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心の声に従って、成田を訪れました。
まず最初に、成田山新勝寺の起源ともいえる不動塚に行き、そして次に向かったのが麻賀多神社(まかたじんじゃ)でした。 ![]() 深い杜の中にある麻賀多神社 境内にある樹齢千二百年の大杉は天然記念物に指定されています ![]() 麻賀多神社は、印旛郡内に十八社の惣社を持つ古社ですが、この台方社が本社、船形にある船形社が奥津宮になります。 景行42年、日本武尊(やまとたけるのかみ)が東征の時、この地方の五穀の実りが悪いことを知り、村人を集めて七つの玉を埋めて祈願すると、豊作が続く様になったそうです。 その後、応神15年に霊示を受けた印旛国造の伊都許利命(いつこりのみこと)が、玉を掘り出して、麻賀真の大神としてあがめました。 現在の主祭神は、稚産霊神(わかむすびのかみ)で、五穀豊穣と子育ての神様です。 この神社に訪れるのは二回目なのですが、とても清々しく霊験あらたかなのが分かります。 杜の空気がとても美味しく、森林浴をしているみたいです。 昔は、このすぐ近くまで印旛沼の湖水がきていたと伝えられています。 西にある大鳥居は、印旛沼の岸にあって、さらに湖水の中に幾つもの鳥居が続いていたそうです。 近くには宗像神社もあり、きっと海人たちがその昔、四国の阿波国から、この安房国に渡って来たことの名残でしょう。 また神社には、出雲神代文字で書かれた古文書が伝わっているそうです。 そして、今日訪れた目的は、祓戸神です。 ![]() 参道の途中に祓戸神が祀られている祠がありました ![]() その御祭神は、祓戸の大神四神です 祓戸の大神四神は、個人や社会の禍事(まがごと)や、罪(つみ)、穢れ(けがれ)を祓ってくださる祓いと禊(みそぎ)を司る神々です。 禍事とは曲がっていること、罪とは汚れに包まれていること、また汚れがたくさん積もっていること、穢れとは気枯れすなわち、気が枯れている状態をいいます。 物事が偏りはじめると禍事になり、そこから罪・穢れが生れます。 祓戸の大神の司る禊は、魂の垢を削ぐことです。 自分の我欲の心から出た垢を削ぎ落とすのが、禊なのです。 大祓として有名なのが、茅の輪潜りです。 芽の輪を潜ることで、罪や穢を祓います。 潜ることが、水に潜ることと同じであるとも言われています。 また、芽の輪が太陽を表しているとも言われています。 この成田の地にも、大祓の女神、瀬織津姫命が祀られていました。 このことが、成田山新勝寺奥之院の謎に繋がっていくのです。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 10, 2011 11:54:00 PM
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