今日は仕事を休めて幸せでしたｗ
なのでブックオフめぐりと、昨日買った本を読みまくりました～


とりあえず最初に読んだのはコチラ↓


『COLD SLEEP/木原音瀬』(ビーボーイノベルス)
です！！
2003年に発売して絶版になっていたものの新装版でございます。

木原さんは、昨年出た『美しいこと』ってゆーイラストが日高ショーコさんの、
リーマンモノのノベルスが、このBLがやばい2009の10位以内にランクインしたので、
コーナーが作られていたのですが、
私は彼女の作品は物によってかなり好き嫌いが分かれます。


ですが、この作品は久々にかなりヒット…ｗｗｗ

もともと木原さんの作品はHシーンが少なめですが、
これはHシーンがとりあえずほぼ無いｗｗｗ
ので、ソレが目的で読むのは間違いですｗ

間違いです。が、

ストーリーが面白い＆
Hシーンがないのに、なんだか物語自体がなんかエロっちい…(笑)
のは何故なのだ…？？？

STORYのあらすじ
事故で記憶喪失になった高久透と、
何故か高久によくしてくれる、が極端に無口で得体の知れない男、
藤島啓志。
記憶が無く、不安定になっている透は、
何も言わない藤島に苛立ったり、
過去を求めて行き詰って、彼にあたったりしてしまうのですが、
そんな藤島に酔った勢いでキスをされてから、
透の中で何かが動き始め、
彼の中に潜む不器用な優しさにも気がついていくのですが、
彼は相変わらず何も教えてくれなくて…。




っつうことで、
お話自体はかなり好き！妄想も程よく掻き立てられる感じです。
そして藤島がすっげー好き♪ｗｗｗ
透が買ってきたケーキに目を輝かせるのがもう可愛すぎる♪
普段本当に堅いキャラがたまに見せる甘い顔って本当に萌えますよねー
かなり極端に堅い受けのタイプだと思います。
何受けって言うんでしょう…。
病んでる受け？ｗ
ツンデレじゃーないし、強気タイプでもないし、
誘ってもないし。
あ、健気受けとかどうかな。
一途受け？ｗ
でもこーいうタイプの受け木原さんの作品には度々出てくるような気がします～



この『さようならと君は手を振った』ってやつも割りと好きで、
愛欲の狂気？みたいなドロドロなのになんか爽やかな結末がなんか文学作品みたいで
妙にツボったんですが、
この受け君的なかんじ。
なんつうか、健気すぎて痛々しい受けです。
非常に文学的な作品で、寂寥感が良いです。

木原さんの作品は文学的であればあるほど、面白い気がします(自分的には)
彼女の趣味が前面押しで、
結構痛い話も多いんですがｗ

『COLD SLEEP』はシリーズものらしく、
来月と再来月に続編の新装版が刊行されるようなので
非常に楽しみです(ノ´∀｀ )ノ
早く透と藤島を結ばせてやってくれ！と思いました(笑