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北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

2005.02.28
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カテゴリ:中国関連ニュース
春節(旧正月)のお休みを利用して、ほぼ7年ぶりにオーストラリアのシドニーに行ってきました。シドニーは私が北京に来る前の赴任地で、1997年のほぼ1年間をシドニーで過ごしたので、懐かしい土地です。
街並みや風景はオリンピックを挟んでいるのに、7年前とあまり変わっていませんでした。もちろん、以前良く通ったレストランや日本風の居酒屋が店の名前を変えたり、無くなっていたりしていましたが。ただ、97年の頃と比べて街に活気が溢れているような感じを受けました。街を走る自動車は、以前はポンコツ車や良くてオーストラリア製のGMかトヨタが中心だったのに、ベンツやBMWなどの高級車を多く目にしました。

シドニーに住むオーストラリア人ジャーナリストの友人に話を聞くと、いまオーストラリアは"プチ・バブル"になっている、との話。シドニーオリンピックを終え、2002年頃からこの2年間は"なんとなく"好景気が続いている、と言います。
97年当時は、日本円で3,000万円も出せば、シドニー郊外に海の見えるプール付きの邸宅を手に入れることができる、ということで、私もリタイヤしたらシドニーに家を買ってのんびりしたいものだ、などと思っていました。ところが今では、同じくらいの一軒家を買うとすると日本円で1億円(120万オーストラリアドル)でも難しくなったと言います。

そういえば、東京-シドニーのフライトは行きも帰りも満席状態でした。行きは中国の旧正月と言うこともあって、中国系の乗客もだいぶ多かったのですが、帰りは日系キャリアのフライトにもかかわらず、オーストラリア人と思われる乗客が7割を占めていました。ビジネス客と言うよりは、恋人同士或いは家族と言った感じの乗客が多かったのです。話を聞くと、ディストネーション(最終目的地)は日本。何しに行くかと言うと、温泉とスキーに行くらしいのです。
以前からオーストラリアの金持ちは、クリスマスや建国記念日のバケーションに"避暑"のため、カナダやヨーロッパにスキーに出かけたりしていました。平均1ヶ月くらい休暇をとって、片道20時間近くかけてバケーションに繰り出していたわけです。ところが、最近増えた"プチ金持ち"はビジネスも忙しいので1ヶ月もの長い休暇は取れないらしく(それでも最低2週間は休むみたいですが)、カナダやヨーロッパの半分の時間で行ける日本で"避暑"を楽しむことが流行らしいのです。

北海道のニセコは雪質も良いらしくスキー場としての名声が高いようで、日本式の温泉も楽しめるので、あまり長い休みを取れない"プチ金持ち"は、日本でヴァケーションを楽しむと言うわけです。家族4人で北海道に2週間滞在すると、軽く2~300万円かかってしまうのですが、ニセコには1年間で5万人のスキー客がオーストラリアからやってくると言います。

どうしてそんなに景気がいいの?とオーストラリア人の友人に尋ねました。「確かに景気がいいんだけど、誰がどうやって儲けているか分からない」と彼女は言いました。いっぽうでクレジットカードの利用過剰が社会問題になりつつあるそうです。
"プチ・バブル"の雰囲気に呑まれ、そんなに儲かっていない人たちまでクレジットカードやローンで、どんどん消費しているらしく、カード破産する人も出始めているらしいのです。確かに電車やフェリーの中の広告ポスターも住宅ローン関連が目に付きました。まさにちょっと前のアメリカの住宅景気みたいな感じでしょう。ただ、"金回り"が良いことだけは確かなようです。

さてオーストラリアの"金回り"を支えているのは、何を隠そう中国だったのです。輸出産業などほとんど無かったオーストラリアですが、鉄鉱石、石炭という、経済発展中の中国が喉から手を出して欲しがるような天然資源が豊富にあるのです。一般的には、これらの輸出に支えられてオーストラリアの経済が伸長していると考えられています。

シドニーには20世紀初頭からの中華系移民が多くいて例の如くチャイナ・タウンを形成していますが、現在"資源の買い付け役"として幅を利かせているのは、文革以降、特にここ20年でオーストラリアに移ってきた中国大陸出身者とのことです。確かにチャイナ・タウンのレストランでは相変わらず、福建語や広東語を耳にしますが、カジノで巨額なお金をかけて楽しんでいるアジア系の人たちは標準語(北京語)で話す人が圧倒的に多かったです。私はミニマム・ビット1ドルのテーブルでのちまちま楽しんでいたのですが、100ドルのテーブルでチップをでかでかと積み重ねていたのは、ほとんどが最近移民してきた中国人でした。

中国マネーがオーストラリアを潤わせ、オーストラリア人が日本にスキーに出かけてお金を落とす。少し前までは想像もしなかったことが起きているのです。






Last updated  2005.02.28 12:40:44
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