000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

わたしのブログ

わたしのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

研究4721

研究4721

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Rakuten Card

Jul 15, 2015
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
■重三の命令通りシティオージャは腹部四基のミサイルランチャーからミサイルを四連発し、“忍隠れの城”を蹴散らした。“忍隠れの城”が間髪入れずに破壊され、城を失った辰之助は未曽有の惨状を只茫然と立ちすくんでいた。辰之助の失意のどん底から救い出そうと、と思いニンニンジャーは怒りを込み上げて「重三! くたばれ!」と叫びながら忍者刀を片手に重三に対抗する。重三は目を逸らして「よし、シティオージャ、尾張名古屋を潰してしまえ!」と命令した。シティオージャはずんずんと名古屋市内へ歩み寄り、国防軍空軍戦闘機部隊が名古屋を守ってもミサイルランチャーによって全滅。自衛軍陸軍部隊がシティオージャを攻撃しても胸中からのレーザー光線によって壊滅。名古屋港前の三河湾上に国防軍海軍の戦艦部隊が駆け付け攻撃を加えるが、シティオージャは一旦名古屋港へ戻り、レーザー光線の餌食になった。一方重三に立ち向かっているニンニンジャーは重三に圧されて苦戦気味だった。シティオージャは剣を出して名古屋市内へ戻って建設中の高層ビルをミサイルランチャーで破壊し、栄町のテレビ塔と名古屋城を切り裂いて破壊活動を続けた。
■シティオージャの破壊活動は更に激化し、名古屋市内は最早風前の灯であった。「ニンニンジャーよ、あれを見たまえ」重三が名古屋市内に向けて指を差し、ニンニンジャーと好天と辰之助は名古屋市内に視線を投じた。思わず驚愕するニンニンジャーと好天と辰之助。「弓張重三、これが狙いだったのか!」という好天の詰問に重三は「はははは、ニンニンジャーをここで釘づけにしてシティオージャで尾張名古屋全体からじわじわと日本全国を“死の国”にするのだ。そして八角が持っている秘密を潰すのだ、解ったか!」と自らの作戦を吐露した。好天は紅潮し切った表情で「ニンニンジャー! 重三を後回しにしてシティオージャを先に倒せ!」と指示しアカニンジャーは「わかったぜ! じーさん」と了解し忍者刀を閉まってからシュリケンジンでシティオージャの暴走を食い止めた。名古屋市内の街並は瓦礫の山となり、ガラスが街中に散らばっていた。「シティオージャ、儂の処へ誘き寄せろ」という重三の声に反応してシティオージャは翼を拡げて重三のいる中部国際空港まで飛んだ。シティオージャの後を追うシュリケンジン。中部国際空港の前でシュリケンジンはシティオージャの四連発ミサイルとレーザー光線をもろに喰らいばたんと倒れる。「ふっふふふふ、その調子じゃ、よし儂も参ろう。」重三がふっと消えた途端に重三自らシュリケンジンの頭に回って、巨大化する。「シティオージャ、行くぞ」シティオージャは再び剣を出し、重三の腰から刃を構えた。「シュリケンジン、立て!」と叫ぶ好天の声がシュリケンジンに伝わり、立ち上がるがシュリケンジンはシティオージャの剣によってシュリケンジンの腹部外壁に損傷を与え、刺していく。重三の刃はシュリケンジンの背中も傷つける。「このままではシュリケンジンだけではなくニンニンジャーも危ない、アカニンジャー! 火の鳥シュリケンでシュリケンジン火の鳥に成れ!」と好天は苦戦している孫達に大声でこう伝えた。シュリケンジン操縦席にいるアカニンジャーは「わかったぜ! シュリケンジンドラコに変われ」シュリケンジンをシュリケンジンドラコ形態に変えて操縦席の上に火の鳥シュリケンを填めて、アオニンジャー以下四人の戦士も担ぐ部分の先端部に差し込んだ。「行くぞ! シュリケンジン火の鳥!」アカニンジャーは強く叫び、レバーを強く前に押した。シュリケンジンドラコは上空へ飛びあがり、「シティオージャ、追え!」と命令しシティオージャも再び翼を拡げて追跡した。猛烈の炎がシュリケンジンドラコの傷ついた身を纏う。シティオージャと重三の連続ミサイル・レーザー光線・弓矢のトリプル攻撃は怯まない。上空2000mに達すると煌めく黄金の光でシティオージャは三河湾へ落ちる。「ええい! たかが光ごとぎで躓いてはならぬ!」と重三はシティオージャを怒鳴り散らす。上空2000mの空中から燃える鳳凰が速度を増しながら大きくなり垂直に飛ぶ。「シティオージャ、あの火の鳥を墜落させるぞ」重三とシティオージャは下から執拗に攻撃を加える。火の鳥が消えると「ぬ、また消えたぞ」重三は落ち着かない態度に転じた。いきなり重三とシティオージャの前に黄金の光が大きく輝き、シュリケンジン火の鳥は燃えながら重三とシティオージャに向かって飛んでいく。シティオージャは剣で息を増して切ろうとし重三も刃で激しい勢いでシュリケンジン火の鳥を切ろうとするがシュリケンジン火の鳥は容赦なくシティオージャと重三を貫いて「うわーっ!」と重三は雄叫びを上げてシティオージャとともに木端微塵に吹き飛んで大爆発した。これが蛾眉雷蔵の上司・弓張重三と“都の王”こと狂機獣・シティオージャの最期であったと同時に日本全国を“死の国”にする重三の陰謀はシュリケンジン火の鳥によって消滅した。シュリケンジン火の鳥は碧空の彼方へ飛んでいく---

