、近所の料理屋さんに作っていただきます。


この鯖寿司を食べると、また秋もひとつ深まったな～と思うのでした。

　　　　あ～　おなかいっぱい。



　　　今日は、こんな一日でした。