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テーマ:本のある暮らし(3185)
カテゴリ:愛する本
岸川さんから推薦いただいていた「〆切本」 来ました。 まずは第一巻。 〆切というものには敏感で事務仕事では時々催促を受けることはあったけれど、基本的にイラチな私は〆切ギリギリと言うのが大嫌い。 仕事し始めたころから本業での〆切に追われたことがない。 前職は教職だったので一番シビアな〆切がテスト製作。 国語を担当していたので35年間の職務のうち、最後の三年間以外は共通テストという経験はない。 自分が担当しているクラスは自分が責任をもって作る。 評価にも全責任を負う。 最近では、評価システムに何かとクレームが入ることがあり、特に若い教員には負担が大きい。 そこで共通テストにして、全責任を教科が負う。評価も共通にする。 したがって、テスト製作には細心の注意と誤解答、別解を用意しなければならない。 テストが始まる一週間前には完成し、全担当がそれを評価しなければならないという。 〆切はシビアなのだ。 教科担当個人が責任をもってやっていたころは飛んでもない教員もいた。 もう時効だからいいだろう。 テストは最低一日前の昼までに出すことになっている、しかしそれが守れない輩がいる。 テスト直前、試験監督が袋から問題を出すと真っ白な紙が入っている・・・(我々はそれを白巻と呼んでいた) ベルが鳴る直前に担当教員が駆け込んで「これと差し替えてくれ」と。 おまえもし間に合わなかったらどうするつもりだったのだ・・・ 毎回、試験製作が間に合わずナーバスブレイクダウンになって休んでしまう教員も・・(無理です) 〆切と言うのは恐ろしいものなのだとつくづく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.16 19:44:30
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