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テーマ:いけばな ★彡 (3249)
カテゴリ:華道
間があきましたが、 つづきです。 (ようやくアップすることができました) 京都府庁、旧本館の建築の基本モチーフはルネサンス様式です。 明治30年代は、日本人がこうした西洋建築における様式操作を 適切に行えるようになり始める時期だったのですね。 華展と同時に、旧知事室も一般公開されていましたので、 華展の合間にのぞきに行きました。 夜だったので、窓から比叡山が見えませんでした。 とても丁寧に解説してくださるオジさまがいて、 (主人が行った時は別の方で、あまり解説してくれなかったそうですが。) てっきり、府庁の方かしらと思っていたのですけれど、 なんでも、京都検定に合格した人たちが起こしたNPO法人があって、 そこがこの一般公開の案内を担当しているそうなのです。 京都検定って地域限定の紙の上だけのもので、 いったい何の役に立つのだろうとと冷やかに思っていたのですけれど、 実際に知識を生かして活動してる人を目の前にすると、 すごいなあ、と思ってしまいました。 解説ありがとうございました。 私は、こういった建物が持つ雰囲気と、 それから、私がお花をいけることになったお部屋の設えを頭において 花材を考えました。 貴賓室の赤いじゅうたん 白い壁 ゴールドの織糸が交った古びたカーテン それらを最初に見た時に、、 どうしてもいけたくなったお花がありました。 それは、ダリアの黒蝶。 限りなく黒に近い上品なワイン色。 花弁の咲が外に反るように咲いていきます。 最初に見たのはいつだったかしら。 一瞬にして、心を奪われたお花です。 真っ花な珊瑚水木と、シルバーグリーンのユーカリを合わせました。 タイトルは、”秋の色“ 黒くて赤い、ベルベットのような花びらを持つ黒蝶。 木々が色づき、ふっくらと豊かで 充実感に溢れたこの季節。 時の流れがひときわ穏やかに感じられます。 少しだけ温かく、何もかも包み込んでくれる 秋の風を表現いたしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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