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北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

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2004.12.09
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カテゴリ:ビジネス習慣
部門責任者(「総監(ディレクター)」や「経理(マネージャー)」という肩書きが多い)に初めてお目にかかろうと、中国の大企業を訪問すると、日本のビジネスマンにすれば「こむすめ」みたいな女の子が出て来たりします。秘書か助手だろう、甘く見ていると、ご当人だったりします。その横に同席する「おっちゃん」が彼女の部下だったりします。
部門責任者(「主任」という肩書きが多い)に頭を下げるため、中国のお役所を訪問すると、「おばちゃん」みたいな女性が出て来たりします。話のわかる「おばちゃん」も居れば、話のわからない「おばちゃん」も居ます。
中国のビジネスシーンにはジェンダーがありません。男性も女性も、ほぼ同等の機会が与えられています。ですから、日本と比べると女性の管理職がたくさん登場します。アメリカやヨーロッパと比べても、意欲と能力のある女性にとってのビジネス・フィールドが広い、と言える感じがしますす。

兎角日本ではビジネスにおける女性の役割はあまり大きくありませんし、地位も高くありません。女性の役員や管理職が誕生するとニュースになるくらいです。第一線で頑張る女性もたくさん居るのですが、ちょっと特別な視線で見られがちです。多くの企業ではアシスタント止まりだったりします。
私も北京に着任したばかりの頃は、日本企業における女性に対する先入観バリバリな状況でした。大事な仕事を委ねられないのではないか、どうせ結婚したり子どもができると辞めてしまうのではないか、感情の起伏が激しくて扱いにくいのではないか、そんな目で女性スタッフを見ていた時期がありました。

でも、そのような先入観は1年ほどで完全に払拭されます。
同等の能力を持った男性スタッフと比べるしかないのですが、大事な仕事も充分任せられますし、結婚や出産を理由に仕事を辞めていくこともほとんどありませんし、感情の起伏が激しいのは、北方中国の場合、むしろ男性のような気がしてしまうくらいです。

中国と日本は社会構造が違います。この数十年間の中国は「労働者の国家」だったわけで、女性も外で働くのは当たり前と言う意識が植え付けられたのでしょう。多くの女性は、生涯働くことを前提に人生設計をしています。ですから、例えば将来、会社を興すとか、大企業の役員になるとか、ビジネスにおける自分自身の目標を持っている女性がたくさんいるのです。
もちろんいろんな考えを持った人が居るのは、日本も中国も変わりないですから、お金持ちと結婚して仕事辞めて優雅な生活を、と願っている女性だって居ます。ただ、ビジネスで頑張ろうと考えている女性にとっては、良い環境であることは確かでしょう。

こうした女性たちを政策でしっかりバックアップしているか、というと実はそうでも無いのです。女性の生理、出産、育児などの休暇に関する法制度は日本のほうが充実しているのではないか、と思うくらいです。
では、なぜ結婚しても、子どもがいても、仕事を続けていけるのかと言うと、周りの人たちの協力があるからでしょう。夫も家事をする、父母義父母が子どもの面倒を看る、或いは地域社会、親戚が働く女性をバックアップする。つまり、周りの人たちの協力で女性は働くことができて、周りの人たちも働く女性から経済的な恩恵を受けることができる ---例えば、共稼ぎしないと豊かな生活が送れない、或いは早期退職した父母を経済的に面倒を看なければならない、と言った消極的な理由かもしれませんが---と言った社会構造があるからです。

ウチの会社のスタッフの6割は女性です。マネージャークラスの7割が女性です。社長(総経理)も女性です。私がフェミニストで女性に囲まれて仕事をしたいから、こうなったのではありません。経験と能力と実績重視のシビアな採用と考課でこうなっただけです。
女性スタッフの誰が結婚していて、誰に子どもがいるか、などと言うことは、ほとんど知りません。北京に着任したての頃は、スタッフの採用面接で既婚の女性応募者に「子どもができたら仕事はどうするの?」なんて質問してた自分が恥ずかしいくらいです。いまはもうそんな質問をしません。

出張で日本の本社に戻るたびに、なんて男社会なんだろう、と思うようになってしまいました。どちらかと言うとウチの業界では、女性が活躍しているほうなのですが、女性社員の比率は少ないし、任されている仕事も....何だか気の毒に思うくらいです。





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Last updated  2004.12.09 17:35:55
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