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テーマ:香港!!!!(953)
カテゴリ:香港
「守衛」―警固すること。
特に官庁・会社・学校・病院などで、警備に当たる役。 また、その人。(goo国語辞典より) 香港には各ビルごと、マンションごとに守衛がいる。 (エレベーターがないほどのマンションには いないと思います。真相は知らず・・) 彼らの殆どはお年を召した方々で リタイヤの後に守衛として 仕事をしているのだと思われる。 そして彼らの仕事は 決められた時間ごとにビル内を巡回をしたり 不審者への警備をしているのだと 思うのだが 私達が住んでいる所の守衛さんは 様々な人達が任務に勤めてきた。 私が香港に住み始めた当初は 日本語を独学で勉強を しているという守衛さんだった。 私が日本人だと知ると 彼は朝一番に顔を合わせると 「おはようごじゃいましゅ」と 挨拶してくれては 買い物袋を手にビルの入り口で バックから鍵を出そうとしていると 奥からボタン一つで入り口のロック解除を してくれるのだった。 だが、彼は門の所に 知らぬ人が立っていても 誰かまわずにロック解除をしていたので 守衛の意味はなく しばらくして彼の姿は消えていった。 守衛の仕事は、朝晩と二交代制である。 私が香港に来た当時から 夜の守衛をしていた人がいる。 彼は昼間、どこかで働いてきては 夕方6時から夜の守衛として 出勤してくる。 そして、彼は昼の仕事に疲れてか 彼は出勤に来るや 金網で仕切られた守衛用の部屋に 板で簡易ベッドを作り出し タオルケットを掛けて寝だすのである。 私達が夜食を食べに外出しても 門の開ける音やガタンと閉まる音にも動じずに 彼は朝まで寝続け 夜の守衛として私達を守ってくれるのだ。 そして、彼は年中無休で このビルに戻ってきては 夜の守衛として 完璧に私達を守り続けてくれ 最近になってようやく 首になったみたいだ。 そして、結婚して 元気なつるっぱげなおっさんが 昼の守衛としてやってきた。 誰にでも愛想がいい、そのおっさん。 旦那・豊ともすぐに仲がよくなり 「早晨~。○○さん」と 豊を苗字で読んでくれるまでになった。 (豊の元部下が言うには このおっさんはゲイだということだった。 そういえば、○○さぁ~ん♪って 豊を呼ぶ声が妙に尻上がりになってたなぁ・・) 排水の水漏れやクーラーの修理屋を 豊に頼まれて手配してくれたりと いろいろと私達の世話をしてくれた。 そして、ある時、 ワンタン屋で出くわした時 そのおっさんは私達の代金まで 払ってくれたのだ。 こんなにお世話になったのだからと 正月(旧正月)の利是(お年玉)を 奮発したりもした。 だが、こんなにも良くしてくれた人だが 朝からビールを買い込んでは こっそりと飲んでおり よく居眠りをしていた。 アルコール臭をぷんぷんと 匂わせては 入り口付近でタバコをふかせ 時折、千鳥足にもなっていたのである。 そして、去年私が里帰りしてる間に 豊に「200ドル貸して」と せびっては いつの間にか姿を消したのだった。 いろんな守衛さんに出くわしたが 今度の人達は結構まともだと思う。 夜の守衛さんは椅子に座って居眠りするが 音がすると目覚め 「おかえり」と言ってくれる。 そして、昼間の守衛さんは 物静かな人とお見受けするが 一度、家のフラットの前まで 私の後をつけて・・・ え~~~~~~?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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