■弓張重三との戦いは終わった。しかし伊賀に聳え立つ“忍隠れ城”は荒く砕け散った瓦礫の破片しか残っていない。辰之助は跡地を歩き回った。これから何処へ身を寄せればよいのか? 辰之助の顔に苦渋の色が浮かぶ。ところが辰之助の足元に漆塗りの黒い箱が置いてあった。紐を解いて蓋を開けると一冊の文献が入れてあった。“巴羅大国記”という題名が文献に飾っていた。自らを地下牢へ幽閉し弓張重三が長らく“忍隠れ城”の玉座に君臨していた“真の目的”が関係していたことを考えると辰之助はその文献を秘匿していた自らの甘さに恥じていた。蓋を閉じ、紐をきつく縛った。伊賀崎好天は辰之助の前に歩み寄り、「伊賀崎さん、この箱には大事な文献があります。ご自宅へお戻りなされたら是非読んでください。」と文献を箱ごと好天の手元に託した。「分かりました。家に帰ったら必ず目を通します。八角さん、貴方はこれからどうなさるつもりですか?」と辰之助の身を案じて尋ねた。「私はこれから“忍隠れ城”の再建に取り掛かるつもりです。」「そうですか、頑張ってください」と励まし固く握手して「それでは、孫達がいますので失礼させて頂きます。」伊賀崎好天は背中を振り向き好晴達のいるところへ近づき、“忍隠れ城”跡地を去って行った。黒い漆塗りの箱に“巴羅大国記”の文献がはいっていることを好晴達ニンニンジャー・好天の六人は誰も知らない---      (了)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jul 15, 2015 10:54:04 AM
コメント(0) | コメントを書く


Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

john@ gUGuBvLFqAoRQtI CsWshw http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
john@ DpDTaimcBsZIlaBDE zazflf http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
horny@ UvOdwqyUZadlpnB 1RCVLe http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
matt@ qhahGcUSyzSzbb 3R7ULZ http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
kajun2011@ Re:UFO戦士ダイアポロンソフト化と実写化希望(05/25) こんにちわ。 当方へのコメントありがとう…

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X