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北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

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2004.11.11
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カテゴリ:日本と中国の関係
ご存知の通り、日中関係は決して良好な状態とは言えません。中国に対してどのような思いがあろうとも、中国でビジネスをすすめている日本人にとって、日中関係は政治的にも良好であるに越したことはありません。
先月、フランスのシラク大統領一行が中国にやってきました。もちろん政治的な交渉もあったのでしょうが、北京滞在中目立ったのは経済的な活動でした。3Gケータイのシステムを売り込むため中国の大手通信キャリアのトップと会ったり、戦闘機を売り込むため航空ショーを開催したり、もちろんフランスが誇る高速鉄道TGVの売り込みもトップセールスです。技術流出が心配で民間ですら消極的な姿勢を示している日本の新幹線とは大違いです。さらに、北京に数店舗展開していて、過去に中国当局といざこざがあった大型量販チェーン・カルフールの売り場を中国首脳と視察したりしていたのです。まさに、国家を代表するセールスマンとして、北京を飛び回った感じがありました。

一方日本はというと、今の総理大臣は中国を訪問することすらできない状況にあります。もちろん、訪中がかなったとしても、経済的な売り込みの前に、話し合わなければならない政治的な問題が山積しているでしょうが....

11月末開催されるAPECの際に、久々の日中首脳会談が予定されています。反日を旗印とした江沢民さんが引退して、胡錦涛さんの時代になったのですから、小泉さんも少し歩み寄って、日中関係を改善させるためのよき機会だと思っていました。

その矢先に事件です。日本の領海を侵犯した国籍不明の潜水艦は、九分九厘中国海軍のものでしょう。政治的な意図をもっての領海侵犯かどうかは、現時点で何も分かりませんが、日中首脳会談に影響を与えることは必至です。
切っても切れなくなってしまった経済的関係を考慮せず、日本の世論の趨勢は、中国批判に向かうでしょう....それに中国人民も過剰反応して、批難の応酬。またか、と言う感じです。

中国が好きとか嫌いとか思うのは自由ですが、経済的な国益を最優先に国家間の関係を構築していくのが、この時代の趨勢です。仮に中国が日本向け輸出を禁止したら、数ヶ月で食糧危機に陥るのがいまの日本なのです。
まして、中国を好きとか好きじゃないとかに関わらず、中国でビジネスを進めている日本人もたくさんいるわけです。日中関係がギクシャクすればギクシャクするほど、ビジネスにも悪い影響があるのです。

あの潜水艦はきっと中国海軍のものでしょう。日本政府がどう解決しようとしているか、いまは知る由もありませんが、できることなら、「あの潜水艦は中国海軍のものでしたが、そうでなかったことにしておこう」くらいの姿勢で、両国政府のトップ同士が大人の外交によって、何とかうまくやってくれないかな、と切実に願っています。
もちろん、日本のメディアや世論がそうした解決方策を受容してくれる環境が必要なわけですが....






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Last updated  2004.11.12 10:25:41
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