下天は夢か

2005/12/11(日)13:37

昨日は海

来た見た勝った!古代史(5)

 昨日は、海洋に行ってきました。この時期気温が低いのですが、海は気温よりも高いので、人が減る分快適でしたよ。今は透明度が良く、魚が多いので、潜っていて楽しい時期です。 さて、今こういう本を読んでいます。 http://item.rakuten.co.jp/book/993199/ ワタクシの、名字の関係もあって、この時代の話が好きなのと、春秋~戦国~統一という大きな歴史も、興味あります。そういえば、昔は簡単なルールで楽しめる、エポック孫子が大好きでした。友人と良くプレイしていましたね。簡単だからルールの不備や誤解が少なかったのも良かったなぁ。多人数だと、天命カードが多くて、北方蛮族の活動が盛んで、南や山東半島の国が有利だとか、天命カードの大軍事改革が威力を発揮したりしてました。 さて、本の内容ですが、いわゆる暴君としての解釈の多い始皇帝に、私にとっては合理的な説明を加えてくれている面白い本です。もとより作者の、小説としての部分もあるのですが(韓非子と始皇帝の関係など)、始皇帝の土木工事に関する事や、儒者に関する事、その他社会政治政策に関して、納得のいく解釈があります。 次代の漢帝国に対する評価が高い分、秦の評価が今ひとつだったり、歴史的に勝者といえる漢帝国を擁護する分、秦が不当におとしめられている部分があるのでは?という私の認識とも一致します。 史書に描かれる、徐福に騙され、暗殺者に襲われおろおろし、人民を使役するだけの暴君に、六国を統一するだけの力があるとは思えません。昭襄王の時代に統一するだけの力がありつつ統一できず、始皇帝が初めて統一した事はその一つの証拠ではないかとも思います。 まあ、過ぎ去った歴史は性格に確認できませんのであくまで推測して楽しむだけですが、なかなか面白い時代だと思います。また、春秋~戦国あたりの、いわゆる孫子の新しいゲームとかでないかなぁ。三国志は光栄のゲームで良くやりましたが、いい加減飽きたし、やはりこの時代の方が面白いと思うのです。

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