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北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

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2005.11.15
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たくさんの日本企業が中国市場でモノを売るようになって、また時折NHKなどが中国で"活躍する"日系企業をニュースや番組でちょうちん記事よろしく取り上げたりしていますから、日本から見ると中国は日本ブランドで溢れかえっているように思われている方も多いと思います。
でも日本ブランドは、コンシュマー製品の領域では大活躍しているわけではありません。マーケットシェアのトップ5に日本ブランドが入るカテゴリーと言えば、デジカメとムービーカム(いわゆるビデオカメラ)、インクジェット・プリンタくらいなものです。残念なことに日本が誇る自動車ですらブランドとしてトップ5にランキングされるかどうか微妙な状態です。ましてトイレタリーや食品など、"巨大市場"と呼ばれる中国に適したカテゴリーになると、まだまだです。

日本と同様にデジカメについては一巡してしまい販売数量は下降しています。でも日本と違うところは、貧乏人でデジカメを買うことができなかった人たちも一山当てるとお金持ちになってデジカメを買えるターゲットにアップグレードすることでしょう。ですから、こうした贅沢品は、お金持ち層の需要が一段落したからといって諦めることは無いのです。絶対数量は減りますが、中国の小金持ち層は日々エントリーしていますから。

ムービーカム市場はデジカメよりも更に小さなマーケットです。そもそも中国は(多くの新興国家同様)再生文化圏です。VHSのビデオデッキなど必要としませんでした。既存の映像ソフト(VCDやDVD)を再生できれば良かったのです。テレビ番組を録画して楽しむという日本のような録画文化が発展しなかったので、ハードディスク・レコーダーなども、イマイチ需要を喚起しきれていないのです。
ムービーカムもどちらかと言うと録画文化の産物ですから、日本なんかよりはもともと需要が小さかったわけです。ところが中華民族の多くは写真が大好きで、特に自分が被写体になるのを楽しむことが多いので、デジカメはかなりヒットしました。デジカメでもある程度のムービー撮影は可能ですが、やはり自分がテレビに出演でもしているようにテレビ画面で美しい動画を楽しめるのは魅力的ですから、ムービーカムの存在意義は大きいのです。

それでも、VHSテープに慣れ親しんだ日本人とは違い、カセットテープからいきなり光ディスクに進化を遂げた中国の人たちにとっては、小さなDVテープとは言え扱いにくいものだったようです。ところが、DVDに録画できるムービーカムの登場により、そうしたハンディキャップを克服することが可能になりました。ムービーカムをデジカメの延長線上で捉えている中国の消費者が多いので、解像度(画素数)は大きければ大きいほど人気が高くなります。デジカメ・クラスの動画では自分がテレビドラマの主人公になれないので、高画質のムービーカムを求めるのですから。

中国ではS社はDVD録画タイプのムービーカムの販売に力を入れていますが、J社が最近発売したハードディスク録画タイプは中国でブレイクするのではないかと秘かに期待しています。DVテープでもDVD-Rでも1つ50RMB以上しますが、30GBと大容量のハードディスクならそうした出費が要りません。月給の2倍も3倍もするムービーカムを購入する人たちが多いわけで、ランニングコストについては"セコく"考えざるを得ないでしょう。

ちなみに、中国におけるムービーカム市場は、日本ブランドのS社-P社-J社-C社の4社で80%のシェアを占めています。SAMSUNGが10%弱のシェアを持ちますが、90%は日本ブランドです。購入者も月収3,000RMB以上の家庭から2,000RMB台の家庭へと広がりを見せていて、旅先での自分自身や自分の可愛いベイビーをムービースターとして演出したいと願っている人たちにとって、結構欲しいモノになっています。
日本ブランドはこのチャンスを逃さずに頑張って欲しいものです.....





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Last updated  2005.11.15 12:57:01
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