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2021/12/22(水)16:27

認知症対策 90歳女性 R4版改

リハビリ 認知症改善 支援介護 家庭内介護  料理(37)

​​​​歌を聴きながら ​【摩天楼ブルース】東京JAP​ 竹田市で食べたちゃんぽん 少し薄味なので、最後まで美味しくスープを飲めた ​認知症対策 90歳女性​ ​その女性の認知症の特徴は、​短期記憶と空間認識の衰え​が目立つ 新しい事を覚えることは至難の業で、人の名前などを記憶しておくことはない よくある光景で、一日中何もせず過ごしているが退屈だとか暇を持て余していても嘆くこともない。 何を持ちかけても興味が持てないので中断して続かない。 それどころか途中で何をしているのか?目的が分からなくなってしまう。 そんな調子なので会話も続かない。 職員も無駄?や余計な事は敢えてしない 原因は、自分が何もできないと思っていることだと推測。 ①車いす生活で立つことができない ②左手が動かない ③筋力が落ち茶碗を持てず、箸は使えない。車いすの移動も困難 ④着替えができないし、自分で起きたり寝たりする事ができない ​重要なのは、ここから先​ ​​⑤衰えから来る自力行動に対する恐怖心と自信のなさ ⑥接する人との信頼関係による不安 まだまだ理由はあることでしょう ​​ ところが彼女と接しているとできる事は沢山あるように感じる。 今できない事は、彼女を取り巻く方々を含めた​思い込み​ この様な事はモニタリングでどう捕えるかによって変わってしまうので重要。 ①彼女の腰は湾曲し、横にも曲がっているので立つためには重心をどのように持っていけば安定するかを考える 腕の力で立とうとしてしまうので、力をどこにいれるかを意識してもらう事がポイントになる 膝折れがあるのは、膝が延ばし切れず体重を膝に乗せる事ができないから 以上を解消できれば一分でも二分でも立つことができた ②とっさの時には、​動かないはずの左手が瞬時に動いた 握力は右手より勝っている​ ​「考えると動かせない」​事が他の動作のときに分かる 痛みはないようで重いと感じているらしいが、それは右手も同様 長年の悪い姿勢からの筋肉緊張が、左手の動作を制限している可能性がある 長年の思い込みは​心因性​、ますます動きを封じているように思われる よって、声掛けで「左手は動く」「右手より力もち」だと認識してもらう 片手で出来る作業ではなく両手を使う簡単な作業を根気よく勧める  おしぼりを巻いたり、チラシを綺麗に折る事ができるようになった ③握力は指先を使い、肘関節から指先までの末端の筋肉を使う 大きな動きがなく効果が本人にも分かり易い ​握る事ができないと絶望感で行為そのものを拒否​するようになる 時間を十分かけ3か月経過、ハンドグリップ0回から現在20回~30回をクリア ④​重心の運び方​が分からず、​見合った筋力​がないので寝返りが困難 着替えると言う細かい作業の連続の中、動きに対し安定した姿勢を保ちながら、動作を持続しなければならないが、途中でバランスを崩す 座上での生活が殆どなので、日常の姿勢で​無意識にバランス感覚を養い筋力に負荷をかける​ようにする 補助なしでベッドに端座できるようになった 入浴での腰掛けに余裕ができ自分で体を洗う機会が増えた ​ここまでは、身体的な取り組みと結果ですが、精神的なケアがなくては​頑張るだけの苦痛ばかり​を感じさせてしまう。​ 行動心理は、叩けば痛いと感じ、逃げたり防御したり顔をしかめたりと、万人に通じる特定の結果を見出してきたもので科学的根拠のあるもの。 心にとっての余分なダメージや苦痛は行動に反映するわけですから、そこを配慮できるかは重要です。 ⑤物を掴めない(落とす)腕が上がらない、背もたれがないと座れない(どこにひっくり返るか分からない)膝が笑う(膝折れ)など、すべて​恐怖心と不安感​が相乗して動くことを拒否してしまう。 そうなってしまった原因が何かを考えると、寝たきりであっても改善は可能だと感じる。 ​​「もう、できなくなった」​​と言う絶望を感じているわけですから、そこは否定しなくてはなりません。 常に0スタートと考えればプラス1は非常に大きい。 根気よく小さく積み重ねていくことを小さな喜びの積み重ねと変換していく 小さな項目を如何に見つけ出せるか?そこから始める。 段階を踏んで確実に進める必要があり、​信頼と相手の自信を絶やさない​事 ​プラス思考で挑まなくては、「大丈夫か?」など、こちらの不安が相手に悟られる。​ ⑥何よりも業務やボランティア以外での日頃の接し方で人間関係ができていなくては話にならない。 「あんたの言う事なら仕方ないね~」「おまえの間違いなら許すしかねぇな~」くらいの関係は必然になる。 ​あっさり感​も大事で、提案しては引く と言う事を繰り返すことで相手に考える機会と時間を十分に持ってもらう。 認知症が有る程度進んでしまっても脳内では、しかるべき反応がおき、行動や感覚に反映される。 不安を取り除くという意味で、笑顔で問えば笑顔が返ってくるという単純作業の繰り返しが一番になる。 ​ところが、それが一番難しい​​ 関連記事 ​ぬり絵 5​ ​​​​

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