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洛西ニュータウンから二条駅前に引越して一週間が経ちました。
台風一過の今日、ようやくインターネットも繋がりました。 10月3日の十五夜お月様は、とても素晴らしかったの一言です。 新居のマンションの非常階段からは、東山の上に昇る満月が大きく見えました。 ![]() そして、翌日4日の日曜日には、近所の神泉苑、善女龍王社に転居のご挨拶のお参りに行きました。 すると、入り口のたて看板に、今日の6時半から観月会が行われ、いつも池に繋がれている龍の屋形舟に乗ってお茶とお菓子をいただけると書かれていました。 「どうせ観月会をするなら、満月の日にすれば良いのに」と思いながらも、「屋形舟に乗ってお月見できるなんて、平安貴族の様で風流」と早速前売り券(700円)を購入しました。 ![]() 観月祭が始まるまでまだ時間があったので、三条商店街で買い物をしてから一度自宅に帰って、早めの夕食を食べてから着物に着替えて出かけてみると、予想以上の人で混み合っています。 善女龍王社の前では、池坊文化学院の那楽部による筝の奉納演奏が行われ、優雅な筝の音が神泉苑の池水に響き渡っていました。 ![]() 秋の草花にお月見団子がお供えされています。 龍の屋形舟の乗り場に行くと、すでにたくさんの人が並んでいました。 10分おきに舟を出すと聞いていたのですが、どうも時間がかかってしまっている様でした。 見ていると、舟が周るコースの途中で立ち往生しています。 後で聞いた話では、池の水かさが浅いので舟底が引掛かってしまっていたそうです。 そんなことで、6時半から8時半までの予定が大幅に遅れてしまい、私が最後の一人として乗ることが出来たのは9時半になってからでした。 それでも、その待ち時間に、観月会をバックアップしている地元の有志に人たちと知り合いになることができました。 龍の屋形舟に乗ってお茶をたてている先生の息子さんとも知り合い、今度25日に茶道のお茶会があることを教えていただきました。 ぜひ参加してみたいと思っています。 ![]() 龍の屋形舟に乗ってみると、とても静かで揺れもなく、夜空に丸いお月様だけが輝いて見えていました。 それは、とても不思議な、異次元にいる様な感覚でした。 平安の貴族たちは、こうして月を眺め、歌を詠み、月の波動を池の水と共に受けていたのです。 舟の中で、大阪風の細長い餅に餡子を被せた月見団子と抹茶をいただきました。 ほんの10分たらずの舟遊びでしたが、神泉苑の池の上から見る月は、格別に美しいものでした。 私の京都洛中ライフは、神泉苑の観月会から始まりました。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 31, 2010 10:24:09 PM
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