笑いの心理 4
単刀直入にもし介護(家庭内介護)をするとして、家族やあなた自身の笑顔と笑える心はどのくらい有るでしょうか?良い薬も出てはいますが、その分、時間をかけて進行してしまう認知症です。5年?10年?20年?プロの介護は 許す 受け入れる 事から始まります。その中で癒しや喜びの笑顔と笑いでお互いの関係を創るのは難しいことです。家庭では、嘆く事から始まります。他人の介入を許さない世界があり主観的ですから、分かっているつもりでも余裕がなくなってきます。人気ブログランキングへ世話をする側とされる側は物理的な支配関係で成立するので、延長で精神面での支配を期待してしまいます。「言う事聞いてくれない」「理解できないバカ」なんて事を考えるようになります。そういう状況を改善するには客観視と第三者の力が必要です。努力して頑張っても、作り笑いは違和感と不安を創りだすだけです。自分を追い詰める(束縛)相手には意図する笑い、悪意の笑顔がこぼれてしまいます。相手は恐怖を感じるでしょう。それでも笑う気絶するほどの痛みが無い限り、人は笑います。負担のある体位交換、危ない移乗、物を扱う様なおむつ交換、物理的に無茶なトイレ介助真意を無視した声掛け、自立を勘違いした強制、尊重をはき違えた歩み寄り現実、できている人は 0 に近いので(私自身を含め)恐ろしい世界です。相手の笑いは苦笑いや恐怖、仕方ないというものが必然と多くなります。期待しない、妥協した笑顔や笑いも有ると言う事を忘れてはいけません。よく「楽しそうでした」、「喜ばれていました」と言うが、私は慎重です。そういう人に限って見守りが不十分です。社交辞令でないか?あとで気持ちが疲れてないか声掛けをします。たまに本音を言ってくれる人もいますし、どうでも良い様な「うんうん」と笑っている人もいる。お分かりと思いますが、質の問題は大きいのです。笑いとは、客観視も必要ですが主観で消化するものです。うまく消化できれば共鳴し良い物を伝える事ができる。相手を受け入れるのは難しくとも、なんとなく理解して分かち合えるようになれば良いのだと思います。