太陽光パネルを設置して1年が経過　"総括"　～メーカーシミュレーションと比較してどうなの?～

2019.11.09

太陽光パネルを設置して1年が経過　"総括"　～メーカーシミュレーションと比較してどうなの?～

どうも、bearの部です。

私が太陽光発電を開始したのは2018年10月のことです。
10月下旬であったため、まるまる1か月の発電は2018年11月からということになります。
先月、2019年10月で1年分の発電データが貯まりましたので、ここで報告したいと思います。

主に、設置したパネル情報と、この1年間の発電量の実情とその評価・考察を中心に記します。

1. 設置した環境
　○メーカー：panasonic
　○製品名：P247αPlus , P120αPlus
　○発電容量：10.84kW
　○方角：東南東
　○都道府県：京都府
　○価格(工事込)：\2,700,000

2. メーカーシミュレーション
　○総発電量：11190kW
　○自己消費：1500kW (\43,500)
　○売電：9690kW (\188,374)
　○利益：\231,874

3. 1年間発電量の発電量実情
　○情報源：実際の発電量をpanasonicアプリHEMSから読み取ったデータ
　○期間：2018年11月～2019年10月
　○総発電量：13137kW
　○総自家消費：1436kW
　○総売電量：11701kW
　○総買電量：2204kW
　○総使用電力量：3630kW
　○最高発電(月)：1718.734kW (2019年5月)
　○最高発電(日)：76.419kW (2019年5月8日)
　○最高利益(月)：\34,745 (2019年5月)
　　※利益=売電金額+自家消費
　　　参考値であり、売電金額は\19.44/kW、自家消費は\29/kWで計算した。

　

4. 考察
　○メーカーシミュレーションと実発電量比較
　

　すべての月でメーカーシミュレーション以上の発電量を記録した。
　シミュレーション比較でいうと、最低は2019年7月の101.4%、最高は2019年5月の134.5%であった。

　1年間を通してみると、シミュレーションが11190kWに対して、実際は13137kWであり、117.4%という結果であった。

　○利益と回収年月
　　太陽光設置費用は\2,700,000であった。
　　まず、メーカーシミュレーションでは、売電収入、自家消費を含めて\231,874。
　　シミュレーション通り発電すると、11.64年で回収できることになる。
　　
　　それに対して実績は、売電収入、自家消費を含めて\269,102。
　　これが続けば9.918年で回収できることになる。

　○自家消費
　　シミュレーションと比較して唯一劣っている部分がある。
　　それが自家消費である。
　　メーカーシミュレーションでは年間1500kWの自家消費を見込んでいたが、
　　実際は、1435kWにとどまった。
　　

　　あくまでメーカーシミュレーションであり、一般的な生活を想定して算出されている。
　　各家庭で生活リズムは異なる。
　　いかに昼に太陽光にて発電した電力を自家消費するかが肝である。
　　共働きの我が家の場合、昼に発電してもリアルタイムで消費することが難しい。
　　上のグラフでは、1500kWを12か月で割って、1か月当たり125kW均等に使うことを想定をしている。
　　8月に顕著にシミュレーション以上自家消費をしている理由は、発電量も高く且つ、夏季休暇により家にいることが比較的多かったことによる。

5. 今後
　○利益
　　考察にて9.918年で投資費用が回収できると示しました。
　　そのため、～10年までは投資した分の回収期間となります。
　　
　　大事なことは、我が家は20年固定で売電しているということです。
　　そのため、利益としては、11年目～20年目までの10年間の期間となり、
　　10年×\269,102=\2,691,020
　　となります。
　　これは1年目の結果を基にした最大値であり、パネルの発電効率は下がっていくものと考えられます。
　　パネルの発電効率についても今後結果を持って報告できればと思います。
　　
　　さらにいうと、もちろん使用する機器に電気的・機械的部分が存在する以上、経年劣化は否めません。
　　パネルで発電した直流を家で使える交流に変換するパワーコンディショナーが一番故障すると言われています。ただしパワーコンディショナーは15年保証がついています。そのため、15年目までに故障した場合は無償で交換できるということになります。

　21年目以降は固定買取制度が終了するため、余った電気は買い取ってくれる業者に売り渡すことなります。
　現在の売値は7円～22円/kWぐらいでしょうか。

仮に将来的な収支を想定してみました。
　

　○将来的には…
　　2019年はFIT制度の終わりを迎える方がおられる中、固定で買い取ってもらっていた電気を自家消費することがこれからの流れだと推測します。
　　そのためには、昼に発電した電気を夜に消費することが最も効率の良く、メリットが出る方法だと思います。
　　それには蓄電池は必須アイテムです。
　　蓄電池を利用して電気を売るよりも自分たちで使って、買う電気を減らすということが重要になります。
　　お金を貯めるには、収入を増やすか、支出を減らすかという方法がありますが、これは支出を減らすという方法ですね。
　　さらに、私が構想しているのは、車も電気自動車、もしくはハイブリットにして、車のガソリン代も発電した電気で賄えるようにしたいと考えています。
　　さらにさらに、現在、ガスと電気を共存させていますが、将来的にはオール電化にしてガス料金をなくすことも考えています。

　　自然から得る無料のエネルギーを最大限に活用して、現時点で普通にかかる費用を削減できれば思います。

　　以上、太陽光パネルを設置して1年経過した実録でした。