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7日は、大阪府交野市にある織物神社の七夕祭りに行ってきました。
![]() ![]() 参道の両側には、願い事の記された短冊が付けられた竹が、まるで林の様に立てられていて、とてもきれいでした。 私が、短冊がたくさん付けられた七夕飾りをまじかで見たのは、幼稚園生だったとき以来のことになります。 七夕祭りは、お正月やお盆、ひな祭りや端午の節句などに比べると、いまひとつ存在感が薄いのですが、日本人の心の中に深く刻まれているようです。 機物神社の御祭神は、次の四柱です。 天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ) 栲機千々比売大神(たくはたちじひめおおかみ) 地代主大神(とこしろぬしおおかみ) 八重事代主大神(やえことしろぬしおおかみ) 天棚機比売大神は、棚織姫(たなばたひめ)や棚機津女(たなばたつめ)と同じで、川原に建てられた機織り小屋で神衣を織り、川を上ってくる太陽神を迎える巫女のことでした。 瀬織津姫も、織姫として信仰されている場合があります。 古の巫女は、今日の神道とは異なり、邪馬台国の女王卑弥呼の様にシャーマンとして神に仕えたり、神の言葉を聞き神託を受けたりしていました。 栲機千々比売大神は、天照大神の子の天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の后神であり、天孫降臨をした瓊々杵尊(ににぎのみこと)の母である栲幡千々姫(たくはたちじひめ)のことです。 神名の中の「機」と「幡」の違いはありますが、どちらも布のことをさしていますので同じです。 古代では布には、神が宿ると信じられていました。 七夕を「たなばた」と読むのは、棚機からきています。 「棚」とは、機織り小屋の中で神衣を織るために、床よりも一段高いところに棚を造って機織りをしたからです。「機」は機織りのことです。 その棚機と、中国の織姫牽牛神話が習合して七夕になりました。 平安時代には、宮中でも七夕が行われたと伝えられています。 織姫と牽牛が一年に一度、天の川を渡っての逢瀬。 夏の夜空のロマンスは、私たちの心に琴線に響くものです。 七夕祭りで感じたことは、古の神話のロマンスと棚機津女の機音でした。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 1, 2010 12:04:07 AM
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