2008/06/10(火)21:49
こんな夜に聴きたい。
どんな夜なの?
な~んて、聞かないでね。
10月のコンサートでは、
フォーレのレクイエムをラテン語で歌うことになりました。
初めてのラテン語のテキスト。
荘厳な、そして心安らぐ音楽です。
ところどころ、ハッとするような和音が見え隠れします。
フォーレのレクイエム
(パリ管のクリュイタンス盤が有名です)
フランスの近代音楽は、大好きです。
ドビュッシー、ラヴェルに、サティ。
そしてこのフォーレも。
色彩感ある、音の印象派
坂本龍一の作品にもモチーフとして、よく用いられています。
ふと、ガブリエル・フォーレのピアノ曲が聴きたくなりました。
幻想的なユボーの演奏
フォーレのピアノ曲は、
ショパンに影響を受けた題材の作品が多いですけれど、
どこかにフランスらしさがあります。
抑制がきいていて、内省的でとても知的な感じ。
そして、バッハのゴールドベルグ変奏曲を想起させるような奥深さもあり、
独特の響きがある音楽を紡ぎ出してくれます。
美しく散りばめられた16分音符の中に
はかない時間の流れが、
刻み込まれているよう。
悪夢も忘れます。