カテゴリ:危機管理・PRとメディア
中国において9月3日は抗日戦勝記念日です。特に60周年にあたる今年は、盛大なイベントが予定されています。天安門広場は一般の入場が禁止されるようですが、記念式典のためなのか、反日デモの暴動化を防ぐためなのか、まださだかではありません。
まぁ中国のテレビを見ていると、この時期は抗日戦争モノのドラマや映画がたくさん放送されていて、ウンザリしてしまいます。 前日の9月2日は「前夜祭」が行われ、9月3日は人民大会堂で「記念大会」が行われるそうです。当然この模様は、国家ご用達の中国中央電視台(CCTV)で生中継される予定です。CCTVは現在15チャンネルを持っていますが、そのうちの最低3つのチャンネルで同時放送されるようです。国家の重大行事ですから、地方のテレビ局もこのCCTVの中継番組を再送信して放送することになります。 さて、今日になって突然CCTVから以下のような通知がありました。 9月2日12:00~9月3日18:00までの間、日本企業、日中合弁企業、日本製品の販売代理店など日本関係の広告は一切放送しません。中国製品の広告であっても、例えば「日本技術」などの表現がある広告は放送しません。 この期間、CCTVは日本企業のCMを放送しないと言うわけです。 まあ、抗日戦争を取り上げている時間帯にCMを流すような日本企業は少ないわけで、ウチの場合は日本のクライアントさんに新聞広告の掲載スケジュールもずらすようアドバイスしています。 この期間、CCTVなどにテレビCMを放送する予定になっている日系企業の皆さんは、ご留意ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[危機管理・PRとメディア] カテゴリの最新記事
正に反日行為であることを証明するような物ですね。広州では昨日の夜は7時半で4局それぞれ別の反日番組をやっていました。英語ニュースの中でも。気がどんどんめいってきます。
会社の人たちは寮生活でTVの無い生活をしていますが、 (2005.09.01 15:43:47)
sinarsinarさん、コメントありがとうございます。
抗日番組の中で日本ブランドのCMが流れても逆効果ですからね、仕方ないといえば仕方ないと思っています。 日本でもこれに似たような規制があるにはあるんですよ...そのいい例が1988-89年の"自主規制"でして。 (2005.09.02 19:39:48) |
|